サメの飼育展示種類数日本一を誇る『アクアワールド茨城県大洗水族館』では、2020年12月18日(金) 18:00より、「癒し」「可変性」「新たな夜の魅力」をテーマとしたリニューアルオープンを行う。関東最大級となる「アクアワールド・大洗」生まれの約10,000体のミズクラゲを展示する「クラゲ大水槽」や、ホホジロザメの生態解説、ジンベエザメの遊泳する姿をVR水槽で楽しめる新感覚ゾーンを公開する。

【リニューアル概要 「クラゲ」エリア】

クラゲをメインとした水槽展示や、大陸棚に棲む海底生物を展示したゾーンでは、時を忘れて神秘的な非日常空間を満喫できる。

（1）クラゲ大水槽の新設による幻想的な空間創出

関東最大級となる約10,000体のミズクラゲを展示した、幅約4.3m、高さ約2mの新たな大型クラゲ水槽。春夏秋冬の「四季」をバックライトとBGMで表現し、波の中で漂い、ゆったりと泳ぐクラゲをイメージした色彩変化とゆらぎのある旋律で、非日常的な空間を演出する。

大水槽に展示するミズクラゲは、すべて「アクアワールド・大洗」生まれ。展示中も成長を続け、四季の移ろいとともに音と光で魅せるクラゲ大空間を楽しもう。

ミズクラゲとは

ミズクラゲは、全国各地に生息している。体色が無色半透明で、胃および生殖腺が体の中央部分に四つ葉のクローバーのような模様で見える。ある地方では、この模様が4つの目玉に見えることから「ヨツメクラゲ」とも呼ばれている。体の外側の縁にある細い糸状のものが「触手」で、エサとなる小型甲殻類などの動物プランクトンを捕える。成熟すると、雌は「保育嚢」と呼ばれる器官が発達し、雄と見分けることが可能。

（2）クラゲプロローグ水槽

クラゲ展示ゾーンの導入部に設置される4つのクラゲプロローグ水槽では、「サムクラゲ」「アマガサクラゲ」「シンカイウリクラゲ」「カブトクラゲ」の4種類のクラゲを展示。プロジェクターによる4色の「四季」を表現した色彩豊かな演出でお客様を迎える。

1．サムクラゲ

オホーツク海などの寒流系の冷たい海に生息するクラゲ。成長した体の形や色から、英名で「Fried egg jellyfish（目玉焼きクラゲ）」と呼ばれている。

2．アマガサクラゲ

水深100m以深で多く見られる深海性のクラゲ。国内では、数園館のみで観覧できる貴重なクラゲだ。

3．シンカイウリクラゲ

通常水深500m前後に生息する深海のクラゲ。繊毛で形成される「櫛板（くしいた）」と呼ばれる器官を動かし泳ぐ。動く櫛板に光が反射することによって、発光しているように美しい光を放つ。また、自分に近いクシクラゲの仲間を好んで捕食し、時には共喰いをすることもある。

4．カブトクラゲ

日本各地で見られる刺胞（毒針）を持たないクシクラゲの仲間。成長すると体の形が兜のように見えることが名前の由来だ。平均的な大きさは10cm程度。体に8本の筋があり、その筋には「櫛板」が並び、ゆっくりと動かし泳く。ゆらぐ櫛板が光を反射することで、幻想的で虹色のような光を眺めることができる。

【リニューアル概要 ミュージアムゾーン】

「サメ」をテーマとした新たなミュージアムゾーンは、サメに魅了された「サメ博士」が研究のため世界を航海し、収集したコレクションを展示した新感覚のエリアだ。「奥深いサメの世界」を満喫しよう。

（1）VR水槽

飼育が困難なホホジロザメの生態や、ジンベエザメの遊泳する姿について、高精細CGを駆使した「VR水槽」で紹介。サメの知識について詳しく学べるほか、インタラクティブ機能によりホホジロザメの生態を身近に感じとることができる。

（2）各種展示コーナー

水族館が保有する卵殻や顎骨、剥製標本の展示を通して、サメの生態について詳しく紹介する。

1．卵殻展示コーナー

水族館ならではの産卵からふ化までの繁殖・飼育情報を、卵殻展示を交えて紹介。

2．顎骨展示コーナー

ホホジロザメやイタチザメの顎骨標本を中心に、多様な歯の形状について写真付きで解説。

3．古代ザメの顎骨

約1,500万年前～300万年前に生存し、全長約15mにもなったと言われる巨大な古代ザメ「メガロドン」の顎骨を展示。

4．サメではないサメコーナー

茨城県沖で捕獲されたギンザメやクロテングギンザメの剥製標本をもとに、「サメ」と「ギンザメ」の違いを紹介。

5．サメ類剥製展示コーナー

茨城県沖で捕獲された全長4mのホホジロザメの剥製を中心に、合計13種類の秘蔵のサメ類剥製を展示。それぞれの体の特徴について詳しく紹介する。

【リニューアル概要 オーシャンシアター】

「新たな夜の魅力」創出として、夜間限定のオーシャンライブを開催。新たなオーシャンライブでは、4つの「新」を体感できる。

ショーのテーマは「新たなる旅立ち」。リニューアルオープンを経て、アクアワールド・大洗の明るい未来への旅立ちを表現した、新感覚のエンターテイメントだ。

見どころ（1）：夜間の空間演出にこだわった、動物のパフォーマンスと照明効果の融合

オーシャンシアターを埋め尽くす無数のカラーライトが、イルカたちのダイナミックな動きに合わせてバリエーション豊かに変化する。

見どころ（2）：ダイナミックなパフォーマンスを後押しする、壮大かつ感動的なサウンド

BGMは、この水族館オリジナルの楽曲を使用。場面ごとに変化する壮大なサウンドがオーシャンシアター内に響き渡り、見る者すべての心を揺さぶる。

見どころ（3）：冬季夜間初となる、イルカとトレーナーの水中パフォーマンス

音と光の洪水の中、トレーナー自身もプールに入り、イルカたちと息の合ったパフォーマンスを披露。冬の夜間ショーでの水中パフォーマンスはこの水族館初。オーシャンナイトライブ最大の見どころの1つである、イルカとトレーナーの絆を感じよう。

見どころ（4）：MCを排したニュースタイル

ショー中のトークを一切無くした、シャープでスタイリッシュな構成。MCを入れない試みもこの水族館初で、これまでの常識を脱却した新たなスタイルだ。

【限定500名！オープニングイベントの案内】

12月18日(金)のリニューアルオープンに合わせた記念イベント「OPENING NIGHT」を開催。また、12月19日(土)よりナイトイベント「NIGHT AQUAWORLD」を開催する。

（1）「OPENING NIGHT」

＜開催日時＞
2020年12月18日(金) 18:00 〜20:30（17:15 入場開始）

＜内容＞
4階「オーシャンシアター」にて記念式典を開催。
来館者には、この式典に参加後、夜間限定「オーシャンナイトライブ」を観覧してもらう。ライブ観覧後は各自、自由見学となる。

＜参加費＞
大人：3,000円（税込、ドリンク＋オリジナルカレンダー付き）
小中学生：1,900円（税込、ドリンク＋オリジナルカレンダー付き）
※未就学児以下の方は入館できない。

＜チケット販売＞
販売開始日時：2020年11月20日(金) 10:00 〜
販売枚数：500枚

（2）「NIGHT AQUAWORLD」

＜開催日時＞
1．18:00〜20:00（17:45 入場開始）：
2020年12月19日(土)、20日(日)、24日(木) 〜 30日(水)
2021年1月2日(土)、3日(日)、9日(土)、10日(日)
2．17:00〜19:00（16:45 入場開始）：
2020年12月21日(月) 〜 23日(水)

＜参加費＞
大人：2,000円（税込）
小中学生：900円（税込）
幼児：300円（税込）

＜チケット販売＞

販売開始日時：2020年11月27日(金) 10:00 〜
販売枚数：500枚／1日
※「asoview!」WEBチケットでの販売。

URL

イベントURL：http://www.aquaworld-oarai.com/news/31385
チケット販売URL：https://www.asoview.com/channel/tickets/qk2rlVYZU2

※チケットの在庫がなくなり次第、販売終了。
※年間パスポート、前売券、招待券での入場不可。

※2020年12月7日(月) 〜 12月11日(金)の期間、館内メンテナンスのため、休館。