札幌市では、今年の夏も【飲食】や【音楽】をテーマにしたイベントが各所で開催予定である。イベント期間中、大通公園に国内最大級のビアガーデンが登場する「さっぽろ夏まつり」など、ビールを中心とした飲食イベントが開かれる他、世界的な音楽祭である「パシフィック・ミュージック・フェスティバル」といった、音楽をテーマにした大型フェスなど、多くのイベントが札幌市内にて開催される。

ビールの夏「第65回さっぽろ夏まつり」

今年で65回目を迎える「さっぽろ夏まつり」は、毎年100万人以上が訪れる、札幌の夏を代表するイベントである。大通公園5～11丁目に約1カ月間出現する国内最大級のビアガーデン、北海盆踊り、札幌狸小路商店街の狸まつり、すすきの祭りのほか、多くの協賛行事が行なわれている。
昨年は、27日間の開催でなんと39万リットルのビール（ノンアルコールビール・焼酎・カクテル・ワインは含まず）が消費されるなど、ビール好きの圧倒的な支持を受けるイベントとなっている。

1.3万席もある！「福祉協賛さっぽろ大通ビアガーデン」でビールを楽しもう

「福祉協賛さっぽろ大通ビアガーデン」は「さっぽろ夏まつり」の一環として、札幌の中心部にある大通公園で毎年開催される巨大ビアガーデンである。およそ1kmにおよぶ会場には約13,000席が用意されており、各丁目ごとにテーマが異なるビアガーデンが約1か月開催される。また市内の対象ホテルに宿泊するとお席の予約が可能な、観光客の方向け優先席「おもてなシート」も用意されるなど、道外の方も近郊の工場から直送される生ビールや世界のビールの飲み比べを存分に楽しめるようになっている。爽やかな青空のもと、緑豊かな公園で北海道の旬の食材を味わいつつ、国内有数のメーカーのビールが堪能できる「福祉協賛さっぽろ大通ビアガーデン」に是非注目しよう。

「狸まつり」「すすきの祭り」も期間内に実施

札幌狸小路商店街は、140年以上の歴史を誇る北海道で最古の商店街の一つ。札幌中心部を東西約1kmにわたって土産物店やカラオケ店など約200店が軒を連ねるアーケード商店街で、最近では海外からの観光客にも人気のエリアとなっている。その狸小路で「さっぽろ夏まつり」と同時期に開催されるのが「狸まつり」。狸小路商店街全体が装飾され、狸子供神輿や狸神輿渡御が行われる。
又、すすきの地区で行われる「すすきの祭り」では、歩行者天国に100軒もの屋台が立ち、「花魁道中」や勇壮な神輿の宮入、よさこいソーラン出場チームによるパフォーマンスなど、多彩な企画で訪れる方に熱気と興奮を届ける。

「北海盆踊り」に飛び入り参加しよう

「さっぽろ夏まつり」を締めくくるのは、同じく大通公園で行われる「北海盆踊り」。北海盆唄に合わせて踊り手がやぐらの周りで踊る様子は、日本の夏ならではの光景だ。生演奏で踊る盆踊りは、市民の踊り手に混ざって旅行者でも飛び入り参加が可能である。普段着でも踊れるが、浴衣を持っていなくても、浴衣のレンタル・着付けをしてもらって、浴衣で盆踊りデビューすることもできる。