『でんぼの神様・石切さん』へ行ってみよう!
親しみを込めて“さん”づけで呼ばれる"石切さん"の正式名は石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)。でんぼ(関西方言で、腫れ物のこと)の神様として、がん封じの願掛けに来られる方がとても多い神社です。石を切り裂くほどの強い神通力を信じて、各地からお参りされる人が絶えません。そして、参道に広がる商店街がなんともユニークなんです。 大阪と奈良の県境にある生駒山の麓へ、一日ぶらりと行ってみませんか。
神社に到着して、まず驚くのが、本殿と三の鳥居の間を多くの人が列をなしてぐるぐると回っています。何かと思えば、皆さん『お百度参り』をされているのです。お百度参りといえば、人知れずひっそりと…というイメージなのですが、こんなに大勢の方が、同時にお百度参りをされている様子に出会うのは、全国でもきっとこの石切さんだけでしょう。それだけがん封じや病気平癒に対する力が強いと信じられている証拠です。