「木」がかりな魔境ツアー -鹿沼‐
栃木「木」がかりな魔境ツアー -鹿沼‐
鹿沼市の旧市内は木材のまち。江戸時代から伝わる彫刻屋台や築80年の木造小学校校舎など、木にまつわるエピソードが盛りだくさん。そこに住む人たちも気(木)になる人たちばかり。人情味のあるまちを歩いてみましょう♪
築80年の木造校舎。関東以北最大と言われています。
御所の森
なんと学校敷地内に「御所の森」と呼ばれる小さな神社があります。 地元クリーニング店の阿部さんによると「日光山の里坊である押原御所があった所で押原六十六郷(鹿沼市街地の大半)の総鎮守であった」とのこと。
昭和の面影な渡り廊下
現在きれいにリノベーションされた北小学校ですが、渡り廊下は昭和の面影を残しています。
正門の組み子
鹿沼の名物・組み子がデザインされたおしゃれな門扉です。
基本は「Bランチ」!初めての人はまずこれを。タコウィンナーがチャームポイントでソースたっぷり目がおすすめなのです・・・!
鹿沼の出前文化
出前して食べてみましょう。 ――――――――――― もともと、鹿沼は職人文化のまちで、その地域文脈から出前が発達しました。
出前文化の象徴・岡持
大量の岡持は鹿沼人が盛んに出前をとっている証左なのです。
出前人キャッチャー
流しの出前人にダイレクト注文。反則技かもしれませんが、リーガルな光景かもしれません。(謎
鹿沼には27の屋台があり、秋には有名な「ぶっつけ秋祭り」が開催されています。
彫刻屋台
精巧な彫刻が施された屋台には鹿沼の心意気が詰まっています。
彫刻屋台の車輪
鹿沼では、彫刻屋台の車輪を作成する木工所も存在しています。 一つ一つ手作りされ、二か月に一個しかできないまさに渾身の作なのです。
車輪職人・乾(いぬい)さん
気さくな方で、正統派の鹿沼弁を使いこなす現在では貴重な人材です。
大工のゆうすけ君
市内各所の伝統的家屋の修復を手掛ける実力派の職人さん。まさに鹿沼の建物の守り手な方です。 御用命は、㈱KOSHO建設(0289-65-5163)へ。 http://www.mapion.co.jp/phonebook/M26012/09205/20930274719/
クリーニング店としての腕はもちろんですが、『鹿沼の自然・栃木の旅』を自主製作されている北光・自然観察クラブを主催されている研究家としても名高いお方です。
阿部良司さん(中央)
(あべ・りょうじ) 歴史・自然のことは阿部さんまで。