龍宮の潮吹と元乃隅稲成
山口龍宮の潮吹と元乃隅稲成
まいどまいど! 日本を代表する観光地の一つといえば、123基の鳥居が並ぶ光景が全国的にも珍しい元乃隅稲成神社やおまへんでっしゃろか。 元乃隅稲成神社は山口県の長門市内で日本海側に位置し、最近、テレビやラジオ、新聞、雑誌などのメディアに取り上げられ、注目を集めていることから、日本国内のみならず世界中からぎょうさんの観光客が訪れてはりまんな。 ほんでまた、元乃隅稲成神社から眺める日本海の景色は圧巻。 日本海に沈みゆく夕日を眺めつつ。 神社と併せてアメリカのニュース専門放送局・CNNが発表した「日本の最も美しい場所31選」の一つとして選定されたのも、うなずける。 ほんでまた、日本一入れづらい賽銭箱も境内にあり、5円玉を片手に約4m上の鳥居の中央に設置されている賽銭箱をめがけて、一生懸命投げている参拝者の姿も(笑) 一生懸命投げた後の爽快感、賽銭箱に5円玉が入った時の感動は一生、忘れられまへんで(笑) また、周辺では、海の波しぶきが大迫力の龍宮の潮吹があり、時折、噴き上げる潮を間近で見ようとする人や記念撮影を楽しむ人の姿も。 大自然の迫力を満喫できる長門市は、めっちゃええとこでおまっせ。
1955年、地元の網元であった岡村斉の枕元に白狐が出現し、「吾をこの地に鎮祭せよ」というお告げがあった。 太皷谷稲成神社(島根県津和野町)から分霊し、建立。 商売繁盛、大漁、海上安全、良縁、子宝、開運厄除、福徳円満、交通安全、学業成就、願望成就の大神として、広く信仰を集めている。
龍宮の潮吹
境内付近では、断崖下の海蝕洞に荒波が打ち付ける度に海水が中の空気と一緒に吹き上がる現象「龍宮の潮吹」を観察することができる。
123基の鳥居
1987年、123基の鳥居が奉納され、現在では龍宮から100m以上、並んでいる。
日本一入れづらい賽銭箱
大鳥居の中央上部(高さ約4m)に設置された「日本一入れづらい」賽銭箱が有名で、賽銭を投げ入れることが出来れば願いが叶うとも。
日本の最も美しい場所31選
アメリカのニュース専門放送局・CNNが発表した「Japan‘s 31 most beautiful places」(日本の最も美しい場所31選)の一つとして選定。 なお、当神社は宗教法人格を取得していないため、鳥居等の扱いとしては「岡村家の個人所有物」となっているとか。
夕日を眺めつつ
沈みゆく夕日を眺めつつ、山頂付近から眺める海の景色は圧巻。
龍宮とは宇津賀半島北端に位置する津黄漁港の海蝕地形の総称。 海蝕とは、海水の流れや波によって陸地が浸食されること。
玄武岩
この地帯は約200万年~1万年前の第4紀洪積世の玄武岩から構成。 玄武岩は、マグマが地表もしくは地表近くで冷えてできた火山岩。 玄武岩の奥に龍宮があると伝えられ、舟隠しと呼ばれている場所も。
潮吹の穴
潮吹の穴は縦約1m、幅約20cmで、その下に洞穴がある。 遠くから眺めると、まるで龍が天に向かって昇る様子に似ているとも。
飛び散る波しぶき
飛び散る波しぶきは太陽に反射して輝く光景が特徴。
龍神の成せる技
古くは龍神の成せる技として広く里人の間に信仰を集め、干ばつの際には近郷より雨乞いに集まる人が多かったとか。