四国の重伝建地区を巡る
徳島四国の重伝建地区を巡る
四国に点在する重要伝統的建造物群保存地区(全7地区)を巡るプランです。離島や秘境もあるので一度の旅行で回ろうとすると、車でも3泊4日は見ないと、本当に回るだけになってしまいます。
昭和50年の文化財保護法の改正によって伝統的建造物群保存地区の制度が発足し,城下町,宿場町,門前町など全国各地に残る歴史的な集落・町並みの保存が図られるようになりました。 平成27年7月8日現在,重要伝統的建造物群保存地区は,90市町村で110地区(合計面積約3,787.9ha)あり,約26,400件の伝統的建造物及び環境物件が特定され保護されています。 文化庁HPより
脇町は徳島県のほぼ中央、吉野川北岸にある。江戸時代より通商産業が盛んで、阿波特産の藍の吉野川中流域の集散地として繁栄し、大規模で豪壮な商家が軒を並べていた。18世紀初頭以降の各時期の町家が数多く残り、かつての繁栄をよく示している。町並景観を構成する町家群は、本瓦葺・大壁造の重厚な構えと装飾的な「うだつ」などに特色がみられる。 伝建協より http://www.denken.gr.jp/
うだつの町並み(脇町南町)
うだつの町並み(脇町南町) 重要伝統的建造物群保存地区 都市景観100選 日本の道100選 美しい日本の歴史的風土100選
二重うだつの町並み つるぎ町貞光
重伝建地区ではありませんが、脇町近くのつるぎ町貞光にもうだつの町並みは残されています。うだつ自体は二重化された貞光の方が立派です。
貞光劇場 つるぎ町貞光
二重うだつの町並み つるぎ町貞光には木造の劇場建築が残っています。農村歌舞伎もいいですが、この手の劇場の方が残存率が低いような気がします。脇町にも木造劇場がありますがメルヘンチックな修復?で違和感を感じました。
東祖谷山村は、徳島県西部の山岳地域で保存地区は山の急斜面に沿って広がる集落である。江戸中期から昭和初期に建造の家屋や石垣が急斜面に張り付くようにつくられている。対岸の中上地区から保存地区を眺望すると、三所神社周辺の鎮守の森をはじめとして、斜面いっぱいに耕作地と民家や石垣が一体となった壮大な景観が展開する。 伝建協より http://www.denken.gr.jp/
大歩危小歩危
吉野川上流部は深い谷底を流れる急流で、ラフティングなどか盛んです。この急流に沿って鉄道や国道が通っています。
祖谷ロマン場
子供が遊べる自然公園のような場所に怖いもの見たさのような橋が架かっています。これは、祖谷のかずら橋ではありません。
祖谷のかずら橋
夏休み時期の訪問だったため、祖谷のかずら橋を渡るためには長い行列が出来ていました。
祖谷のかずら橋
入場券が無くても、橋のそばまで行けます。重伝地区はまだまだ先の山奥です。
塩飽本島町は、塩飽水軍、塩飽廻船の根拠地として、塩飽諸島のなかで最も栄えた港町の一つである。三方を丘陵に囲まれ、集落内に網目のように巡らされた狭い道路とこれに取りつく宅地、周辺の山際に配された寺社など、江戸時代以来の町の形態をよく伝えている。瀬戸内筋特有の明るい落ち着いた雰図気に、周囲の自然環境の豊かさも加わって、独特の風情がある。 伝建協より http://www.denken.gr.jp/
丸亀港
塩飽本島に向かうフェリーで丸亀港を出港
塩飽航路から瀬戸大橋
丸亀港から塩飽諸島の本島までの瀬戸内海は行き交う船と瀬戸大橋で飽きることがありません。
塩飽諸島の本島に到着
丸亀港から塩飽諸島の本島には35分で到着しました。
塩飽勤番所
笠島地区の途中にある立ち寄りたい場所の一つです
一鶴 本店
丸亀港と丸亀駅は徒歩圏です。途中には金毘羅街道の灯篭などのほか、骨付鳥の有名店一鶴本店などがあります。骨付鳥のメニューは、親かヒナの二択ですが、迷わず親をオーダーして下さい。
卯之町は、宇和島藩の在郷町として栄え、宇和島街道の宿駅や四国霊場第43番札所・源光山明石寺の門前として賑わった。江戸時代からの地割りや重厚な町屋等をよく残しており、町屋は妻入と平入が混在し、格子や持ち送り、飾り瓦等の意匠などに特徴がある。また、近代の教会や学校等の洋風建築も存在し、特徴ある歴史的風致をよく伝えている。 伝建協より http://www.denken.gr.jp/
股川から大洲城
重伝建地区ではありませんが、西予市近くの大洲城下も味わい深い町並みが残されています。
宇和島市立歴史資料館
重伝建地区ではありませんが、西予市の隣の宇和島市にも宇和島城下を中心に味わい深い町並みが残されています。
宇和海の夕焼け
西予市の海岸部あたりです
宇和海の夕焼け
西予市の海岸部あたり
内子町は愛媛県中央部西寄りの内山盆地内にあり、旧市街地は河岸段丘上を通る旧松山街道沿いに展開した。木蝋の伊予式晒法の考案で、江戸時代後半から明治にかけて繁栄し、塗屋造で腰を海鼠壁とする重厚な町家が連続する。内子町では、これまでの町並み保存の枠を越え、町全体の歴史的景観や自然、風致を活かした地域づくりを目指している。
商いと暮らしの博物館
商いと暮らしの博物館 内子座からも近く観光の拠点となる場所です。
内子座
Uchiko-za (principal theater) / 内子座 愛媛県内子町
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高知県東辺に位置する吉良川町は、江戸時代に高知から室戸に至る浜街道沿いに形成され、とくに明治から昭和初期にかけて良質な木炭の集散地として繁栄した。近世末期から近代の経済的発展により形成された町の形態をよく残し、主屋・蔵・いしぐろ等の伝統的建造物は地域色を良く示し、土佐地方の在郷町として特色ある歴史的景観をよく伝えている。 伝建協より http://www.denken.gr.jp/
保存地区は、安芸平野のほぼ中央、安芸川の西岸に位置する。戦国期に築かれた安芸城を中心に、江戸期に大規模な屋敷を構えた土佐藩家老五藤家のもと町並みが形成された。町割や道路の形状は江戸期以降、大きな変化が認められず、江戸末期から昭和戦前期に建てられた主屋や土蔵、蚕室など伝統的な建造物が良好に残され、藩政期の武家地特有の歴史的風致を今日によく伝えている。 伝建協より http://www.denken.gr.jp/