正月の縁起物!尾張七福神を巡る旅
愛知正月の縁起物!尾張七福神を巡る旅
七福神というのは正月の縁起物。おおよそ正月の三が日、あるいは松の内に巡る風習があります。 ところで七福神を正確に言えますか? 「大黒様」「恵比寿様」「布袋様」「弁天様」「毘沙門天」と、ここまでは何とか出てきますが、「寿老人」と「福禄寿」がなかなか出ないかもしれません。 七福神自体は日本全国あちこちに存在しています。今回の舞台は愛知県祖父江町。ここに唐突に建っている場違いな程立派な善光寺東海別院とともに「尾張七福神巡り」が存在します。 こちらはお手軽な名鉄ツアー等もあり人気がある定番スポットですが、普通は車でしょ。参拝者の中には全て徒歩で廻る方もいらっしゃいます。その辺りはご自身のスタイルでどうぞ。今回は「尾張七福神とその周辺」がテーマです。
尾張七福神めぐり 福禄寿 かの有名な「信州善光寺」の関係寺院です。正面の切妻唐破風屋根が堂々としています。ちなみに当善光寺の戒壇巡りは「必見」です。暗闇を巡る戒壇巡りにおいて何故「必見」なのか。その謎はご自身で確認を。 通常はここより七福神ツアーを開始されるかと思います。お車の方は当善光寺の駐車場を利用し、次の「根福寺」と、すぐ近くの「正塔院」攻略をオススメします。 善光寺東海別院の詳細はこちらをクリック→
いきなり涅槃像
境内に入るといきなり涅槃像の歓迎を受けます。是非ナデナデしてあげてください。
色紙タイプの台紙
通常の色紙より二回り程大きい七福神御朱印用の特製台紙。この御朱印を頂く際にとんでもなく笑撃のドタバタ劇があったのでした。もう大変だったんですから。(大笑)
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七福神を始める前、弁財天の場所を探すと「歓喜院」になっていて、場所を探すのにむちゃんこ苦労したのであります。しかしその資料はどうやら古いもので、最近では刈萱堂(祖父江観音)の方になっているようです。ということでここは「旧弁財天」ということで記憶しておきましょう。
祖父江の町というのはギンナンの大生産地なのであります。秋になるとそれこそ一面真っ黄色に色づき、ギンナン特有の香りが周囲に漂います。モチロン特産品のギンナン自体も特級品。粒が大きい特大が味も香りも良くてオススメ。
この辺り、意外に古い建物があります。祖父江幼稚園もこの通り。
多分民家だと思う
残念ながら廃墟でした。民家というより元医院だったという雰囲気がある建物。
馬飼大橋と書いて「まかいおおはし」と呼びます。決して「うまかいおおはし」ではないんですよね。笑い話ですが、最初この名前を耳で聞いた時「魔界大橋?」と聞き直してしまいました。ちなみにこの堤の上流側は流れが穏やかになっている地域で、夕日が映えます。
重要な木曽川の橋
木曽川を渡る橋って少ないんですよね。この馬飼大橋は岐阜県都愛知kンを結ぶ数少ない貴重な道路になっています。
七福神を全て押さえたら温泉でのんびりしましょう。位置的に木曽川の反対側ですが、車なら馬飼大橋を渡ってすぐ。真っ当な温泉なのにリーズナブル。利用されてる方の平均年齢が60歳を超えているような気もしますが大丈夫です。何の気兼ねなく利用出来ます。
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ここは通称「中野の渡し」といって、木曽川の両岸を結ぶ渡し船になっています。かつて遠い昔、濃尾大橋や馬飼大橋が無かった頃、この辺りでは唯一の交通手段だったようです。現在では現役としての役目は終え、観光として残されているようです。しかし、近い将来新濃尾大橋の計画があり、完成後には廃止される可能性があります。この辺りでは貴重な渡し船です。ご利用はお早めに。
利用は無料です
渡しの正式名称は「愛知県営西中野渡船場」といい、愛知県と岐阜県とで経営しているため無料で利用できます。忙しい時は無理ですが、そうでもない時は往復だけでも気軽に応じてくれるかも。
川風が気持ちいい
実際の乗船時間は片道5分ほど。反対側から渡りたい時は備え付けの旗を上げると迎えに来るシステム。穏やかな川表の川風が気持ちいいです。