源氏の滝公園
大阪府交野市東倉治2丁目交野八景の一つ。
かつて、交野の里には源氏姫と、弟・梅千代の2人が住んでいた。
源氏姫と梅千代は、付近で美しい・可愛いと評判であった。
源氏姫と梅千代は幼い頃に母と生き別れていた。
その頃、大和と河内の国境に「おろち山」という山が有り、そこに一団の盗賊が住んでいた。
女頭領率いるその一団は、時折、山を下りては交野の里に住む家々を襲い、略奪を繰り返していた。
ある日、盗賊によって源氏姫と梅千代は捕えられてしまう。
梅千代は、この時のショックでこの世を去った。
盗賊に連れて来られた源氏姫と梅千代を見た女頭領はその瞬間、息を呑んだ。
姫と弟は女頭領の生き別れた実の子供であったと言う。