霜月に賑わう台東区の飲み屋街。勤労感謝の日は他人に頼らず活気溢れる夜の浅草橋で自ら自分を労わろう!!
日本を代表する飲み屋街「浅草橋」。
この街では、毎年11月23日になると、日頃の勤労に感謝をしてもらうはずが、なぜか自ら自分自身を労わるために訪れた老若男女の人々で溢れかえる。
日が落ちかける夕方。小腹が空いた頃に目に入るタイ焼き屋の看板。
喉を潤すだけのつもりが、ついつい甘い物にも手を出してしまうパンダがトレードマークのドリンク店。
本格的な夕食を食べようと思えば、頭を悩ませる老舗の、焼肉屋とカレーダイニングと季節料理屋さん。
夜も深まり、街に灯りが灯しはじめたことに気付きフラッと裏路地のバーへ。
この日限定で売り出されているという韓国のルームフレグランスブランドに目を奪われる。
ピンクのパッケージが可愛らしい。
日付が変わる頃、人々は名残惜しそうに各々飲み屋を後にし、疎らに家路へと着いていく。
ある者は終電で。ある者はタクシーで。ある者は徒歩で。
夢見心地で揺れながら思う。
来年もまた浅草橋に来よう。