津軽西海岸の鰺ヶ沢で温泉とグルメを満喫
青森津軽西海岸の鰺ヶ沢で温泉とグルメを満喫
青森県・津軽西海岸の鰺ヶ沢町は、日本海と岩木山、そして世界自然遺産の白神山地という、山海の自然に恵まれた風光明媚な地域であり、夏の海水浴や冬のスキーなどのレジャーにも事欠きません。この鰺ヶ沢では豊かな自然の恩恵を活かした美味しいご当地グルメがいただけますので、町域に湧く掛け流しの温泉をハシゴしながら、海と山の幸を楽しんでみます。
青森県のヒラメ漁獲量は全国第2位(1位は北海道)であり、鰺ヶ沢漁港でも多く水揚げされています。日本海の荒波と白神山地の清流の流れ込みによって育まれた鰺ヶ沢のヒラメを、観光名物にすべく生み出された新しいご当地グルメが「ヒラメのヅケ丼」でして、文字通りに当地のヒラメをヅメにしてご飯の上にのせたものですが、これが実に美味。町内のいろんな飲食店で食べることができますが、今回お邪魔したのは漁港前の「たきわ」さん。ご自慢のヒラメのヅケに、初夏に旬を迎える塩水生ウニを添えてもらいました。美味しすぎてほっぺた落ちまくりです。
漁港を眺めながら丼を頬張ろう
お店は鰺ヶ沢漁港のすぐ目の前にあり、席からは漁船や青い海を間近に眺めることができます。潮風を感じながら魚介をいただくと、余計に美味しく感じませんか? 町内には「ヒラメのヅケ丼」を提供するお店がたくさんあり、お店によってアレンジが異なりますので、各店を巡ってお好みの丼を見つけてみてはいかがでしょうか。
国道101号線沿いのつがる市(旧森田村)寄りにある日帰り温泉入浴施設です。以前は別の名称で営業していましたが、一旦休業してしまい、その後新たに源泉を掘り直して、2013年に名前を変えて復活しました。 昨年にリニューアルされたばかりの館内は明るく、休憩スペースもあるので、ゆっくり快適に過ごせます。また家族風呂もありますので、ファミリーで水入らずの湯あみも楽しめます。
掛け流しのしょっぱいお湯
男女別の大浴場は内湯のみで、一般的な銭湯のようなつくりですが、大きな主浴槽の他、サウナあり水風呂ありで、使い勝手は良好です。琥珀色を帯びた熱めのお湯がかけ流されており、お湯をなめてみるとかなりしょっぱいのですが、これは太古に地下深く封じ込められた海水が地熱で温められて温泉になったためです。施設名もこの特徴に由来しているんですね。 海や山のレジャーの後に、さっぱりするのに最適です。
岩木山麓の高原に広がる牧場「ABITANIAジャージーファーム」では、濃厚な牛乳を産出することで有名なジャージー種(乳牛)を育てており、この濃厚なミルクを使った絶品ソフトクリームをその場でたべることができます。今や「青森三大ソフトクリーム」の1つとして、青森県民では知らない人がいないほどの知名度があり、わかりにくい場所にもかかわらず県内・県外から多くのお客さんが訪れます。 ソフトクリームのサイズには、ふつう・おおもり・とくもり・だいとく、という4段階があり、上画像はとくもりです。その大きさにはビックリしますが、美味しいのであっという間に無くなっちゃいますよ。
青森三大ソフトクリーム!
高原の森林や耕作地が広がるこの牧場一帯はとても爽快な環境でして、ソフトクリームだけではなく、空気もとっても美味しい! しかも販売所のすぐそばではジャージー種の牛も放牧されており、長閑な景色の中で牛の声やカウベルの音を聞きながらソフトクリームを口にすると、この上なく清々しい気分に浸れます。
鰺ヶ沢駅の真裏に位置する旅館なのですが、付帯する温泉浴場は公衆浴場としても使われており、地元の方が日々汗を流す憩いの場ともなっています。開放的な浴室にはサウナや水風呂が設けられており、大きな主浴槽にはしょっぱい温泉がかけ流されているのですが、この「水軍の宿」で面白いのは、和船の形をした木造の露天風呂です。鰺ヶ沢は江戸時代に津軽藩の港として栄えた街ですから、当地と和船は切っても切れない関係にあり、この露天風呂はそんな歴史を物語っているようにも見えます。
駅近の便利なお宿&お風呂
駅のすぐ真裏にあるので、五能線の人気列車「リゾートしらかみ」に乗車する際には、待ち時間を利用してこちらでひとっ風呂浴びるにも良いですね。
「日本の滝百選」に選ばれた名瀑です。駐車場からブナ林の中を15分ほど歩くと、白神山地の清水を集めて豪快に落ちる秀麗な滝に出会えます。夏に行けば天然のシャワーがとても涼しく、秋には紅葉も楽しめます。