本物の富士山が絵画!? "風景美術館"のある日本平は家族みんなで楽しい場所。
静岡本物の富士山が絵画!? "風景美術館"のある日本平は家族みんなで楽しい場所。
静岡市は静岡県内では富士山からも離れているため、富士山目当ての観光客は少ないのですが、実はとてもすばらしいビュースポットが。それが日本平。しかも、観光スポットたっぷりで朝から夕暮れまで子ども連れで楽しめる貴重な場所。冬の方が富士山が見える確率が高いのでおすすめ。東京駅付近からなら車で2時間ほど。1泊2日なら、1日目に日本平動物園に行ってたっぷり遊んだ後、「風景美術館」日本平ホテルに宿泊して美しい富士山を堪能し、翌日ロープーウェイで家康公ゆかりの久能山東照宮で荘厳な建築を楽しみ、最後は久能の名産イチゴのジェラートで締めくくる。そんな大人も子どもも楽しい週末旅はいかがですか?
日本平の山頂、清水港から興津に伸びる駿河湾の美しい湾曲線と霊峰富士を眼下に眺める抜群の風景を、「風景美術館」というコンセプトのもとにまるで絵画のように切り取るホテル。ダイニングはもちろん、部屋からもこの美しい景色を1日中眺めていられる。隠れた富士山穴場ビュースポット。
昼間動物園で遊びすぎても寝てしまわないように・・・
ホテルからの夜景。清水の夜景が駿河湾の黒の余白感に混ざる感じがとても美しいです。
大改装して本当にお洒落になりました
日本平ホテルは1964年に創業し、2012年に大改装を実施。この変身ぶりには静岡市民も度肝を抜かれました。都会的!
こちらは改装前
こちらも雰囲気があって嫌いではなかったのですがね。
キムタクの華麗なる一族、万俵家の庭園
「華麗なる一族」のロケにつかわれたのがこのホテルの庭。こちらの将軍池、ドラマの撮影が行なわれる前は、ひょうたん池と呼ばれる幼児用プールだった!
子ども連れにも優しいホテル
家族連れプランがあったり、ホテル前に広がる1万5千坪の芝生ガーデンは子どもが裸足て駆けても大丈夫なように、庭園係さんがしっかり管理してくれている、子ども連れにも嬉しいホテル。
規模はそんなに大きくないですが、リニューアルをして「行動展示」を楽しめる動物園。有名動物園のように動物よりも人を見に来た・・・という感じにならずに、子連れでもじっくりこころゆくまで動物を見ることができます。屋内型になっている施設が多いので、季節を通じ小さな子ども連れでも楽しめる。
愛すべきキャラ、アメリカンバイソンのマック君。
日本平動物園のスターといえば、しろくまのロッシーなのですが、私がオススメしたいのはアメリカンバイソンのマック。何度見ても飽きません。理由を文章で説明するのが難しいため、とにかく足を運んでみてください。ただし、2014年9月現在「アメリカンバイソン舎」新築中により会えないので、詳しくはホームページで確認を。http://www.nhdzoo.jp/
猛獣館299 (にっ・きゅっ・きゅう~)
アムールトラ、ゴマフアザラシ、ジャガー、ピューマ、ホッキョクグマ、ライオンなどのメジャーどころが一同に会し、生態に合わせ工夫された建物によって迫力満点な暮らしぶりを見ることができる素敵な施設。屋内なので雨の日でもへっちゃら。
お腹が空いたら「レッサーパン」を食べよう
お昼近くなると、近所の「池田の森ベーカリー」の出張屋台で動物の形の手作りパンを販売している。人気のものは早めになくなってしまうので、お昼頃を狙って、動物園のメインゲート付近でゲットしましょう。
静岡は駿府城をはじめとして徳川家康公にゆかりが深い場所ですが、ここ久能山東照宮は家康公が祀られている神社。写真の壮麗なる社殿は江戸時代を代表する大工頭、中井大和守正清により造営されたもの。2006年に社殿をよみがえらせるために現代の名工により行われた修復工事の技術の高さもぜひ楽しみたいポイント。2010年に本殿、石の間、拝殿が国宝に指定されている。
いちいちごくろうさん
久能山東照宮のお参りの方法は二種類。ロープーウェイか、山下にある石鳥居から数えて1159段の段数を誇り、「いちいちご苦労さん」と呼ばれる階段か。小さなお子様連れの場合は迷わずロープーウェイで行きましょう!
家康ガンダム公を拝みましょう
模型産業の発祥の地である静岡。バンダイをはじめ多くの模型メーカーが今でも軒を連ねていることをたくさんの人に知ってもらいたい、ということでバンダイから東照宮に奉納されたプレミアもの。別の話になりますが、同じ静岡市内にあるバンダイの工場は工場見学もできます。(要事前申し込み・抽選)https://ssl.bandai.co.jp/bhc/usr/calendar.php
久能山東照宮の階段を降りると、そこはイチゴ農家が並ぶ『いちご海岸通り』。少し東の方に行ったところにあるいちご農園が営むジェラート屋さん。ここに来たら必ず!いちごのコンフィチュールジェラートを頼みましょう。苺のつぶつぶ感がこんなにもしっかり残っているジェラートは他ではなかなか食せません。いちごのことを知り尽くした農家さんだからこその味。「散歩の達人」にも掲載されたほど。