アルプスの大自然を満喫!夏でも涼しい北八ヶ岳ロープウェイ&坪庭散策
長野アルプスの大自然を満喫!夏でも涼しい北八ヶ岳ロープウェイ&坪庭散策
暑いの苦手!でもせっかくの夏休み、手軽に大自然を楽しみたい! そんな人におすすめしたいのが、北八ヶ岳ロープウェイでらくらくアクセスできる「坪庭」の散策です。 坪庭は八ヶ岳の噴火でできた溶岩台地がすり鉢状になったところにあり、徐々に植生が回復した今では、亜高山帯の植物のメッカとして多くの観光客が訪れる人気スポットになりました。 お天気にもよりますが、晴れていれば南アルプス・中央アルプス・北アルプスの「日本三大アルプス」をぜ~んぶ一望できちゃう日もあるとか。 坪庭からはいくつかハイキングコースもあるので、縞枯山や北横岳への登山と組み合わせてもOK☆ 体力に自信のある人、アップダウンのある登山も楽しみたい人には蓼科山への縦走もおすすめです。 運が良ければ、眼下に広がる雲海を見ることができる…かも?
暑いのは苦手!という人にぜひともおすすめしたいのが、坪庭の散策。標高が2240m~2250mあるため、夏でも気温は20度前後と涼しいのです。(私が7月中旬に訪れた際、到着時は14度でした!) 日差しをさえぎるものがあまりないので、日焼け止めや帽子は必須。朝夕は日が翳ると肌寒く感じることもあるので、薄手長袖の羽織物を持っておくと安心です。
一周30分の散策路
散策路はだいたい一周30分くらいで回ることができます。 足元はしっかりと整備された道ですが、一部階段もありますのでスニーカーがおすすめです。 可愛らしい花々も多いので、ぜひカメラを持参して、ゆっくりと観察して回りましょう♪
標高1771mの山麓駅から2237mの山頂駅までを結ぶロープウェイ。100人乗りの大型ゴンドラは、夏は観光客、冬はスキーやスノボのお客さんでにぎわいます。 ピラタス蓼科スノーリゾートのゲレンデを眼下に眺めながら、約7分間の空中散歩が楽しめちゃう! 山頂が近づくと、左手には標高2472mの北横岳、右手には標高2403mの縞枯山が見えてきます。
山頂駅「山のカフェ2237」
山頂駅の改札横にある喫茶スペース「山のカフェ2237」は、この周辺に自生しているこけももを使ったスイーツが食べられます。 散策後に飲むこけももジュースの甘酸っぱさは、なんだか生き返った気になりますよ!夏ならこけももアイスがおすすめ♪
山麓駅「スカイレストラン こまくさ亭」
山麓駅2Fにある洋食レストラン。ハンバーグやパスタ、シチューなど、地元食材を使ったお料理がたくさんあります。 1Fは売店「かもしか」。北八ヶ岳界隈のお土産を買いたいならここがベスト。こけもものソフトクリームもおいしいですよ~。
バーベキューガーデン
山麓駅併設のバーベキューガーデンは、ログハウス風コテージ。グループやファミリーでの利用にぴったりだし、屋根付きなので天候がイマイチだな~という日でも安心。 食材もオーダーできるので、手ぶらで行っても楽しめちゃいます。
チケットがちょびっとお得♪
北八ヶ岳ロープウェイのホームページの施設案内ページに、ダウンロードできる割引券があります。 携帯やスマホの画面提示では使えないので、事前にプリントアウトして持っていきましょう。
ロープウェイ山頂駅から約1時間ほど歩いたところ、北横岳南峰の山頂手前にある山小屋。 基本的に宿泊者対応のみのため昼間に食事をすることはできないのですが、売店は営業しています。オリジナルグッズも買えますよ。 ヒュッテ前の庭にはテーブルもあるので、ここで休憩を取る人も多数います。
北横岳ヒュッテから横道に入り、3分ほど歩くと池が見えてきます。このあたりには池塘が散在していて、その名のとおり七つの池があるのですが、実際に見られるのは2つのみです。 9月末頃には紅葉で真っ赤に染まり、とても美しいのだそうです…。
八ヶ岳連峰の北部にある山で、標高は三角点のある南峰で2471m、さらに高い北峰が2480m。2000m級の山でありながら、ロープウェイを利用することで楽々アクセスできちゃいます! 山頂付近はわずかに森林限界を超える場所もあって、あちこちで縞枯現象を確認することができますよ。 坪庭から山頂まではよく整備されており標識もしっかりついているので、迷うところはありません。登山道の傾斜も全体的になだらかなので、初心者でも大丈夫。スニーカーでも行けますが、石がごろごろしているところもあるので、トレッキングブーツならなお安心です。
坪庭の途中にある標識を目印にし、歩いて5分ほど。縞枯山方面に行く途中にある山荘です。宿泊もできますが、喫茶利用のみでも気軽に立ち寄ることができます。 コーヒーや紅茶で一服するのもよし、うどんやぜんざいを食べてエネルギー補給するもよし! オリジナルのコーヒーカップが可愛いですよ♪
縞枯現象
縞枯山の由来にもなっていますが、このあたりに広がるシラビソやオオシラビソの樹木の一部が帯状に枯れて、縞模様になっているように見えます。 メカニズムについては北八ヶ岳ロープウェイのホームページにも出ていますが、この枯れた帯が移動していくというのだから不思議なものです。 同様の現象は、北横岳や蓼科山でも見られます。
- アプリで地図を見る
北八ヶ岳方面への玄関口は、中央本線茅野駅西口の2番バス停。一日6往復程度しかないので、あらかじめ時間を確認してプランニングしましょう。 茅野駅~北八ヶ岳ロープウェイバス停までは約1時間の道のりでちょっと長いのですが、ぐんぐん標高を上げていく間にテンションも上がることでしょう♪
蓼科高原ラウンドバス
蓼科はもとより、車山高原や白樺湖までカバーしているフリーエリア乗り放題の「蓼科高原ラウンドバス」のチケットがお得。 茅野~ロープウェイ駅までの単純往復でもぎりぎりモトは取れます。 2日間有効タイプなら、フリーエリア乗り放題で3500円と超お得。このエリアで1泊するなら絶対に買いですよ!