小野川と赤湯で、温泉とグルメを堪能
山形小野川と赤湯で、温泉とグルメを堪能
米沢市を中心とする山形県置賜地方は温泉と美食の宝庫。山間部はもちろん、街の近くでも良質な温泉が湧いています。今回は米沢十湯のひとつである小野川温泉と、源義綱が発見したとされる赤湯温泉の2箇所を巡って、それぞれ温泉入浴とご当地のグルメを楽しんでまいりました。
小野川温泉に3ヶ所ある共同浴場のひとつ「滝湯」が、今年(2015年)に移転リニューアル。以前の「滝湯」は地元の方が日頃の汗を流すための渋くて鄙びた佇まいでしたが、リニューアル後は伝統的な外観に装いを改め、観光客でも立ち寄りたくなるような趣きのある浴場へと生まれ変わりました。
綺麗な浴室で掛け流しのお湯に入る
お湯はもちろん完全掛け流し。イオウの香りと淡い塩味を有するお湯は、とっても温まります。 浴室はごく普通の造りですが、当地の共同浴場では初めてシャワーが導入され、外来者でも利用しやすくなりました。なお、タオルや石鹸などの備え付けは無いので、お風呂道具は各自ご持参を。 無人施設ですので、利用の際には、予め指定の商店等で入浴券を購入しましょう(指定商店は湯屋に案内されています)。
週末のお昼時には席が埋まるほど、小野川では人気の大衆食堂です。ご当地ならではの米沢ラーメンや冷やしラーメンなど、メニューにはラーメン系が多くラインナップされていますが、牛丼などもありますよ。
温泉もやしのラーメンが絶品
私のおすすめは「もやしラーメン」。ラーメンの上に載せられているのは、小野川の温泉で育てたご当地野菜の豆もやしです。一般的なモヤシより何倍も長く、シャキシャキとした歯ごたえと濃い味わいが特徴的。アッサリ系の米沢ラーメンとの相性が抜群で、一度食べたら病み付きになること間違いなし。
かまくら村へ出前も
冬季の小野川温泉で開催される「かまくら村」は、豪雪地帯ならではの風物詩。なんと携帯電話で注文すると、かまくらの中まで食事を配達してくれるんですよ(かまくら内にメニューがあります)。 雪洞の中でいただくラーメンは一味違うかも!? (今季の「かまくら村」はもう終了してしまいますので、来季にご期待を)
歴史ある温泉地の老舗旅館。日帰り入浴も歓迎してくださいます。館内には浴室が2つあり、日によって男女を入れ替えています。いずれの浴室でもお湯がしっかり掛け流されており、タマゴのようなイオウの香りがふんわり漂ってきます。
内湯「丹波の湯」
「丹波の湯」は内湯のみで、石造りの内装は現代的でシックな雰囲気。静かにゆっくりと湯浴みしたい方に良いでしょう。
露天風呂併設「羽衣の湯」
もうひとつの浴室「羽衣の湯」は、全体的にゆとりのある空間となっており、露天風呂も併設されています。私の訪問時には雪見風呂が楽しめましたよ。
ドイツ風の本格的ソーセージ・ハム専門店。国内産100%豚肉をはじめとして、地元産の野菜や酒類など、厳選した食材によって生み出される製品の美味しさは、各メディアによって取り上げられるだけでなく、本場ドイツで開催される国際食肉コンテストでも受賞するほど。
めちゃうま!ハンバーガー
ソーセージやハムは販売品となるのですが、イートインスペースでは焼きたてのハンバーガーやホットドッグがいただけます。私が食べたのは「こだわりハンバーガー」(\500)。国産豚肉100%のパティーは、ちょっと噛むだけでも、肉汁と旨味がジュワーッと溢れ出てくる逸品。芳ばしいバンズや、シャキシャキなレタス、そして絶妙な味付けのデミグラスソースも最高。東京で同じ味を出したら、大行列ができること必至!