ベルギーで季節の花を楽しむプラン
海外ベルギーで季節の花を楽しむプラン
季節ごとに美しい花が楽しめるベルギー。 クロッカスで始まる春、野生のブルーベルが咲く森やチューリップなどの球根花が咲き乱れる庭園など、春の訪れを感じるスポットがあります。初夏はバラが咲き乱れ、盛夏はベゴニアの花が世界遺産のグランプラスを彩ります。この季節でしか楽しむことのできない、ベルギーの景色を満喫してみませんか? 春から夏にかけての季節の花が楽しめるお城や庭園などを紹介していきたいと思います。
552ヘクタールの広大な森に4月中旬から5月上旬にかけて約3週間ほど、野生のヒヤシンスである青い小さなブルーベルの花が咲き、幻想的な光景が生まれます。5月半ばには白いスズランが可憐な風情をみせます。ブリュッセルの南西約25km。鉄道とバスまたはタクシーで1時間ほど。 (写真)ハルの森 (c)P. Clémént
野生のヒヤシンス
群生するヒヤシンスに森の中は薄紫の絨毯を敷き詰めたようになります。 (写真)(c)ベルギー・フランダース政府観光局
2019年4月6日〜5月5日 ブリュッセル郊外にあるグロート・ベイハールデン城の庭園が、春の1か月間だけ公開されるイベント、「ブリュッセル・フロラリア」。 ベルギー最大の球根花のフラワーショーとして、国内外の多くの人々に親しまれています。樹木や芝生の緑とのコントラストも美しく、庭園の散歩道をゆったりと散策するのがお勧め。 (写真)(c)ベルギー・フランダース政府観光局
ブリュッセル・フロラリア
100万株以上のチューリップ、スイセン、ヒヤシンス、ムスカリ、ユリなどが14ヘクタールの庭園に咲き乱れ、300種のチューリップをはじめ、800種以上の様々な春の花が鮮やかな彩りを見せる、まさに色の饗宴です。 (写真)© 2016 Weblounge. Alle rechten voorbehouden
15ヘクタールの敷地に3,000種20万本のバラが咲くヨーロッパ最大級のバラ園。シント・ピータース・レーウという小さな町にあります。園内を入るとまず、赤と白のバラ園が迎えてくれます。 そのまま進むとフランダースのバラ園、オールドローズと進み、世界各国のバラのエリアへと進みます。ここは様々な国のバラ協会の協力を得て作られたもの。世界中のバラが集められ、その国のモチーフと一緒に植えられています。敷地内には、 バラの見ごろは6月下旬から7月上旬と、秋バラが咲く8月下旬から9月上旬。こんなに素晴らしい庭園なのに、入場無料なのもうれしいところです。 (写真)(c)ベルギー・フランダース政府観光局
ローズミュージアム
ローズミュージアムもあり、コロマ城とともにロマンチックな雰囲気を醸し出しています。 (写真)(c)ベルギー・フランダース政府観光局
ブリュッセル北部のラーケン地区にある「ラーケン王宮」は、ベルギー王室が住まわれる宮殿。宮殿の一般公開はされていませんが、同居住区内にある「ラーケン王宮の温室」(面積1万4千㎡)は毎年、春に3週間ほど特別公開されます。 レオポルド2世が世界中から集めた植物のオリジナルが現在も見られ、また希少品種もたくさん保有しており、植物を愛する多くの人が訪れます。 (写真)(c) Visit Brussels - Jean-Paul Remy 2017
ガラスの宮殿
1873年建造の温室の素晴らしい建築がそのハイライトとなります。ヴィクトル・オルタの師アルフォンス・バラが設計したアールヌーヴォー建築は、ガラスと鉄骨が贅沢に使われ見事な調和を見せています。別名「ガラスの宮殿」とも呼ばれます。 (写真)(c) Olivier Polet
ベルギーのブリュッセルの中心にある大きな広場です。 フラワーマーケットやクリスマスマーケットなど季節のイベントが開催されるにぎやかな広場で、世界で最も美しい広場と呼ばれています。 偶数年にはフラワーカーペットというイベントが、奇数年にはフラワータイムという花のイベントが行われることで有名です。
グランプラスのフラワーカーペット
次回開催:2020年8月中旬 2年に1度、偶数年にブリュッセルのグランプラスで開催されます。グランプラスに周辺のベゴニア栽培農家から集められた100万もの色とりどりの花が、数時間で手早く敷き詰められ、広場は見事な花の絨毯になります。地上からでも見えますが、期間中開放される市庁舎のバルコニー(有料)から眺めると、その全容がよく見渡せます。 (写真)(c)ベルギー・フランダース政府観光局
グランラプスのフラワータイム
次回開催:2019年8月14日~18日 フラワーカーペットが行われない奇数年に、開催される花のイベントです。 グランプラスに建つ市庁舎の内部が10万本もの花々で飾られます。エントランス、結婚の間など、通常あまり一般公開されない場所を見られるだけでなく、様々なフラワーアレンジメントや花の飾りに彩られた最新の花のアートと歴史ある建物との競演が楽しめます。 (写真)(c)Gaston Batistini