ちょっとDeep台湾 蘭陽の自然、文化、歴史に触れ、温泉街・礁溪に泊まる1泊2日
海外ちょっとDeep台湾 蘭陽の自然、文化、歴史に触れ、温泉街・礁溪に泊まる1泊2日
蘭陽とは台北から雪山トンネルを抜けたところにある宜蘭地区の平地一帯で、現在は宜蘭平原とも呼ばれています。 また、以前は台湾原住民平埔族カバラン(噶瑪蘭)族の居住地でもあり、この一帯の旧地名を「噶瑪蘭」と言いました。 ここ蘭陽地区は恵まれた大自然と特有の文化、約220年の歴史があります。魅力ある所でご案内したい場所もまだまだたくさんありますが、今回は駅付近の観光スポットを巡り、温泉でリラックスする1泊2日の旅をご紹介したします。
このプランの行程
初日
台鉄特急 約70〜90分
列車の旅です。途中美しい海の景色も!
4分
100年前の街並みにタイムスリップです。
2分
財神亀に触れて御利益を頂きます!
5分
2分
3分
バスでも行けますが、本数が少ないのでタクシー移動です。
6分
バスの本数が少ないのでタクシー移動。
台鉄電車 約8分
駅の近くには食事、レストランが並んでいますよ。 お好みのを昼食をどうぞ!
2分
先に荷物をホテルに預けましょう。
6分
時間が有れば是非行って欲しい所です。 交通は少し不便なので往復共タクシーです移動です。
9分
無料の足湯があり、絵本作家さんとコラボしたうさぎのオブジェが可愛い公園です。
11分
ドクターフィッシュの足湯があります。
5分
ここでしか買えない地元名産のお店です!
6分
美肌の湯を満喫、リラックスできますよ!
二日目
台鉄電車 約25分
駅も駅前もアートです。
7分
自然に触れて心リフレッシュです。
7分
台鉄電車 約5分
16分
駅からバスでも移動出来ますが、タクシーが便利。
伝統と文化に触れることが出来るテーマパークです。
バス 約30分
約30分に1本「台湾好行」のバスが出ています。 15:30くらいのバスで移動されるのをお勧め。
林業で栄えた歴史を知ることが出来ます。
19分
台鉄特急 約80〜90分
このプランのスポット一覧
もちろん台北駅からの出発も可能ですが、台北より北へ、宜蘭方面へはここからの出発も便利ですので、台北のお隣の駅松山駅をご紹介いたします。 台鉄松山駅は、MRT松山駅に地下で繋がっており、駅の1階、2階はグルメストリートになっています。
頭城は、宜蘭県の北に位置している県内で最初に開発が進んだ約220年の歴史がある街。 その玄関である頭城駅の駅舎のデザインは頭城老街の街並みをイメージしています。一部の特急列車が停車するので便利ですよ。
頭城車站(駅)前広場
駅の前には広場があり、そこには「開蘭第一城(宜蘭で一番に開拓された街)」と書かれた、どっしり感あふれる記念碑があります。
頭城車站(駅)から徒歩約5分の所に、以前の街並みを残している老街があります。 駅周辺の観光スポットで、ここが栄えていた時の様子を垣間見ることが出来ますよ。 南門にある「福徳廟」から北門にある「福徳廟」までの和平路が今の老街。「福徳廟」は土地の神様で、その地域を豊かに幸福にするご利益があるので、貿易と農業で栄えていた街の良い運気が逃げないよう約160年前から南北の入口に祀られています。
頭城老街地図
老街の入口や、十字路にある老街地図。約600mの老街にある見どころが書かれています。
頭城老街地図
頭城慶元宮前にある老街地図。 こちらはカラーで見どころや歴史建築の絵が描かれてありますよ!
「南門福徳廟」の老街入口の所にある「財神亀」。 伝説によると、もともとここにあった「財神亀」は「南門福徳廟」を建てる際、他の場所に移されましたがその後行方が分からなくなりました。それを懐かしむ地元の方の声に、2011年にふたたび「財神亀」が置かれました。小さな「財神亀」がここを囲んで見守っています。
財神亀
奥にある碑文には、「財神亀」の各部位にはどのようなご利益があるか書いてあります。 その部位に触れお願いすると思いが叶うと言われています。
福徳廟土地公ガチャ
土地公とはその土地、地域を守り幸運をもたらす神様。 その神様を模したオブジェだと思ってしまいますが、実はガチャガチャなんですよ。ほっこりします。
陳春記商號
日本統治時代、大正年間に建てらてたレンガ建築。当時は雑貨と取り扱っていた商店でした。 源合成商號の建築と並んでこのエリアを代表する歴史建築です。
源合成商號
日本統治時代、大正年間に建てられた円柱が特徴的なレンガ造り建築。 当時は雑貨と染物を取り扱っていた商店でした。陳春記商號の建築と並んでこのエリアを代表する歴史建築です。
約100年前に建てられた、当時初めて投票で選出した宜蘭県長「盧纉祥氏」の住居で、宜蘭県でもっとも豪華な邸宅でした。 和洋折衷の設計が特徴的で、当時ここが貿易の地として栄えていたことがわかります。
頭圍港跡
清時代に使われていた当時では宜蘭唯一の貿易港跡。 台風や洪水などで水底に土砂が堆積し利用できなくなり、現在は池になってしまいました。
十三行
当時13戸並んでいた長屋で、約150年前に建てられたものです。 今2戸しか残っていませんが、古跡に指定され整備されました。
ウォールアート
昔懐かしい商店の様子などが描かれているウォールアート。 インスタスポットにもなっています。
李榮春文學館
頭城出身の作家「李榮春氏」を紹介している文学館。 この建築は、日本時代に建てらた小学校の教員宿舎だったものです。 長年放置され、解体の話が出ましたが地元の人たちの働きで「李榮春文学館」に生まれ変わりました。
頭城のスイーツといえばここ「阿宗芋氷城」! 老街からほど近い所にあり、いつ行ってもこのアイスを求める多くの人でにぎわっています。 宅配(国内)のサービスもあり、これも人気の理由の一つです。
阿宗芋氷城のアイス
カップに入れるトリプルアイス。一人前このボリュームでなんと50元、安い! 口当たりはアイスとシャーベットの中間で、お味も甘すぎず食べ安いですよ。
阿宗芋氷城メニュー
フレーバーは、看板メニューの「タロイモ」、「あずき」、「パイン」、「ピーナッツ」、「リュウガン」、「黒米」の6種類。 好きなフレーバーを3つ選んでいただきます。
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「宜蘭そのものがひとつの博物館であり、蘭陽博物館はこの博物館(宜蘭)へと通じる入り口」という理念で造られた博物館。 「蘭陽」とは「宜蘭」の別称で、地元の企業名や商品名などでよく使われています。 博物館には「宜蘭地域」の風習や歴史、先住民「カバラン族」等についての展示があり、文化継承や教育の場としても大きな役割を担っています。 要入場料 水曜日、旧正月期間休館
蘭陽博物館内部
以前の街、生活、漁をする様子や蘭陽の生態、今も続くお祭りの様子が詳しく展示、紹介されています。
鳥石港
この地域を代表する観光漁港。 以前は、重要な貿易港として発展した所で、現在は新しい港が整備され、ホエールウォッチングなどの観光船の港としても利用されています。 港の前には新鮮な魚介類をいただける海鮮料理レストランも並んでいます。
「礁渓」は台湾を代表する温泉街で、台湾では唯一平地にある温泉なんです。 現在は、大型のホテルも出来大きく発展した所で、1年中多くの人がここを訪れています。
礁渓車站(駅)前通り
駅前の通りにある街灯に、温泉マーク付きの「礁渓温泉」の文字が! これを見ると、ここに来た実感がわきます!
10年前に再整備され開放された温泉公園。 公園内には日本風木造建築の「森林風呂(有料)」や「足湯エリア」、「温泉プール」等があり、公園内の景色も美しくゆったり、のんびりできるところでもあります。
公園内足湯
公園になる足湯。 足湯は無料で楽しむことが出来ます。温泉が豊かな街ならではですね。
公園内オブジェ
公園内にはいろんなところで、宜蘭出身の絵本作家「ジミー」さんとコラボしたかわいいウサギのオブジェを目にすることが出来ます。 この3匹のウサギは温泉を満喫していますね。。かわいくて癒されます。
公園内サービスセンター
宜蘭地区の旅行案内や地元の名産品などいろいろな現地情報が収集できる所です。 お時間あればぜひ寄ってみてください。
礁渓の紹介
ここ礁渓の水質や温泉について、地元の温泉産業についての紹介などがあります。 私も、勉強になりました。
礁渓バスターミナル
温泉公園の横にはバスターミナルがあります。 宜蘭地区の各地へ行くバスの他、台北へ行くバスも出ていますよ。
温泉が湧き出る場所を、約15年前に整備してできた温泉公園。 お土産などが購入できる繁華街にあり、無料の足湯エリアや有料の浴場もあり、観光途中のブレイクでも人が集まる人気のスポットです。
九號咖啡BAR
軽食やドリンクを提供するスタンド。 ドクターフィッシュの足湯も併設しているので、体験してみてはいかがでしょう!
ドクターフィッシュの足湯
足湯につかりながら、ドクターフィッシュ!! 気持ちいい!!
「弈順軒」は地元宜蘭地区にしかないパン屋さん。 宜蘭、羅東、礁渓の3店舗しかありませんが、地元の人に大変人気のお店で、どのお店もいつもたくさんのお客さんが。。 ここに来たらやっぱり買わないと!!
弈順軒 宜蘭名産 牛舌餅
宜蘭の名産で有名なのは、パイのような口触りの「牛舌餅」。 薄焼きと厚焼きの2種類あり、ここでは厚焼きの方は「牛尾巴(しっぽ)」と呼んでいます。 フレーバーは「プレーン」、「チーズ」、宜蘭名産の葱「三星葱」、「シロップ」などがあります。
弈順軒
もちろん、パンの種類も多く食べやすい味のものが揃っています。 明日の朝ごはんに買っちゃいます!
鴨賞之家
弈順軒のお隣にあるご当地名産のお店。 ここも礁渓のお土産として有名なお店で、味付き燻製ダックや果物の蜜付けなどが看板商品なのです。
鴨賞之家
燻製ダックは試食もできます。 とても癖になる味ですよ。 でも、お肉は日本へ落ち込めないのが残念!ご留意ください。
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宜蘭出身の女性彫刻家「呂美麗さん」の作品芸術館。 作品は写真撮影できないので、ここではご覧いただけず大変残念ですが、一つ一つが大変細かくまるで本物そっくりに仕上がっているんです。 特に日常生活を題材とした「洗濯物」、「お弁当箱」、「軍手」などの作品は親しみもあり見入ってしまいました!! お時間があればぜひ行ってみてほしい所です。 要入場料。
台湾茶ルーム
彫刻の展示品だけでなく、台湾茶を楽しめるスぺ―スもあり、参観後、1杯振舞って下さいます。 芸術品を見た後のお茶、落ち着きますね。。
約3年前にオープンした温泉ホテル。 台鉄礁渓駅から徒歩約2分、礁渓バスターミナルからも徒歩約5分という好立地! 蘭陽の山々やの自然及び共存してきた先住民カバラン族の伝統文化と、日本の山形県の雄大な自然、神秘的な山にある寺院の落ち着きを融合した宿泊環境をコンセプトにした、日本の方もリラックス出来るホテルです。
朝食レストランからの眺め
朝食は、ホテルの最上階にあるレストランでいただきます。 そのレストランからの眺めは、蘭陽平野が目前に広がり、遠く亀山島も望むことが出来ます。 お食事は朝食のみならず昼食と夕食も提供しています。
山形県プロモーションエリア
1階のロビーには、ホテルのコンセプトにもある山形県のプロモーションエリアがあります。 山形の名酒、伝統、名産品の紹介、展示をしています。
客室
とても清潔で明るい客室。 お部屋の浴室でも礁渓の温泉を楽しむことが出来き、リラックス出来ること間違いなしです!
大浴場
2階にある大浴場。 雰囲気はまるで日本です!! ここで礁渓の「美肌の湯」を十分に満喫することが出来ます。
ホテル内ラーメン店
1階にあるラーメン店。 ここもまるで日本! 夜は居酒屋になるレストランで、飲みながらの夕食を楽しめますよ。
2008年に冬山河森林公園の整備の時に合わせて作られた新しい駅舎。 ホームも駅前の広場もとってもアートですよ。
冬山車站(駅)ホーム
アートなホームをパチリ! 多くの観光客に来てもらえるようにと、緑のトンネルをイメージして作られました。
冬山車站(駅)前オブジェ
駅の前にもたくさんのオブジェがあります。 この付近で取れる農作物を乗せた列車が走っているデザインですね。
冬山車站(駅)前オブジェ
とても大きなオブジェもあります。 多くの人が記念撮影をしていました。 鳥のオブジェの後ろに写っているのは、宇宙をイメージしたオブジェです。
冬山車站(駅)前カラーハウス
オブジェの広場の横にはカラーハウスが! 駅前広場は、記念に写真を撮りたくなってしまうインスタスポットなのです♪ 私もついついパチリ、パチリ!
ウォールアート
駅前の通りを少し進むと、ウォールアートがいろいろなところにあります。 駅付近は全部アートな所なんです。
蘭陽平野を流れる冬山河の中流にある環境教育を主題とした生態公園。 約20年の土地・環境改善計画を経て2016年にオープンした公園で、広さは約18ヘクタールあります。 環境改善の甲斐あり、近年では野生の鳥もここに戻ってきました。 園内を散策しながら、蘭陽の生態、自然との共存などを学べるところですよ。 要入場料
冬山河生態緑舟園内
入口から少し進んだところにある園内を走る台鉄宜蘭線の鉄橋。 その向かいに広がる冬山河と山々の景色。 橋の上には鉄橋を走る列車の種類などの説明ホードありますよ。
園内周遊ボート
周遊ボート(有料)に乗って、園内の説明付き(中国語)で回ることもできます。 所要時間は約15分です。
生態エリア
緑を見ながら河沿いを散策していると鳥の声も聞こえ、空も青く大変すがすがしい気分になります。 新鮮な空気に何度も深呼吸です! 沿道には植物や昆虫の説明ボードもあります。
生態エリア
先住民「カバラン族」の以前の住居が再現されています。 この地区の気候や生態を生かした生活の様子を知ることが出来ます。
展望台からの景色
山と河、緑が大変すばらしいです。 この美しい眺めに、心も洗われるようです。
園内にあるレストラン
入口の所にあるステーキハウスレストラン。 ステーキだけでなく、ワッフルなどのスイーツやドリンクも充実していてお値段もお手頃。 園内散策の後のブレイクにどうぞ。
宜蘭地区では2番目に大きな街である羅東。 約100年前に太平山の林業施設が建設されると、宜蘭の商業の中心地となり街は大変な活気で溢れました。 現在は伐採が禁止され木材生産は行われていませんが、残された林業施設が新たな名所となり、羅東は観光の街と生まれ変わりました。
羅東車站(駅)前周辺地図
駅前に周辺のサイクリングコースの紹介地図がありました。
駅付近の歩道
駅から右に出たところには、線路を再利用した歩道がありました。 ちょっと行った先には、線路横に立っている信号を再利用したものもありますよ。
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台湾の「伝統文化」と「伝統芸術」を今の人たち、海外の人たちに知ってもらい、継承するための働きを行っている所。 海外との交流や人材育成なども行っていて、その台湾の伝統が今後も発展していくよう情報発信も積極的に行っています。 要入場料
文昌ストリート
台湾の老街をイメージに造られた園内のメインストリート。 各建物では、工芸品の紹介や販売、文化体験も催しを行っています。
文昌祠
台湾には多い道教の廟で、その造りや、廟の特徴、参拝方法などの説明も聞くことが出来ます。
舞台
台湾の伝統演劇などのパフォーマンスを見て、触れることが出来ます。
フードコート
ドリンク店や地元の軽食、お土産店が並ぶフードコート。 ちょっと休憩の時に。。
1916年から太平山から伐採した木を貯木していた所。 1924年に羅東森林鉄道が完成してから、この場所の規模は拡大し宜蘭地区木材流通の中心となりました。 1982年伐採が出来なくなり、ここも利用されていませんでしたが、近年、太平山林業と羅東鎮発展の歴史を紹介する重要な所となりました。
園内
森林鉄道の車両の展示や木造建築が展示場等になっている、緑に囲まれた所です。 園内サービスセンターは、ここが羅東林場文化園区として再オープンした際に、羅東森林鉄道の「竹林駅」を復元したものです。
貯木場の池
正面には貯木の池が広がっていて、当時から残されている木材を見ることが出来ます。 池の周囲は遊歩道が整備されていますよ。
林業鉄道の車両
伐採した木材を運ぶ林業鉄道の線路と車両の展示があり、当時の様子が再現されています。 意外にもインスタスポットになっているんです。
竹探館
ここ一帯はもともと竹も多く自生していたところで、園内には竹を紹介する展示館もあります。 この建物も竹で出来ているんですよ。
園内コーヒーショップ
太平山森林鉄道時代の駅名「竹林」を店名としたコーヒーショップ。 軽食やドリンク、記念品を販売しています。