表参道六本木でゲーリーと芸術の秋+お茶
東京表参道六本木でゲーリーと芸術の秋+お茶
2015年秋は、複数の美術館で建築家フランク・ゲーリーの企画展①②③が開催されます。最近もFacebook本社やルイヴィトン財団美術館など数々の建築を手がけた、アイデアと想像力の塊であるゲーリー建築を堪能する幸せな休日☺︎
六本木/乃木坂。ミッドタウン敷地内にあるデザイン専門の美術館。
「建築家 フランク・ゲーリー展 "I Have an Idea"」
ゲーリーの「アイデアの力」に注目し「建築」「人」「技術」の3視点で展示を構成。楽しかったから、期間中にあと何回か行きたいです! ◼︎会期:2015年10月16日fri - 2016年2月7日sun ◼︎休館日:火曜日(11月3日は開館) 年末年始(12月27日- 1月3日) ◼︎開館時間:10:00 - 19:00(入場は18:30まで)
ディレクターは田根 剛さん
Jリーグユースチーム出身の建築家という異色の人。新国立競技場コンペファイナリスト(古墳ぽいやつ)。あと、リリース時はポスターを佐野研二郎さんが担当されてたんですけど急遽差し替え。自由で楽しい感じのグラフィックだったので好きでした。
(1)「人」としてのゲーリー
まず人間ゲーリーを追究するコーナー。しわくちゃのマニュフェスト、ゲーリー自宅の1:20模型、アイスホッケーのユニフォーム。ゲーリーのムービーは、何とゲーリーデザインの椅子に座って鑑賞できます。
(2)「建築」「技術」とゲーリー
ゲーリー事務所は、初期段階に木製ブロックや厚紙を用いて模型を作ります。その模型が進化する過程を、シドニー工科大学、ルマ財団、ル・ルボ脳研究所やエイトスプルースストリート等の案件毎に展示。ずっと見てても飽きません!
シドニー工科大学の模型.1
初期。最大可能なボリュームを形にしてみる。黒線は高さ制限の最大値。
シドニー工科大学の模型.2
重なった機能間に太陽光が取り込めるようにブロックを重ね直して検討。
シドニー工科大学の模型.3
カーブの入った要素を外壁に用いるとどうなるか。
シドニー工科大学の模型.4
流れるような形状を外壁にし、反射ガラスに流動性のある自由形状を与え、窓を設けて検討。
シドニー工科大学の模型.5
内部構造の検討。
実際のシドニー工科大学
2015年2月〜。物議を醸していますが私は好きです。このアイデアの具現化にもゲーリーテクノロジーズがベースになっています。
ゲーリーテクノロジーズ
ゲーリーがデザインにテクノロジーを導入した理由や効果の解説動画もあり、「新国立競技場もゲーリーに任せれば低コストで実現できそう笑」って話してる人も多かったです。
入口/出口に、フォンダシオン ルイ・ヴィトン1:50模型
これを見たら、表参道のLVの展示へ行かざるをえません。②へ続く。
21-21に行くなら、すぐ隣にある期間限定「つみきのひろば」も。ディレクションは建築家の隈研吾さん。体験エリアにはSOLSOやクリエイターの方が参加。週末のみ、つみきで自由に遊べるようです。
つみきのひろば
芝生広場に国産木材の色々な形をしたつみきが出来ています。中で遊んだり鑑賞したりできるデザイン展と言えると思います。 開催日:2015年10月16日fri - 11月3日tue 時間:11:00-18:00 ※雨天中止
夜にはライトアップ
18:00-21:00はライトアップ。毎年結構かっこいいです。ただ、この時間帯は芝生には入れません。
体験エリア
平日も子供達で盛り上がってます。いいなあ。
ワークショップ
子供向けの絵画教室をやってるみたいです。
六本木/乃木坂の期間限定カフェ。「コーヒーはストリーマー、パンはメゾンカイザー」というメルセデスのコンサバ感。席待ちもなく、広くて、大きな窓の開放感もあり、営業時間7:00-23:00。
乃木坂駅近く。六本木とは思えない、木々に囲まれた、一時代前みたいなカフェ。1981年創業のお店です。年中無休で11:00-23:30までやってます。なんとなくアートとのセット感があるお店。
お店
乃木坂駅から直ぐで、少し脇道に入ります。喫煙可なのが難点。撮影禁止やPC使用禁止、3人以上じゃないと座れない席があったり、割とクセはあるかも。
中庭
席間隔も開いてるし、気持ち良いです。クローズの日もあります。
コーヒー
1杯ずつ淹れてくれて、おいしいです。
お店
しぶいです。お店はそこそこ広くて、座る席によって雰囲気が変わります。サンルームの席が人気です。
表参道。LVの7Fにある入場料無料のアートスペース。年間3本程の展示は、これが無料ってすごい!というものばかり。ガラス張りで開放的な空間だから、晴れた日に行くのがおすすめです。今回の詳細→
「Fondation Louis Vuitton Building in Paris by Frank Gehry」展
「フランスの深い文化的使命感を象徴する壮大な帆船」ことフォンダシオン ルイ・ヴィトン。インスピレーションデッサンと、形成プロセス毎の模型を展示。 ◼︎会期:2015年10月17日sat - 2016年1月31日sun ◼︎開館時間:12:00~20:00 ※エレベータ―は、お店に入ってすぐ右側。
ゲーリーによるLVロゴ
7Fに着くと、ゲーリーがフォンダシオン ルイ・ヴィトンのために作成したロゴがお出迎え。
ゲーリーのインスピレーション
たくさんのデッサンが展示されています。
模型.1
初期。各部分の用途や必要面積を検討するため、ブロックは色分けされています。
模型.2
厚紙を使い建築の形状を検討したものと思われます。よく見ると、模型上のブルーの付箋には多分ゲーリーのメモ書き。
模型.3
多分、パネルの配置を検討した時のもの。21-21とは違って細かく解説ついてないので、フロアのスタッフの方に聞くのもよいかも。
模型.4
ガラスの帆。12枚のガラスの帆には、個別に成形された3600枚のガラスパネルを使用。各パネルにはIDを付けて徹底管理。ゲーリーテクノロジーズ。
模型.5
建物は単なる建物であるだけでなく、空間と土地とフランス文化にも繋がっています。
ゲーリーのサイン入りドローイング
ハンドメイドのガラスケースに入っていて、全世界50冊限定販売。ユーロにもよるけど、大体200万円くらいだそうです。。
ゲーリーのモノグラムトランク
ゲーリーのデザインしたモノグラムトランクは、1Fで販売されています。内側にはゲーリーのLVロゴだらけです。精巧なアンバランスさがかわいすぎます☺︎
ゲーリーのモノグラムトランク
閉じたらこうなります。向かって前面右下は浮いてます。ぐにゃぐにゃ感がゲーリーっぽいです。
フォンダシオン ルイ・ヴィトン関連本
フォンダシオン ルイ・ヴィトンのアーキテクトブックや結構内容のある大きな絵本も1Fで販売されてます。21-21にも置かれていなかった本も結構ありました。
LVとここはセットです。キャットストリートのコーヒーショップ。コーヒーがすごくおいしいです。 土10:00-22:00、日祝10:00-21:00。
お店
お店の中も外も席が意外と席が有ります。にぎわってますが席待ちとかがないのも好き。奥の焙煎機の辺りに、nozyのスタッフさん達もたまにいますよ。
コーヒー豆を選べます
その日お店にあるコーヒー豆の、産地や香りで、飲むものを決めます。
コーヒー
とてもおいしいです!
夜はアルコールも
コーヒーを使ったビールやカクテルが、夜メニューに加わります。私はあまりお酒飲まないので夜でもコーヒーです。
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北参道。建築専門のギャラリー。多少マニアックで派手さはないのですが、ぐっときます。館内には建築系の書籍や雑誌を販売しているブックショップも併設されています。
「FRANK O. GEHRY by YUKIO FUTAGAWA」展
ゲーリーと親交の深い写真家二川幸夫さんが撮影したゲーリー建築の展示。なお、21-21やLVと違ってここは館内撮影禁止です。 ◼︎会期:2015年9月19日sat - 11月3日tue ◼︎時間:12:00-18:00 ◼︎休館日:会期中無休
雑誌GA JAPAN「136」
フランク・ゲーリー特集です。GAで海外建築家をメイン特集するのは初だそうです。館内1Fにあるブックショップでゲーリー本をチェック。
「妹島和世 近作模型」展
期間中、妹島さんの模型展示も1階で行われているとのことです。入場チケットがあればこっちも鑑賞できます。こっちもすごく良かったです。 ↓ 膨大な数のスタディ模型や実寸大のモックアップ、材料のサンプルなど、現在まさに進行中のプロジェクトを含めた設計現場 / プロセスを追体験し、普段目に触れることのない模型たちと共に、同氏らが描く建築の「未来」を紹介する。
北参道。すごく濃厚でおいしいミルクティーが飲めます。びっくり。コーヒーに飽きたら紅茶。