効率重視の超絶道東強行軍
北海道効率重視の超絶道東強行軍
本州から北海道に行く場合、往復がフェリーということが多いですが、サラリーマンの夏休みはせいぜい9日間ぐらいなので、北海道滞在期間は正味5日間といったところ。 たったこれだけの日数でじっくり道東を巡るのは至難の技ですが、効率よく回ればなんとかなります。
名古屋方面からフェリーで行く場合は、苫小牧で下ります。 そこから高速道路に乗ってひたすら走ります。 途中いろいろ魅力的なスポットが点在しますが、道東を巡る場合は全てスルー。 そうすれば夕方にはなんとか阿寒湖に到着します。 ここが道東のゲートウェイになります。 ホテルもたくさんあるので、まずここで1泊。
阿寒湖でゆっくりし過ぎると道東を巡る時間がなくなるので、ここはアイヌコタンのみ。 ここはアイヌ民族の部落で雰囲気だけでも独特でおもしろく、「ボロンノ」でアイヌ料理食べたり「イコロ」でアイヌ舞踊をアイヌの人達といっしょに踊ったり。 湖畔巡りやマリモは大したことないので割愛しても、アイヌコタンだけはマストです。 摩周湖もたいてい霧なので、ここも割愛。
阿寒湖を出発したら途中のポイントはいっさい無視して知床の代表的スポット ウトロ温泉まで一気に行きます。 阿寒湖を昼に出ればウトロ温泉には夕方には着きます。 ウトロに着く寸前に有名なオシンコシンの滝もあります。 遊歩道の階段を一番上まで登るとと、滝の水しぶきがもろにかかるので、夏場はオススメです。 この近辺は他にも世界遺産の大自然がタップリなので、ウトロ温泉には2泊したいところです。
ウトロの宿泊はここがオススメ。 単なる温泉旅館ではなく、知床アウトドアに精通した知床コンシェルジュ?が、毎晩身振り手振りでビデオとパワーポイントを駆使して、知床の薀蓄を語ってくれます。 トークも冗談まじりで冴えているし、内容も濃いので必見。 特にトレッキング情報は詳しいですし、ヒグマ危険地帯のガイドもしてくれます。
夏なら絶対オススメ。 ナマ暖かい滝の温泉に浸かれます。 未舗装の砂利道をかなり走りますので、アクセスはタフです。 混浴というか、ふつうの滝と川で遊んでいる感じですので、絶対水着を持って行きましょう。 裸は不可です。 さらに温泉成分がヌルヌルで、かつ岩場で裸足だと滑るので、足袋か靴下を履いた方が安全です。 あと、傷があると温泉成分がピリピリ浸みますのでご注意。
ここは超オススメの秘湯。 カムイワッカの滝の帰りにちょい寄りするとGOOD。 正に大自然の中の露天風呂が段々畑のような湯ツボが3つあります。 混浴なので水着があった方がいいかも。
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いろいろな周遊パターンがありますが、ルシャ湾まで行くヒグマウォッチングコースがイチオシ。 ヒグマがたむろっている岩場まで近づきます。 短時間滞在の場合はカムイワッカの滝往復コース。 しれとこ旅情をBGMに、知床の大自然をのんびり楽しめます。
ここら一体はヒグマがいるので、ガイド無しで巡れるのはウッドデッキが整備された一湖のみですが、野生の鹿とはわりと頻繁に遭遇しますし、時にはヒグマと遭遇することもあります。
知床からの帰路に立ち寄りたいのがここ! 観光ガイドもいますが、団体行動になってマイペースじゃなくなるので、個人でポイントを押さえてサッサと回れば2時間弱でひととおり回れます。
湖畔にいくつか露天風呂がありますが、まず砂湯で遊びましょう。 湖畔というか、一見海のような砂浜をスコップで掘ると温泉が湧いてきます。 ただし、ここは足湯程度で全身浸かる雰囲気ではありませんので、体を清めるには他の湖畔露天風呂が良いです。 いくつかありますが、コタンの湯と池の湯がオススメ。
この駅舎内にある「オーチャードグラス」というレストランのビーフシチューとケーキは絶品ですが、ここに立ち寄るか屈斜路湖に立ち寄るかどちらかのチョイスです。 両方は日程的にキツイかな???
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最終行程がかなりの長距離を走ることになるので、最終日の宿泊はここがオススメ。 ゆったりできる温泉旅館がたくさんあります。
北海道での正味滞在が5日間しかない場合は、川湯温泉から苫小牧までひたすら走るしかないですが、もう1日余裕があるなら、ここに立ち寄って帯広に泊まるのもいいです。 説明するまでもない、田中義剛さんの経営する超有名なスポット。
最終日はここで飲めれば和みます。 七夕シーズンに行くと、商店街のアーケードが仙台七夕のような雰囲気になってすごく盛り上がります。 帯広名物の豚丼も絶対食べてください。 病みつきになります。