歴史的建物が点在!徳川園とその周辺を散策する旅
愛知歴史的建物が点在!徳川園とその周辺を散策する旅
名古屋市東区にある「徳川園」というのは、徳川御三家筆頭である、尾張藩二代藩主光友自らの造営による隠居所だそうです。現在は主に池を含む和風庭園やレストランがある徳川園と、徳川家の遺品を中心とした収蔵品がある徳川美術館の二本立てになっています。またこの周辺は以前から古い町の密集地帯で思わぬところに古い建物がある意外性がある地域。しかし、惜しいことに近年では区画整理という無粋な波に飲まれ、趣ある建物がどんどん姿を消しつつあります。今見る風景が次には無いかもしれません。
徳川園は有料施設ですが、その周辺は常にオープンされていて、敷地の隙間を散歩として通れてしまいます。朝夕になると近所の方の良い散策ルートになっているようです。上の写真の左側が主に「徳川園」となっており、和風庭園や料亭レストラン等があります。
南側の入口門
徳川園南側の入口とは別に、公園隅に美術館前に出る小路の入り口があります。実はこの門はフルオープンでいつでも入れています。
徳川園内の和風庭園
園内の「デジタル写真」がありませんのでお借りします。いずれ改めて撮影して参りますのでお楽しみに。
主に徳川家関連の資料、武具から生活本に至るまで様々な貴重な品物が収蔵されています。内部は常に、常設展と企画展が開かれていて季節に応じた展示を見ることが出来ます。
一番の貴重品はここです
建物的に一番価値があるのは「黒門」と呼ばれるこの立派な門です。名古屋空襲を逃れた数少ない建物の1つだそうです。
連続する屋根
この辺りは坂道になっているため、屋根がついた壁もこの通り。いくつもの小さな屋根が続いているようです。
かつてこの辺りに陶磁器の輸出業者が多く集まっていたようで、この陶磁器会館がそのシンボル的存在だったようです。タイルや壁が特徴的な歴史ある古い建物です。一階ギャラリーが公開されていますが、土日祝日は「お休み」です。
桜通沿いに唐突にレトロな建物があります。ここもやはり陶磁器関連のビルだったようで、僅かですが展示があります。玄関から一歩入った途端、タイムスリップしたかのような気分になるでしょう。ちなみに当ビルは完全な貸事務所となっいるので、基本的に見学目的の入館は不可ですね。せいぜい玄関までに留めておきましょう。
エレベータが凄い
実はビル内の事務所に出入りしていた事があるので知っているのですが、内部はひたすら古いです。中でも特筆すべきはエレベータ。起動時にガクンとショックが大きい半オープンタイプ。乗った時は目が点でした。
大洋ビルの裏側にある建物。この一風トロピカルな建物は資料によると大正年代の建造だそうです。手入れされたレンガ壁とレリーフが面白いです。
以前からJRと名鉄瀬戸線と地下鉄が交わったちょっとした総合駅です。かつて高架でなかった頃は踏切が開かずの踏切と化してましたが、今では両方共効果になってその当時の面影はありません。特に名鉄側駅前は再開発によって完全に変わってしまい、昔の面影は微塵もありません。
ゆとりーとラインって何?
大曽根に新たな交通手段が出来ました。実はこれ、新型バスレーンなんです。この高架部分はガイドレールによって走るため、バスなのに鉄道の扱いってのがトリビアです。
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ご存知、中日ドラゴンズの本拠地。ここは元々「三菱重工」があった場所。三菱重工といえば、アレです。興味がある方はお調べください。ドーム球場へは交通の便はやや悪く、辛うじて地下鉄の駅が少し歩いたところにあるくらい。JRなら南口を出て歩くのが一番早いです。
ドラゴンズ一色
周辺はモチロン、旗や飾り物一式が全てドラゴンズ関連で埋め尽くされています。この地方でオレンジ色と黄色のチーム推しの方はくれぐれもご注意を。(笑)
元々森下辺りから大曽根駅前までずっと続いていたアーケード商店街でしたが、ある時エイヤっとばかりにアーケードを取っ払って新たな街づくりを目指した商店街。結果は見ての通り、現在は誰も歩いていません。モニュメントだけが虚しく目立っています。
アーケード時代から続く店
商店街の中に「朝日屋」という小さなサンドイッチ屋が実は超有名店。季節の果物をふんだんに使用したフルーツサンドを是非お召し上がりください。
大曽根商店街の北側が名鉄大曽根駅なら、南側の駅が森下駅になります。かつて高架でなく平面だった大昔はこの駅から大曽根駅までずっと商店街だった記憶があります。それでも一応赤電車が走っていた頃は良かったんだけど、最近は銀色車両なんですよね。瀬戸線らしさはいったい何処へ?
尾張徳川家の菩提寺。今では境内が小さいように感じますが、実はこの辺り一帯全て境内だったようです。
不動堂があります
境内入って左側には、東海三十六不動尊霊場、第八番札所となる不動堂があります。
この辺り、悪名高き名古屋市の区画整理の最後に残っていた貴重な地域です。かつての屋敷町の中央に大きな通りをばっさり通し、周囲はどんどん区画整理されていきました。現在見ることが出来る風景もいつまで残っているのか誰にもわかりません。
木の壁が残っている
かつてこの辺りは木の壁で囲まれた屋敷が多かったと思いますが、現在では壁だけ保存されています。
町の中に銭湯がある
今では珍しい銭湯があります。消える一方の風景ですね。
郵便受けがレトロ
見ると現在も現役のようでした。漢字が左右逆ということは何時の時代に作られたものなのでしょう。
新聞のホーロー看板
地名表示と共によく見かけた新聞会社の広告ホーロー看板。この辺りで知ってる限りここしかありません。
落ちそうなポストと扉
ここもやはり現役のようです。傾いた郵便ポストをまっすぐ直さない所が良いですよね。
路地が続いている
路地があるのは古い町である証拠。区画整理があるとこのような風景はあっという間に姿を消すのでしょう。
ここも貴重な路地
近年はこのような路地はすぐ消えますのでチェックはお早めに。
こちらは廃業の煙突
この周辺は元々銭湯が多い地域でしたが、一軒また一軒廃業してしまって姿を消していきつつあります。
さり気にオードリー
ご主人の趣味なのでしょうか、ウィンドウの中に写真が飾ってあります。窓の雰囲気がバッチリ似合ってます。
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散歩で見つけたのですが、学校に煙突がついてるのです。あの位置からすると焼却炉ではないでしょう。とすると給食? 最近この校舎で工事が始まりました。この煙突は無事残るでしょうか。
この看板を夜に見るとまさに巨大な金魚が浮かび上がるのです。正体は「高山額縁」の看板で、裏側に工房があります。ちなみに表の道路側にはショップがあり、ビルの名前がズバリ「金魚ビル」と言います。
建中寺公園南側にある洋食のラク亭。ホント何気ない店ですが、昔ながらの味を残す洋食の老舗。代表メニューは「スカロップ」です。
名古屋市内で一番大きな教会です。高くそびえた塔は案外遠くからでも位置を確認することが出来ます。大聖堂は結婚式にも利用することが出来、実際の結婚式を見学もできます。このような本格的大聖堂での結婚式、ステキですね。