紅葉&秘仏公開♡湖東三山と周辺の社寺
滋賀紅葉&秘仏公開♡湖東三山と周辺の社寺
紅葉の名所、滋賀県にある湖東三山(西明寺・金剛輪寺・百済寺)へ行きました。 3つのお寺は天台宗の名刹で古い歴史を持つお寺です。 いずれのお寺も長い参道の石段を登ったところにお堂があり、参道も紅葉も、お寺の雰囲気も素晴らしいところ…。 そして魅力的な仏さまがおいでです。 3つのお寺は少し前に秘仏ご本尊の特別公開がありました。 3つのお寺のご本尊が揃って特別公開されるチャンスは今後しばらくないようですが、嬉しいことにその他の仏さまの特別公開があるのです。 素晴らしい紅葉と仏さまとの出会いを楽しみに…!お寺めぐりをスタート…! そして紅葉の美しい周辺の社寺もご紹介します。 早朝に名古屋を出発して、夕方までの一日コースです。 紅葉の期間中はJR彦根駅から湖東三山を巡るバスも運行されています。 どのお寺とも境内は広く、たくさん歩きますので歩きやすい靴でお出かけください。
湖東三山の3つのお寺の中で一番北にあるお寺です。 勅願により建立され、歴代天皇の勅願所として栄えました。 戦国時代、信長の焼き打ちをかろうじて逃れた本堂、三重塔、二天門は昔の面影を伝えています。 一番のオススメは、春と秋に公開される三重塔の内部です。塔の内部を彩る華麗な装飾画が見事に残されています。
西明寺のもみじ
古くからももみじの名所として知られているだけあって、広い境内の至る所に素晴らしい紅葉が眺められます。時間をかけてじっくり味わいたいスポットでした。
庭園”蓬莱庭”
最初に下にあるお庭から見学しました。色鮮やかなもみじに彩られたお庭は見事です。また庭の苔も綺麗です。「この苔は西明寺が好きです。大事にしましょう。」と札が印象的でした。
国宝の本堂
鎌倉時代の代表的な建造物で国宝の第1号に指定されています。堂内には秘仏本尊薬師如来さまが祀られています。この建物、釘を一本も使っていないとは驚きでした。本堂内の仏像の説明も…。
十二神将さまにお参りを…!
本堂には、頭に干支の顔を乗せた十二神将さまが祀られています。自分の生まれ年の干支の十二神将さまにお参りしましょう。宝くじやギャンブル以外のお願いなら、よ~く聞いて下さるそうです。
国宝の三重塔
石段を上がって本堂へ。そして国宝の三重塔へ。塔は普段、外から眺めるだけですが、春と秋に内部公開があります。拝観料の他に1000円納めて、塔の中に入りました。中では詳しい説明がありました。
三重塔内特別公開に注目…!
塔の中は中心に大日如来さまがおいででした。柱、天井、その周り一面に華麗な絵が描かれています。鎌倉時代のものが、こんなに色鮮かに残されているなんて…!驚くばかりでした。
湖東三山の3つのお寺のうち、真ん中にあるお寺です。 このお寺は聖武天皇の勅願により、行基菩薩が開いた古刹です。 まず、下にあるお庭を拝観します。このお庭の紅葉が素晴らしいです。そして両側にお地蔵さまの並ぶ長い石段を登って本堂へ。 本堂のご本尊は秘仏で、普段扉は固く閉ざされています。 堂内にはたくさんの仏像、文化財があり、お寺の方の説明もありました。 ちょうど日本最古の大黒さまが特別公開されていました。とても霊験あらたかな大黒さまだそうです。
金剛輪寺のもみじ
「血染めのもみじ」で知られる金剛輪寺の紅葉。奥の庭園の池のところ、舟方の石の傍らのもみじ…。この場所の燃えるように赤いもみじが一番の見どころだと思います。
庭園
このお寺も下にあるお庭から見学しました。桃山、江戸初期、江戸中期に作庭された3つの庭があります。どれもそれぞれ違った味わいがあり、素晴らしい紅葉に彩られていました。
参道を上がって
長い参道が続いています。湖東三山は、どのお寺も自然石の石段を登るので、ハイヒールは避けた方が無難です。参道のもみじを眺め、雰囲気を味わいながら上がって本堂へ。
本堂
本堂は国宝です。ご本尊、秘仏の観音様は行基菩薩が一刀三礼で彫ったと伝えられています。彫っていた途中、木肌から一筋の血が流れ、魂が宿ったとしてそのまま本尊に祀られたそうです。
大黒さま特別公開
期間限定で大黒さまが公開されていました。この大黒さまは日本最古の大黒さま。怖い顔で武器を持っているのが特徴です。かなり強力なパワーがあるとか…。なんと…!宝くじ当選のお願いもよ~く聞いて下さるそうです。
湖東三山の3つのお寺の中で、一番南にあるお寺です。 聖徳太子の創建と言われ、この地域に住む帰化人たちのためのお寺となりました。 平安時代になって天台宗のお寺となり、山麓一帯、壮大な規模を持つお寺に発展しました。 しかし戦国時代、信長の焼き打ちで建物すべてを失い、江戸時代に復興して現在の姿となっています。 長い参道に残る石垣が、お寺の歴史を語っているように感じました。
百済寺のもみじ
百済寺の紅葉は、長い参道に散り敷くもみじが印象に残りました。また、大きな池を囲む豪華な庭園あり、こちらの紅葉も日の光に輝いて見事でした。
眺望スポット「遠望台」
庭園を巡りながら登っていくと、眺めの良い「遠望台」へ。琵琶湖、比叡山が眺められます。そして西方、はるかかなたに渡来人の故郷、百済国が…。そんな両国交流のためのスポットとなっています。
昔を偲ぶ「石垣参道」
百済寺はその昔、巨大な寺院として繁栄していました。当時の面影はこの「石垣参道」、棚田のような「坊跡遺構」に偲ぶことができます。紅葉の季節は落ち葉に彩られます。
仁王門の”わらのボート”は…?
外国人さんに「門にある”わらのボート”はどんな意味があるの…?」と質問されました。「これはボートじゃなくて昔のシューズだよ。これに触れると、元気で長生きできるそうだよ。」と答えましたが合っているかな…?
仏像の特別公開
本堂のご本尊、観音様は直接拝むことができませんが、美仏として知られる”如意輪観音半跏思惟像”と、きれいな彩色の”聖徳太子像孝養像”がもみじの季節限定で特別公開されていました。
鐘の音が響き渡ります
湖東三山の3つのお寺では、お参りしていると遠くから鐘の音が届いてきました。百済寺の鐘楼では、参拝客が自由に鐘を撞くことができます。私もチャレンジ…!ごぉ~んと荘重な響きでした。
お土産ショッピングで立ち寄りました。農産物の直売所に直行…!地元で採れた新鮮な野菜をお土産にしました。葉っぱの付いた大根、ニンジンが買えるのが嬉しいです。道の駅では”ご当地スイーツ”にも注目しています。
愛荘玄米クッキー
地元滋賀県愛荘産こしひかりの玄米を使用したクッキーをお土産に買いました。コレステロールゼロ、乳製品、添加物不使用です。お抹茶、ジンジャーシナモン、黒ゴマと3種類。お抹茶タイプが最高でした。もっとたくさん買っておけばよかった…!
紅葉の美しい穴場スポットを紹介します。 胡宮神社は、イザナギ、イザナミ神を祀り、山頂の磐座崇拝が神社の起源です。 鎌倉時代には天台宗の”敏満寺”の鎮護の神として栄えました。 社殿は戦国時代に兵火で焼失しましたが、江戸時代に復興されました。 お寺のような雰囲気が残る神社です。普段はひっそりしていますが、紅葉の時期は色とりどりのもみじが美しく、特別公開やライトアップのイベントも行われています。
ボランティアガイドさんの案内で…!
紅葉シーズンの「石造観音立像特別公開」のイベントに参加し、普段公開されない観音堂のご本尊を拝観。紅葉の素晴らしい境内も、ぐるっと案内してもらいました。(ガイドさんは多賀観光協会に要連絡 0749-48-1553)
ここに東大寺の荘園があった
今から1200年前、この辺りは東大寺の荘園がありました。正倉院の絵図にも残されています。境内のもみじの丘に立つと、広々とした平野が眺められ、遠い昔の荘園を偲ぶことができます。
名勝庭園を覗き見…!
書院の北側には小さいけれど美しい庭園があります。普段は公開されていませんが、お庭を見おろせる場所に上がって、ちょっとだけ庭園を覗き見することができます。
ラッキーです。書院特別公開…!
11月の紅葉シーズンの休日に書院が特別公開されていました。普段覗き見するだけだった名勝庭園をお座敷に上がって眺めることができました。お庭の美しさをじっくり味わうことができました。
特別公開時、お抹茶席も
普段はひっそり閉ざされている書院ですが、紅葉時期の特別公開中、お座敷でお抹茶席があり、お庭を眺めながらお抹茶ブレイクすることができます。お菓子は”埋もれ木”で500円。
紅葉が美しく、見どころの多いお寺を紹介します。 天平時代、東大寺の良弁僧正が大仏の黄金調達をここで祈願し、祈願が成就。 その感謝のためお堂を建てて観音さまを祀ったのが始まりと伝えられています。 西国三十三か所巡礼の寺としても知られ、近年ではパワースポットとしてもクローズアップされています。
石山寺の紅葉
石山寺も紅葉の名所として知られています。境内のいろいろな場所に高低差があるので、長い期間紅葉を楽しめるそうです。散り紅葉も綺麗でした。ライトアップもあります。
ご本尊 如意輪観世音菩薩
ご本尊の観音様は33年に一度の開扉です。2016年12月4日までとのことで駆けつけました。500円お納めすると内陣まで入ることができます。観音さまに近いところで参詣。圧巻でした…!
観音様の中から仏像が…!
ご本尊の観音様の胎内から4体の仏像を発見…!今回の特別公開で公開されました。飛鳥時代、白鳳時代、奈良時代のもので、創建に関わった人ゆかりの品か…?と話題です。国宝級の発見だそうです。
石山寺というと…!紫式部
本堂は滋賀県最古の建物です。平安時代、紫式部の石山寺に参篭し、ここで源氏物語を書き始めたと言われています。本堂「源氏の間」には紫式部の人形が飾られていました。
石山寺というと…!硅灰石
境内には大きな硅灰石の岩があり、天然記念物になっています。「石山寺」の名前はこの硅灰石に由来しているそうです。また、ここは金運を呼び込むパワースポットとしても知られています。
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石山寺の駐車場の前にあるお蕎麦屋さんです。 石山寺の拝観を終えたのが午後4時30分でした。 帰る前にちょっと軽い食事を…と思って入ったら、思いがけずおいしいお蕎麦に出会うことができました。 石山寺は”しじみ釜飯”で知られていますが、”しじみ釜飯”とおそばのセットもありました。
シンプルなかけ蕎麦でした。
お蕎麦は白いシンプルな器に盛り付けられ、大きなすだちの輪切りが乗っています。薬味のねぎがちょっぴり別の器に…。シンプルだからこそ、お蕎麦のおいしさが生きてくるみたいです。
ざるそばもおいしかったです。
1.まずはそばだけ食べてみる。(そばの香りと味を楽しむ)2.つゆを少しすする。(カツオの香りとうまみを楽しむ)3.そばとつゆと両方味わう。4.薬味を入れてみる。これがオススメの食べ方だそうです。