【イタリア世界遺産】シチリア島のバロック様式に触れる旅
海外【イタリア世界遺産】シチリア島のバロック様式に触れる旅
シチリア島南東部にある、ヴァル・ディ・ノートとよばれるエリア周辺の8つの街々は、1693年にエトナ山周辺地域をおそった大地震による街の全壊から、都市計画による驚異的再建を実現し、見事な後期バロック様式の建築・芸術を街に花咲かせました。 今もそれぞれの街には美しい装飾を施したバロック様式の建物が多く残り、美しい景観を見せています。 南東部へのアクセスはカターニアからが便利です。 (C)Copyright 2014 イタリア政府観光局
シチリア第2の都市の中心にある、ヴィア・クロチェリ(クロチェリ通り)が世界遺産に登録されています。周辺には教会と修道院が立ち並ぶこの雰囲気ある通りは、現地カップルの結婚式写真スポットにも選ばれています。 アクセス:カターニア空港から市内までは車で20分。
街の規模としては中くらいで、半日から1日あれば主要スポットはまわれますが、夜の街も素敵です。 土地原産の石が使われたバロックの街並みは、太陽の光を反射し、時間とともにその色を変化させます。夜にはライトアップされ、また違う表情が楽しめます。年に一度のインフィオラータは、バロックと花のコラボレーション。 アクセス:カターニア(空港含む)からInterbus社バスで約1時間40分。シラクーサから約1時間。
数多くのバロック建築と絶景スポットが点在します。旧市街イブラでは、ゆったりとした街歩きが楽しめ、夜景は言葉に尽くせない美しさを誇ります。またグルメの街としても知られており、この土地ならではのチーズとサラミは絶品。 アクセス:カターニア(空港含む)からEtna社バスで約2時間。
もともと2つの川が流れていたその高低差を利用したバロック建築は、街を劇場のように配置させています。サン・ピエトロ教会とサン・ジョルジョ教会が、それぞれコントラストを見せます。 そして街には17軒のチョコ専門店があり、チョコの街としても知られます。スペイン支配時代に伝わった南米アステカ製法が今も受け継がれています。 アクセス:カターニア(空港含む)からは約2時間、最寄りのラグーサからは約30分。
サンタントニオ・ディ・パドヴァ教会を中心に広がる街は、ヴァル(谷)という名前通り、山地の山間に位置しています。世界遺産に登録されている建築物は合計11。上記の教会以外に、サンタ・マリア・デッラ・ステッラ教会、サン・セバスティアーノ教会などが挙げられます。 アクセス:カターニアからInterbus社バスで約1時間。
街の形は3角形。ファサードに螺旋の円柱装飾をもつアンヌンツィアータ教会はバロックの大胆な装飾にもかかわらず、優しい印象を与えてくれます。 美しい曲線美を持つアッスンタ教会の他、門番のような獅子の彫刻があるサン・セバスティアーノ教会など合計11の建築物が世界遺産に登録されており、街の広い地区に点在します。 街自体はあまり観光地化されておらず、シチリアの小さな街の雰囲気も健在です。 アクセス:カターニア(空港含む)からAST(Azienda Siciliana Trasporti)社バスで約1時間50分。 *街へのバスは1日約2本なため、ヴァル・ディ・ノートを巡る現地ツアーの利用が便利。。
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こじんまりとした小さな街は、ゆっくりとした休暇を過ごすに最適。淡い色の石材で作られたバロック建築の中で美味しいグルメで癒されます。現地のイタリア人も訪れる隠れ家的なスポットです。 アクセス:カターニア(空港含む)からAST(Azienda Siciliana Trasporti)社バスで約2時間40分、最寄りのラグーサ(モディカ経由)で約1時間30分。
バロック建築だけでなく、街を彩るのはマヨルカ焼。アラブ時代に伝えられた蒼を基調とした陶器装飾が、街の至る所を飾ります。街の見どころでもある142段の階段や各教会の床に敷き詰められた陶器は、この街だけで体験できます。 アクセス:カターニア(空港含む)からAST(Azienda Siciliana Trasporti)社バスで約1時間20分。