【椎葉村特集】歴史的景観の残る十根川集落と巨樹巨木を楽しむ旅
宮崎【椎葉村特集】歴史的景観の残る十根川集落と巨樹巨木を楽しむ旅
宮崎県椎葉村の十根川地区は「椎葉型」といわれる独特の建築様式の民家とそれに機能的に隣接する馬屋・倉、そして屋敷を構築する石垣が樹木林と程よく調和し、歴史的景観を保持しています。 この利根川地区の歴史を感じながら、巨樹巨木のパワーをもらって心も体もリフレッシュしませんか?
平家追討の命を受けた那須与一宗高の弟大八郎宗久が豊後路から鞍岡を経て後に「椎葉」と呼ばれるこの地に入ったといわれています。大八郎が椎葉に入るや椎の葉を以って陣屋を設け追討の拠点にしたことが「椎葉」の名の由来です。そして、まさにその陣屋跡が十根川地区の中心地(那須忠氏所有の畑)であったとされています。 平成10年12月25日に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
十根川地区の古民家
囲炉裏体験ができ、自炊での宿泊もできる古民家施設です。 古民家は石垣を上までのぼったところにあるため、縁側からの見晴らしが最高です。縁側に腰掛けてお茶を飲むだけでも、穏やかで贅沢な時間を過ごせます。 問い合わせ:椎葉村観光協会 電話番号:0982-67-3139
古民家で山ヨガ
さえぎるものが何もない美しい深い山々に囲まれた古民家で、絶景を見ながら山ヨガを体験します。 山ヨガ体験の後は、囲炉裏を囲みながら椎葉の郷土食を満喫できます。 問い合わせ:椎葉村観光協会 電 話:0982-67-3139 時 期:6月から9月の毎月第3日曜日 所要時間:10:00~13:00 料 金:5,000円(1人) 定員数:10名(最小催行人数 4名)
壇ノ浦の戦いで破れた平家一門討伐の命を受けた那須大八郎宗久が、椎葉山中での平家残党の叛意なき姿を深く哀れみ、平家尊々の安芸の宮島、厳島神社の守護神を勧請し建立したものとされています。 毎年12月の第3土曜日と日曜日に神楽の奉納が見られます。
八村杉
元久年間に椎葉を訪れた那須大八郎が植えたとされる十根の杉です。十根川神社が八村大明神と呼ばれていたためこの名前が付きました。八村杉は十根川神社の境内にあり別名十根の杉とも言われます。この杉は根回り19m、樹高54.4m目通り幹周り13.3m、枝下の地面の全周は99mもある巨木です。
八村杉から東、標高700mの山腹に大久保集落複雑に絡みながら四方に枝を伸ばす圧倒できな存在感! 推定樹齢は800年です。
国道265号を五ヶ瀬町へ向かう途中にある渓谷です。 この渓谷は、地質学上は秩父古生層に属し、花崗岩や石灰岩層からなっていて、この地域も鉱物が多く、上流では含銅硫化鉄鉱が古くから採取されていました。また、渓谷の両岸は長年にわたり洗われた結果、柱状節理をなした所などあり大転石群を縫うように流れる清流は四季を通じて神秘にさえ思えます。 この周辺の山地には広葉樹が多く、樅・栂・赤松・紅葉・ヒメシャラなどがあり春の芽吹き、秋の紅葉と景観がとても良く見る人を魅了します。
中塔渓谷の看板
国道265号沿いの看板が目印です!