車中泊日本一周 2009-2010 (01) 北海道
北海道車中泊日本一周 2009-2010 (01) 北海道
2010年6月、青森県の大間フェリーターミナルから車ごと函館港へ。初めての北海道です。 本州の自然を拡大ルーペで観ている感じがずっと続くのが、北海道の大自然といった感じでした。 北海道開拓の歴史はまだ浅く、その為自然が多く残されています。 北海道神宮参道をはじめとして、札幌市内、その他いたるところで直線道路が多く、 道路幅が広かったのは、そんな北海道開拓の歴史がまだ浅いことを物語っているのかもしれません。 馬車や自動車を想定した道路の構成といった感じです。 京都などの古都では、神社やお寺の参道は大体細くて狭いです。 北海道(と沖縄)は、人の多い町中と自然が多く残る地域とのギャップがとてもハッキリとしていました。 あとは、とにかく広かったです。 宗谷岬から知床まで、距離にして東京~名古屋間を、ほぼノンストップでドライブできます。 また北海道は人気の観光地なので、観光スポットもやたら多く、 一見さんの観光客を相手にした、いわゆる俗なものも結構ありました。 今度は冬に訪れてみたいです。
「世界三大夜景」のひとつ、函館。 上の写真はネットからお借りしました。
観光スポット目白押し。
市電で街を回れます。
五稜郭跡・五稜郭タワー
写真はネットからお借りしました。 空撮のほうがわかりやすいです。 タワーからの眺めも良かったです。
五稜郭公園
私が訪れたのは6月でしたが、 桜がまだ咲いていました。
ハリストス正教会
神戸や長崎のように、 洋館や教会が立ち並ぶ港町・函館。 そのシンボルでもあります。
「元町」コース
石畳の坂道。
函館朝市
函館駅のすぐそばにあります。 日本一規模の大きい朝市だそうです。 新鮮な食を求める観光客や 函館市民が集まります。
函館山展望台
ロープウェーで展望台へ。 夜景を観たかったのですが、 夜は道の駅で車中泊をするため 時間的に難しく、 昼の訪れとなりました。 さすがに眺めは最高でした。
日本有数の温泉地。 自然湧出量1日1万トン、 源泉温度45℃~90℃の高温、 9種類もの豊かな泉質、 世界的にも珍しい「温泉のデパート」だそうです。
赤オニがお出迎え。
青オニもいました。
広い温泉街
共同浴場に日帰り入浴しました。 写真はネットからお借り。
スケールのある景色
周辺には登別原始林もあります。
硫黄の臭いが。
いかにも本物の温泉といった感じです。
大正地獄
間欠泉です。
観光名所「地獄谷」
お客さんが多かったです。
積丹半島にある岬。 シャコタンブルーの透き通った海と、 ダイナミックな景観が特徴です。 かつては女人禁制だったそうです。 先端部から見る景色は絶景です。 写真はネットからお借り。
駐車場。
駐車場から先端部までは 遊歩道を歩きます。 距離は770m。
起伏に富んだ稜線上の遊歩道。
いい運動になります。
遊歩道の両側の日本海は積丹ブルー。
この日はくもりでした。 強風時は 立入禁止になります。
神威岩。
高さ41mの岩。 先端部からは 周囲300度のパノラマです。 水平線が丸みを帯びて見えます。
北海道の県庁所在地、札幌。 写真は、大通公園です。 札幌市街地の中央を、 東西に貫いている大きな芝生公園で、 花壇に噴水、彫刻などが設置されており、 のんびりと過ごすことができます。 市民憩いの場でした。 有名な「さっぽろ雪まつり」は、 ここで開催されています。 テレビ塔や地下街もスポットです。
北海道神宮
まずはここでお参りを。
時計台
正式な名前を 「旧札幌農学校演武場」といいます。 国の指定重要文化財です。 明治11年に建てられました。 今も時を刻み続けています。
北海道大学
イチョウ並木が印象的でした。 広い敷地内。 クラーク像と 総合博物館(無料)が オススメです。 写真はネットからお借り。
小金湯
源泉100%の天然温泉、 日帰り入浴ができる温泉です。 今でこそスマホがあるので、 美味しい食べ物屋さんや 宿泊施設を調べられますが、 当時は無かったので、 ほとんど 行き当たりばったりで、 日帰り入浴可の温泉を 探して行っていました。 写真はネットからお借り。
定山渓パーキングエリア
温泉郷として有名な 定山渓のパーキングエリアで、 車中泊を致しました。 札幌から比較的近く、 さらに少し行った所には これまた温泉地として有名な 豊平峡があります。 写真はネットからお借り。
ラベンダー畑で有名な富良野。 色とりどりの景色を見せてくれます。 写真はネットからお借り。
セブンスターの木
観光たばこ 「セブンスター」のパッケージに 採用された木。
ポプラの木
別名「哲学の木」 2016年2月、 観光客のマナーが悪すぎるので、 なんでも伐採されたとか...。
1996年設立。 タンチョウの生態や行動などを知ることができます。 また、実際にタンチョウを観察できます。 国内唯一のタンチョウの為の施設です。 近くには釧路市丹頂鶴自然公園もあり、 こちらもオススメです。
タンチョウの歴史
阿寒町は、 タンチョウへの 人工給餌発祥の地。 また、越冬地でもあります。
世界の生息数
2400羽だそうです。
千円札のタンチョウ
旧千円札に 描かれているタンチョウは、 阿寒で撮影された写真を もとにしているそうです。
皇太子殿下御歌の石碑
平成5年の歌会始の儀に 詠まれたそうです。
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日本最大級の湿原です。 展望台、遊歩道が各所にあります。 広いです。 私は釧路市湿原展望台と、 湿原展望台遊歩道を探索しました。 大自然のパノラマを満喫できます。 写真はネットからお借り。 ゴジラのテーマで有名な伊福部昭先生は 釧路出身で、「釧路湿原」をテーマにした 交響的音画も作曲しています。
日本の本土最東端。 納沙布岬と望郷の岬公園です。 こちらの写真は、公園内の 「四島(しま)のかけはし」と「祈りの火」です。 世界平和と、 いわゆる「北方領土」返還を 祈念するために作られました。 周辺には北方館、オーロラタワーなどがあります。
納沙布岬
日本で一番日の出が早い岬です。
北方館(望郷の家)
北方館は、 返還要求運動の発祥地です。 北方領土問題についての資料、 また、北方領土の歴史、 戦前の島民の生活関連資料などが 展示されています。
「霧の摩周湖」として有名。 最深211.4mの世界一級の透明度を誇るカルデラ湖。 不純物をほとんど含まない聖なる水が作り出す独特の深い青は 「摩周ブルー」と言われているそうです。 摩周湖は、「霧の摩周湖」と呼ばれるほど、 全景をハッキリと見ることのできる機会が少ない湖です。 私が訪れた日も、霧がかっていて観られませんでした。 ただ、摩周湖を見ることができると、 婚期が遅れるという伝説もあるそうです。 写真はネットからお借り。
展望台は三か所あり。
オススメは第一展望台(有料)です。 ちなみに、 摩周湖は「湖」という表記ですが、 正確には水たまりなんだそうです。 湿度が高く霧があるので、 水が蒸発しにくいんですね。
神の子池
摩周湖の近くに 神の子池という池があります。 こちらもオススメです。
透き通ったブルー。
摩周湖は、 周辺の神の子池などに 伏流水を湧き出させることによって 水位を保っています。
世界遺産「知床」。 知床とはアイヌ語で「地の果て」という意味だそうです。 人を寄せ付けないような大自然が数多く残されていました。 知床八景はオススメです。 写真はネットからお借り。
知床五湖遊歩道入口
まれにヒグマが出没するそうです。 秘境って感じです。
大自然のパノラマ。
知床五湖を歩いて周りました。
知床世界遺産センター
世界遺産である知床の 管理と利用に関する 情報発信拠点。 まずはこちらで 情報を収集しましょう。 道の駅うとろ・シリエトクの 隣にあります。 写真はネットからお借り。
知床博物館
斜里市街にある知床博物館。 私が訪れた時は、 ほぼ貸切状態でした。 知床半島の知識だけでなく アイヌ文化や、 北海道の動物についても 触れられており、 結構オススメの穴場です。 写真はネットからお借り。
大雪山は 北海道の最高峰である旭岳(2,291m)をはじめ、 20連峰におよぶ標高2,000m級の山々の総称です。 大雪山国立公園は、その山々を中心とした 北海道のど真ん中にある日本最大の国立公園です。 その面積は、ちょうど神奈川県の広さに匹敵するそうです。 旭岳ロープウェイがオススメです。 写真はネットからお借り。
黒岳ロープウェイ
この日はあいにくの天気で、 ロープウェイを断念しましたが、 周辺を車で走るだけでも、 北海道の大自然を堪能できます。 周辺には スポットがたくさんあります。
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日本最北端の地、宗谷岬。 「宗谷岬」の歌でも有名です。
はるか向こうにはサハリンが。
納沙布岬の北方館に行ってから 訪れると、 景色を観る意識もまた違ってきます。
平和の碑
日米合同で建立した平和の碑。
あけぼの像
昭和46年7月、 北海道の牛乳生産量 100万トンを突破と、 飼育乳牛50万頭突破を記念して、 宗谷岬の丘陵上に建設されました。
祈りの塔
昭和58年、 大韓航空機が撃墜された 事件をきっかけに 慰霊と平和を願って 作られたものです。
世界平和の鐘と子育て平和の鐘。
世界平和の鐘は、 1号鐘が国連本部、 2号鐘がここ宗谷岬公園、 3号鐘は稚内市と 友好都市を結んでいる 沖縄県石垣市に それぞれ 設置されているそうです。 写真はネットからお借り。
北海道の一番北、稚内から約52キロ離れた利尻島。 周囲が約63キロ。 車で1周すると約1時間~1時30分間ほどだそうです。 利尻富士(利尻山)が何といってもランドマーク。 高山植物がたくさん分布しています。
稚内からフェリーで。
利尻山が見えてきました。
鴛泊フェリーターミナル
観光客で賑わっていました。
利尻山
周囲をひとりでウォーキング。
すがすがしい景色。
連日の車中生活から 久々に開放されました。
「さいはての島」の立て看板
利尻島に移住した東京の人が 書いた文です。 後半部分は、 北海道に住んでいる人の気持ちを 代弁していると感じるのは 私だけでしょうか。 私も今回の北海道旅において、 その気持ちが少しですが 感じ取れた気がします。
礼文島香深港
礼文島。別名「花の浮島」。 日本最北の島です。 海抜0メートルから 高山植物が咲くという、 礼文島独特の植生が見られます。
礼文町郷土資料館
礼文町町民活動総合センター ピスカ21の1階にあります。 今回は時間の都合上、 香深港周辺だけの 探索になりました。 写真はネットからお借り。