【勝山駅から徒歩圏内】明治からの産業遺産とジオサイトをめぐる街歩き
福井【勝山駅から徒歩圏内】明治からの産業遺産とジオサイトをめぐる街歩き
車を運転できなくても大丈夫!えちぜん鉄道勝山駅から「徒歩圏内」で楽しめる地元住民オススメスポットを紹介します。 とくに明治期の産業革命や歴史、N〇Kさんの「〇ラタモリ」でやっているような地形を生かしたまちの発展を勝山市では見ることができます。 えちぜん鉄道永平寺勝山線エリアにある「大本山永平寺」や「福井県立恐竜博物館」に立ち寄ったあとに足を延ばしてみるのはいかがでしょうか。 街中を案内するガイドもいますので、詳しくは勝山市役所(0779-88-1111)までお問合せください。
国の有形文化財に登録されているこの建物は、繊維産業の発展により栄えたこの地域を象徴する料亭です。 明治30年に建てられ、築120年を超えるこの旧料亭は、平成29年4月にリニューアルオープンし、郷土料理のビュッフェと食事が楽しめるレストランになりました。 2階の32畳の大広間の天井は「傘天井」と呼ばれており、傘のように湾曲しているのが特徴です。この意匠的な建築様式だけでも見る価値ありです。 2階のお座敷は予約制となっていますので、0779-87-1355までぜひ一度お問合せください。
郷土芸能「勝山左義長」の演芸・体験も
勝山に300年以上続く郷土芸能「勝山左義長」を傘天井の下で楽しむことができます。 体験もできますので、ぜひ一度浮かれて楽しんでください。
平成10年まで操業していた機屋(はたや)をそのまま保存・活用し、織物の仕組みや羽二重織の特徴、勝山で織物が発展した理由などが丁寧に解説されています。 実際に使われていた織物を織る機械「力織機」も動く状態で展示されています。館内のスタッフに声をかけて、解説を聞いてみましょう。
世界に一つだけのオリジナルコースターづくり
館内には、「オリジナルコースターづくり体験」や絹の原料の繭玉を使った「まゆ玉クラフト体験」が楽しめます。 糸の組み合わせは自由!30~40分ほどで完成しますので、訪れた記念に作ってみませんか? ☆オリジナルコースターづくり 300円 ☆まゆ玉クラフト体験 350円
勝山まちなかジオパーク② 河岸段丘(平らな面と急な崖の2~3段からなる階段状の地形)の平らな面から浸透する雨水や地下水などが伝わり、最も低い面から湧き出たもの。 市街地では、この大清水が飲料水や生活用水(洗濯や洗い物、食材の冷却など)に使われていました。
九頭竜川によって形成された河岸段丘(2~3段からなる階段状の地形)が、勝山市平泉寺町から永平寺町鳴鹿まで約20kmも続きます。 この階段状の地形を利用して、江戸時代にはこの勝山藩の城下町が形成され、上段には武家などの家が並び、下段には寺社や商人の家屋が並びました。
4月上旬~中旬にかけて見頃を迎える弁天桜。周囲の山々には雪が残り、淡い桜と残雪が美しいコントラストを見せてくれる。 4月上旬から5月上旬まで九頭竜川にこいのぼりがかけられ、春の勝山の空を悠々と泳ぐ。残雪と桜と鯉のぼり、この三位一体を見られるのはこの場所だけ。 450本のソメイヨシノかつくる1.5kmの桜のトンネルが皆さんをお出迎えする。
4月中旬は「弁天桜まつり」
桜の満開の時期に合わせて開催される「弁天桜まつり」。桜のトンネルの中で地元住民が露店を並べ訪れた観光客をもてなす。 祭りの前後1週間は行燈が並べられ、夜10時までライトアップされる。風情ある夜桜の下を歩いてみては。
大正時代に建築された建物を改装し、西洋の建築様式と和風な建築が融合したレトロな駅舎にある喫茶店。 注文がはいってからコーヒーを入れるため出来立て淹れたてを味わえる。テイクアウトも可能なため、注文してコーヒーの飲みながら電車旅を楽しむことができる。
今でも動かせる最古の電気機関車「テキ6」
北陸初の電気機関車として稼働していた「テキ6」。大正時代は勝山で製造された織物製品や木材を運ぶのに使われていました。 現在、今でも動かせるよう「動態保存」されている国内最古級の電気機関車です。 文化財として指定されている駅舎と一緒に見てみてください。
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