年末年始恒例!除夜の鐘、串カツ、日の出、そしてラストはぜんざいで締めるのだ。
岐阜年末年始恒例!除夜の鐘、串カツ、日の出、そしてラストはぜんざいで締めるのだ。
大晦日になると何処からともなく聞こえてくる除夜の鐘を聞くと、あぁ、無事に年を越したと実感します。 そんな除夜の鐘ですが、近所を探すと案外除夜の鐘を撞かせてくれる寺があるものです。 せっかくですから普段は鐘を「聞く人」だったところを一転して「撞く人」になりませんか。 除夜の鐘を撞くことにすっかり味をしめてしまい、 ここ数年は大晦日から元旦早朝にかけて徘徊する習慣ができてしまいまいた。 下記に記載する時刻の辺りには間違いなく現地にいます。 もしかするとすれ違うかもしれませんよ。 「自分で撞ける東海地方の除夜の鐘特集HP」がありますので参考までに ↓ http://www.gokinjyo.jp/newyear/jyoyanokane.html
我が家の年越しイベントはここ、岐阜北方の「圓鏡寺」から始まります。普段は静かな寺なのですが、大晦日だけはライトアップされます。時刻で言うと夜の11頃から近所の人が集まりだし、12時が近づくと除夜の鐘が開始です。鐘楼の登り口が狭いため一度に数人ずつ上がり、気持ちを込めて鐘を撞くと、今年もいい年だったかなと感慨深くなります。撞いた後はみかん等のお下がりが頂けますので有り難く頂きましょう。ちなみに最後まで居たことはありませんが、並んだ方全員最後まで撞けるという話です。 昼間はこんな感じ→
夜中の本堂もいいものです
ここはほぼ地元の方しか来ません。わざわざ車でやって来る方が少ない感じ。参拝後は山門前の茶屋が営業してますので温まるのも良いですね。 ※本堂は2016年に改築されました。
圓鏡寺での鐘撞きを済ませるとその足で「谷汲山(華厳寺)」へと向かいます。時刻で言うと12時少し前。ですので途中の車内で新年を迎えることになります。最初、まさかこんな山奥に誰がくるものかと思ってたらトンデモ大間違い。本堂から延々続く参拝の行列にびっくりしました。時間が経つほど行列が短くなることから、恐らくこれは深夜0時迄参拝を止めてたのでしょう。本堂参拝して鐘を突いて、参道で甘酒を飲んだりして道草してる段階で時刻は夜中の2時を過ぎます。 昼間はこんな感じ→
行列は続く
かなり手前にある山門の手前からずーっと列が続いているのです。石段になると危険なので警備員が参拝者の整理をしています。
ようやく本堂に到着
本堂は常時参拝客とおみくじを求める人達で一杯。奇跡的に人が消えた一瞬を狙って撮影出来ました。
深夜の大黒様
深夜に大黒様を見るとひと味違いますね。こんな夜中まで何やってんだと声が聞こえてきそうですね。
深夜の笈摺堂
この辺りは独特な雰囲気があります。昼間でも何となく不気味な場所なのですが、深夜になると一段と不気味さを増します。
深夜の青い四天王
本堂の真後ろになります。深夜に見る青い四天王は神々しさを通り越して神秘的にさえ見えます。
鐘撞堂はこちら
本堂向かって右側の石段を上がった所に鐘撞堂があります。通常の鐘とは違い、下から紐を引いて撞くタイプの鐘です。
鐘撞堂の中の観音様
鐘撞堂の中は、はっきり言って暗いです。こんな薄明かりの雰囲気で観音様を眺められることはなかなかありません。
参道の両側はまるで昼間と変わらないくらいの店が営業しています。名物の「谷汲ういろ」まで営業してるのにはたまげました。山門近くの飲食店も営業しているので寒い体を温めるのに利用します。いつもおでんと甘酒が定番ですね。
甘酒で体を暖めます
毎年参拝後に山門近くの店に入って甘酒で体を暖めます。冷えきった体に甘酒がうんメェ~~~~~。
本来、谷汲から千代保稲荷へは自宅から遠回りになるのですが、勢いで行ってしまいます。やっぱ山奥は超寒かったので、千代保稲荷に参拝というより、むしろ串かつを食べて温まりたいというのが本音ですね。この時刻になると参道も歩けるくらい空いているので丁度いい感じ。ちなみにこちらは神社ですから鐘撞堂はありません。 昼間はこんな感じ→
境内は人でいっぱい
もうとっくに元旦に突入してるのに関わらず境内には参拝者で溢れています。一度年越しで来たことがありますが、全く動けません。初心者には無理です。
時刻の証拠写真
画面が見えますでしょうか、時刻は間もなく4時になろうとしています。
深夜の千代保稲荷
通常深夜の稲荷神社って何となく避けたい感じですがこの日だけは別ですね。
千代保稲荷神社への参拝も大事ですが、肝心の目的はむしろこちらの「串カツ」ですね。これで車でなければ熱燗で温まって串カツを食べてシアワセになれるところですがグッと我慢我慢。店の中で食べるより、立ち食いで出来上がりたてを食べるほうが旨いです。
やっぱり串カツは玉家で
参道あちこちの串カツを食べて歩いた結果、やっぱり串カツは玉家ということに。それも出来たてアツアツを頂くのがコツ。もう止まらないやめられない~♪。
夜の千代保神社は凄いぞ
以前31日夜23時頃行ったことがあるのですが、危険を感じる程凄い人です。幸い毎年千代保神社へは3時過ぎに到着するのでこれでも随分空いています。
もう一つの稲荷神社
千代保稲荷参道内にもう一つの稲荷神社があります。こちらの奥は灯りが超暗いですが、お忘れなくどうぞ。
こうして大晦日の夜は寺とか神社をハシゴして帰るのが定番と化してしまいました。帰宅する頃はそらはすっかり明るくなり、初日の出寸前になることもあります。せっかくですから、近くに長良川まで出て初日の出を見てから帰宅ですね。
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最後に向かうのは岐阜墨俣城。別名一夜城といった方が耳に覚えがあるかもしれません。先ず近くの長良川堤防から対岸に上がる初日の出を拝みます。その後はぜんざいの施しを受け、時間が許せば特別無料開放(の筈)の天守閣に登ってみます。その後にのんびり帰宅して昼過ぎまで寝るのが毎年のパターン。
冷えた体に染み渡ります
長良川堤防の上ってすっごい寒いのです。各自万全の服装で挑みますが、正直じっとしてるだけですから。冷え切った体にぜんざいが本当に有り難いのです。
せっかくなので登城します
歴史上の一夜城はこの地で間違いありませんが、建物は全く違いますから。現在はあくまで資料館ということでよろしく。
遠くに岐阜城が建つ金華山が
天守閣に登ると目の前に長良川を見渡すことが出来ます。北東の方向を眺めると金華山が見えますね。まだ空はどんよりしています。