ぶらり…湖都・大津
滋賀ぶらり…湖都・大津
滋賀県の玄関口に位置する県庁所在地「大津市」。天智天皇が都を飛鳥からここ、近江大津宮へ遷都して以来の古都でもありますね。 京都からも近いので、ちょくちょく訪れます。何といってもマザーレイク~びわ湖~の包み込むような雄大さ、歴史に触れることのできる数々のスポットなどに魅せられ私の大好きなエリアの一つとなっています。 今回は、そんな大津のここは見てほしい~と思うスポットを中心にプランを立ててみました。ご参考になれば幸いです。
大津港から石山あたりまで続く 湖畔の東西に広がるなぎさ公園、その距離は4.8kmで、多くのスポーツ施設や文化施設が点在します。びわ湖の雄大な景観を楽しみつつ散歩や、ジョギングなどに親しむことができる市民憩いの公園なのです。 1995年には、「都市景観100選」を受賞しているそうですよ。
なぎさのテラス
公園エリア内に並ぶ眺望自慢のカフェ4軒…こちらが「なぎさのテラス」です。イタリアンや、玄米菜食レストランなどバラエティに富んだお店がそろいます。これからの季節はぜひ、オープンデッキでお食事を! *なぎさWARMS *ANCHOVY *Chocola *Colony
石場の常夜灯
なぎさのテラスから見える大きな灯籠、1845年に建立され何度かの移転を経てここにあるそうです。航路の目印として長い間活躍したとか。「急がば回れ」の語源になった常夜灯なんだそうです!
まるで浮城のよう「琵琶湖文化館」
2014年から閉館中なのですが、お城のような姿が目を引きます。昭和36年に農機具販売の「ヤンマー」総業者が設立した博物館だそうで、秋の実りを象徴するトンボが屋根にシンボルとして飾られています。下の部分はびわ湖と直結していて水鳥が飛来してきてます。
近江大橋
大津と草津を結ぶ全長1290mの橋。有料でしたが、今年から無料となりました。なだらかな曲線が美しく、日暮れ頃の景観がとってもステキなんです。草津までのショートカットに利用してます。
膳所城址公園
1601年(慶長6年)築城の湖に突き出た「膳所城」の跡地。本丸跡が公園となっています。桜の名所としても知られていてたくさんの花見客でにぎわいます。ちょっとした遊具があってお子さんが遊べますよ。
晴嵐の道~近江八景「粟津の晴嵐」~
膳所城址公園から、晴嵐までの松並木がきれいな遊歩道。強風にあおられ枝葉がざわめく様子から「晴嵐」と称され、近江八景の一つにも数えられるようになったそうです。びわ湖から唯一流れ出る瀬田川まではもうすぐです。
浜大津港とも呼ばれている大津港は、昔から 北国と畿内を結ぶ物資の湖上交通の要所。当時、豊臣秀吉が「大津百艚仲間」を作り、物資の集散地としておおいに栄えました。 今は、観光船の発着場となりミシガンや、ビアンカなどの大型遊覧船が行き交っています。 正面の沖合の防波堤上には「花噴水」と呼ばれる大噴水が見られます。横幅が世界最大級の長さで、高さは40m!涼感あふれる景色が楽しめますっ!!
浜大津駅から歩道橋で一直線に港へ
駅からびわ湖の向いてまっすぐ進むと、見えてきました~。コバルトブルーの湖です!
観光船でびわ湖巡り
観光船「ミシガン」や、「ビアンカ」が発着しま~す。手軽に南湖をクルージングできる<湖南航路高速船クルーズ>や、湖に浮かぶ島々を巡る<ぐるっとびわ湖島めぐり>など、多彩なコースをラインナップ!
遠く比良山系まで見渡せます
花噴水の向こうには湖西の山なみが続きます。春先には、残雪が見られ美しいですよ。
花噴水・ライトアップ
夜になると美しくライトアップされる花噴水。幻想的です。
浜風が気持ちいい~(^-^)
湖畔沿いは、なぎさ公園と言う遊歩道や広場が設けられていて浜風を感じながらのんびり散策できるようになっています。
大津アーカス
大津港最寄りの複合型アミューズメント施設です。シネコンやカラオケ、ゲームセンターに加えて、レストランも完備!一日遊べますよ(*^^)v 船をイメージした外観になってるんですよ。
湖の駅浜大津
アーカス内にある近江米、地酒、銘菓などの滋賀県の特産品がそろうショップ「うれしや」と、近江米と地元食材を使ったお料理が味わえるフードコート「おいしや」があります。ワクワクしながらお土産探しできまーす!
大津市の玄関とも言える浜大津にある京阪電車の駅です。ここを起点に西は坂本、東は石山、そして京都市内へも行くことができます。路面を行きかう電車はなんとも情緒があります。
京都~浜大津間を走る「大津線」
京都市内を走る地下鉄とつながっているのでとっても便利!ひゃくにんでも名高い「逢坂山」を過ぎると浜大津までは路面を走ります。水色の車両がなんともさわやかです。
京阪と言えばこのカラー!「石山坂本線」
瀬田の唐橋、石山寺。また、近江神宮や日吉大社、比叡山延暦寺へもアクセスできます。昔から変わらない緑のツートンカラーは京阪のシンボル色です。
ラッピング電車がかわいい
映画「ちはやふる」は近江神宮でも撮影されたようで、記念のラッピング車両が走っています。ファンにはたまらない広瀬すずちゃんのあでやかなお姿が。
眼前にびわ湖!
改札を出ればいきなりレイクビュー! 空の青と一体化!開放感た~ぷっり!
浜大津駅から歩いて3分ほどのところにあるこちらのレトロモダンな建物は、昭和9年に「大津公会堂」として建てられて以来、名称や用途を変えながら市民の交流の場として親しまれてきたそうです。当時の雰囲気をそのままに、現在は1階に4つのレストランが入った交流・商業施設として生まれ変わっています。 「和フレンチ・大津グリル」、「Ristorante LAGO」、「近江牛グリル&バー モダンミール」、「HAWAIIAN Kitchens」。ちょっとリッチな気分でお食事を楽しめそうですよ。
雰囲気のある館内
瀟洒な感じの館内。落ち着けます。 平成22年には「景観重要建造物」に指定されたのだとか。
本格ハワイ料理が味わえる「HAWAIIAN Kitchens」
ハワイアンミュージックが流れる店内の内装や装飾品、店員さんのユニフォームなどからハワイの雰囲気が存分に味わえほっこり空間となっています。 湖西にある「R CAFE」の姉妹店らしいです。
ランチのロコモコ
トロットロの目玉焼きの下にはビーフ100%のパティ!ご飯は、白米か玄米か選べます。すべて国産の食材を使用しているそうです。安心でおいしいって最高!(1080円)他に、マグロの「アヒステーキ」や「フリフリチキン」なども人気。 *ランチ11:00~15:00/ディナー17:00~22:00(土日祝日は11:00~22:00)/定休日㈭
667年頃、天智天皇の御世に近江大津宮の鎮護として、長等山岩座谷の霊地に須佐之男命(スサノオノミコ)トを祭祀されたのが起源。後に、智証大師円仁が 園城寺(三井寺)の守護神として大山咋大神(オオヤマグイノカミ~日吉大神)を勧請、合祀されました。全部で5柱の主祭神をお祀りする神社として多くの皇族、や武将に愛されてきたお社です。 写真は、大津市指定文化財である絢爛豪華な朱色の楼門です。
朱色と緑のコントラストがキレイ
この楼門をくぐると急に落ち着いた、厳かな空間が…。
手水舎
しっぽをうねらせた吐水龍があしらわれていました。珍しく頭からしっぽの先までしっかり見れます。見事な龍です。
拝殿
楼門、拝殿、本殿が一直線に並んでいます。
狛犬が陶器!?
本殿前にある狛犬がちょっと変わっています。青みがかかったブロンズのような陶器?でできていてツルツルです。 五間社流造の本殿は回廊式になっていてお百度参りをされている方がおられました。ぐるりと一周できます。
平忠度(たいらのただのり)の句碑
平忠度公は清盛公の異母弟。 平家が都落ちした際に、和歌の師である藤原俊成にこの句も綴られた歌の巻物を託したと言われています。俊成は《千載和歌集》にこの歌を「詠み人知らず」として収めました。 ~さざなみや 志賀の都は荒れにしを 昔ながら(長等)の 山桜かな~
馬の神さま
境内にある「馬神神社」は、かつて馬が重要な交通手段だった頃の馬の健康を守る神さまだったようですが、近来は競馬の神様として、馬主や競馬ファンが参詣に訪れるとか…。
時代が変わると…
競走馬の名札が揚げられていました。絵馬もやはりお馬さんが描かれています。 時代と共に祈る対象が変わっていくものなんですね~。
すぐ横から三井寺へも行けます
神社の右横に長い階段があり、ここから三井寺の観音堂へ行くことができます。
長等山 園城寺(三井寺)
天台寺門宗の総本山。西国第十四番札所の観音堂や、天智、天武、持統の三天皇が産湯に使ったと言われる霊泉や、国宝の金堂など多くの堂舎が立ち並びます。琵琶湖の眺めも最高ですよ(*^^)v
長等山山麓の長等公園内にある美術館です。ここ長等山の麓にアトリエを構え、35歳の若さで亡くなった日本画家・三橋節子さんの 近江の豊かな自然や歴史をテーマにした収蔵作品30数点が展示されています。ガンにより利き手を失いながらも、筆を左手に持ち替えて描かれた作品の力強さは胸に迫るものがあります。近い将来、愛しい家族を残して死ななければならない悲しみや、深い愛が彼女の描く絵からあふれ出しているような、そんな作品ばかりでした。どうぞ、直にご覧になっていただきたいステキな美術館です。
優しい気持ちになれる美術館です
最初に三橋節子さんに関するビデオを見せていただきました。そのあと、ゆっくり作品を鑑賞できます。ビデオでその思いに触れられたことで、鑑賞の深さも変わるような気がしました。
「三井の晩鐘」
晩年の力作。少々ダークで重い画風の中に、慈しみや愛情がたっぷり詰まった忘れられない作品です。 近江に伝わる昔話をご自身のお子さんたちに語るように描き続けられたそうです。子を思う優しさを感じさせてくれる何かがあるんですよねぇ。
絶筆作品「余呉の天女」
最後に一家で訪れたとされる湖北の余呉湖に伝わる伝説の絵です。子供を残して天に帰らなければならない天女の悲しみと節子さんの思いがオーバーラップしてしまいます。
在りし日の三橋節子さん
あたたかな笑みを浮かべ創作される姿…。画家である前に一人のお母さんなんだと痛感しました。
長等公園
美術館を下るとそこは、隠れた桜の名所でもある長等公園。新緑の今もさわやかで心地よいスポットとなっています。 お弁当を広げてピクニックもいいかも~。
小さいながらも涼やかな滝が…
サラサラと水の流れる音が…滝がありました。琵琶湖と大津の街も一望できます。
にゃんこに遭遇
美術館から長等公園に降りる階段辺りにいたにゃんこ。キレイな毛並みでしたが野良ちゃんなのかな?
大津大神宮
長等公園の入り口付近…滋賀県神社庁のすぐ隣に鎮座する「大津大神宮」は、天照皇大神宮と 豊受大神宮をご祭神としています。あまり知られていないお社ですが、思いの外BIGな神さまが祀ってあってちょっとビックリでした。
- アプリで地図を見る
伝統民画「大津絵」は、京都と滋賀の県境、大谷や追分辺りで売られていた民画で、発祥は江戸時代だと言われています。元々は仏画から始まり、時代の推移と共に様々な図柄が生まれ、風刺画、武者画、美人画、鳥獣画などが描かれるようなったと言います。江戸時代後期には絵種を10種(鬼の寒念仏、藤娘、釣鐘弁慶、鷹匠、寿老人など)に絞り、護符として売られていたそうです。 ここ大津絵の店は、明治に入り 衰退する大津絵を憂い、初代「高橋松山」が三井寺参道に店を構えたのが始まりとされています。現在は、4代目松山と、5代目信介の2人が伝統を受けつぎ、日々制作に励まれています。
まるで美術館!
店内の写真を撮らせていただきました。紙だけではなく、木片やひょうたん、つるべや石などにも描かかれ、その光景はまさに美術館!いつまでも見ていたい…。 それが大津絵なんです。
梁が見事でした
名前が残る絵師ではなく、無名の画工たちによって描かれてきた大津絵は、6~7色を基本とする泥絵の具により彩色されます。これが独特の風合いを醸し出しているんですよね。
近江八景と大津絵のハガキセット
購入しました~。 もったいなくて使えませんが…。 抑えた色合いでオシャレ。壁に飾ってもいいかも💗
お店の前の野仏
ホタルブクロに守られた石仏。そっと手を合わせます。
マンホール①~ランドマーク編~
旅先での「ご当地マンホール探し」も楽しみの一つ☝ こちらは、大津のランドマークをギュッとと盛り込んだバージョンになっています。
マンホール②~大津絵編~
こちらは大津絵。風情があるじゃないですか。
浜大津の電車道に建つ、明治2年創業のお店。 三井寺と、比叡山の僧だったと言う弁慶が三井の晩鐘を比叡山まで引きずった怪力にちなんだ由緒ある銘菓「力餅」が看板商品です。近江のもち米をきねづきしたお餅を使用。添加物は一切使っていないため2日しか日持ちしないそうで、遠方への配送は不可!これは、現地へ出向いて食せねば~とやってまいりました。
「すはま」や「らくがん」もオススメ
「力餅」は県の観光土産品審査会で一般消費者の人気投票で1位になったこともあるそうです。 「大津絵すはま」や「堅田落雁」は、近江にちなんだ図柄が描かれた包装紙がステキ。
奥に喫茶スペースが
こじんまりとしたスペースですがお庭が見え、ホッと一息つけます。 出来立てのお餅がいただけます。
力餅とお抹茶セット
このセットは650円。特製の蜜が塗られた小餅にたっぷりときな粉が♥少し青みがかっています。これは、青大豆きな粉と抹茶をブレンドさせたオリジナルなのだそう。芳ばしい香りと、お餅の食感がたまりません。
2階は大津絵のギャラリー
大津絵師、4代目の高橋松山さんの作品が惜しみなく展示されています。なぜか見るものの心をとらえてやまない庶民の芸術「大津絵」が心ゆくまで堪能できます。
☝無料で楽しめます
おもてなしの心がうかがえ大満足でした~。
びわ湖大津館は1934年(昭和9年)、外国人観光客向けに建築された、県内初の国際観光ホテル(旧琵琶湖ホテル本館)をリニューアル活用した大津市の文化施設。 すぐ横にあるイングリッシュガーデンでは、5月中旬から6月中旬にかけて「ローズフェスタ」が開催されます。モダンローズから、オールドローズまで約150種2000株のバラが咲き誇る姿が見られるんです。バラの香りに包まれながら、ガーデンウォークを楽しんでみませんか?
ノットガーデン
ノットは、「結び目」のこと。美しく刈り込まれたツゲの間に花やハーブが植えられています。「京輪つる花菱」と言う文様なんですって。まるで、外国の庭園にいるかのようです。
レンガに絡まる「つるバラ」のゾーン
色彩がなんともきれいな景観を作り出していました。
ランドスケープガーデン
小道の両側にバラ! テーマに沿って様々なゾーンに分かれています。うっとりする美しさ🌼
太陽の光をた~ぷっり!
風に揺られるとバラの芳醇な香りが辺りに立ちこめます。 散水されてキラキラ輝いていました。
ペインターズ(画家)ゾーン
これ、すごくキレイだと思いませんか?色が混ざった珍しいバラですね。クロード・モネ、マルク・シャガールなどがありました。
俳優・女優ゾーン
イングリット・バーグマンや、ヘンリー・フォンダなど、聞いたことのある名前が…イメージ通り、可憐なバラです。
香りのあるバラのゾーン
つぼみから咲き始めるこの頃が好きです。
展望ガゼボ
ここから見る琵琶湖は格別! ん?!ここはエーゲ海か?
睡蓮の池
睡蓮や花菖蒲が咲いていました。もはや、絵画の世界です。
古き良き…
正面玄関の扉。先ほどの文様が…。 クラシカルモダンとはこの事を言うんですねぇ。
クラシックな館内
館内です。 赤いじゅうたんがいい雰囲気を作り出してますよね。多目的ホールや、レイクビューのレストランなどを兼ね備えています。
裏手にはマリーナが
ここからびわ湖クルーズが楽しめます!遊覧船に乗って大津港や、におの浜へ…。
比叡山山麓、坂本にある延暦寺里坊の総本坊で代々 天台座主の御座所とされているところです。1615年(元和元年)、家康・秀忠・家光の3代に仕えた、「天海大僧正」が後陽成天皇から京都白川の法勝寺を賜り、のちに後水尾天皇から「滋賀院」の号を下賜されたのが始まりとされています。
里坊って?
里坊とは、延暦寺のお坊さんが高齢になり、山で暮らせなくなった際に下山し暮らしたとされるお寺のこと。ここ、滋賀院門跡には、皇族出身の座主が多かったことから「門跡」と呼ばれているそうですよ。 写真は境内にある「勅使門」です。
宸殿の縁側から見る「池泉鑑賞式庭園」
家光の命により、小堀遠州が作庭したと伝わるお庭。見事です! 他にも狩野派の障壁画や、天海の甲冑など見どころがつまった穴場のお寺です。
「黒衣の宰相」天海大僧正
徳川幕府の政治と、宗教の両面から大きな影響を与えたと言われる名僧です。比叡山では、探題執行に任ぜられ、焼き討ち後の山開再興に尽力したとの事です。
穴太(あのう)積みの石垣は必見!
いくつかの里坊がある坂本の街並みに溶け込むように存在するこの石垣…地元の「穴太衆(あのうしゅう)」と呼ばれる石工集団が、自然石を巧みに組み合わせて作った<穴太積み>です。焼き討ちの際にも崩れなかった堅牢な石垣を見た信長が、後に安土城築城に利用したと言われています。
平家討伐の兵を挙げて都に入った帰りに、源頼朝軍に追われこの粟津で壮烈な死を遂げたと言われる「木曽義仲(源義仲)」。その、菩提を弔い側室だった「巴御前」が尼僧となってここに草庵を結び供養したのが始まりとなりました。 また、俳聖・松尾芭蕉は1694年に大阪で亡くなったのち、幾度となく訪れていたこの地に遺言通り葬られたそうです。
旧東海道沿いにあります
ご本尊は聖観音菩薩。こじんまりとしていますが、見どころが詰まったお寺さんです。
木曽義仲の墓所
義仲の死後、素性を隠した巴御前がやってきて「われは名もなき女」と告げ草庵を結んだと言います。巴御前の没後、この庵はその小丹波通り「無名庵」と呼ばれるようになりました。巴御前もまた、ここに眠っているそうです。
芭蕉翁の墓所
敬愛していた義仲のそばに葬ってほしいと言う芭蕉の遺言で、大坂から亡骸を淀川を遡り、びわ湖湖畔のこのお寺まで運んだと言います。 辞世の句~旅に病みて 夢は 枯野を かけめぐる~の歌碑が境内に建っています。
翁堂の天井画を描いたのは…
ナント、伊藤若冲なのだそうです。15枚で構成された「四季花奔図」、これは必見です。
朝日堂
木曽義仲は「朝日将軍」とも呼ばれていましたね。義仲、芭蕉、今井兼平ら三十一柱の位牌が安置されている。
- アプリで地図を見る
大津市の公設地方卸売市場の中にあるバイキング形式のレストラン。市場なので、新鮮そのもののお魚がたっぷり味わえますよ。大衆食堂のような親しみやすい雰囲気の店内で、がっつり!いかがですか?
3階に上がって下さい
大きな駐車場には市場らしく、トラックやフォークリフトなどが右往左往しているので、「こんなとこにレストランあるんかいな?」と不安になりますが、この建物の中にあるエレベーターで3階に上がればお店が出現!レトロな感じではありますが945円でおなかいっぱい食べられる貴重なお店なんです。
見て下さい!このお刺身の数!!
まぐろにハマチ、タイ…店員さんが次々持ってきてくれるのですが、アッと言う間になくなってしまうんです。お寿司もバリエーション豊かに並びます。 さすが 市場の食堂!と言った感じです。
お惣菜やご飯のともも充実
制限時間は60分ですが、ゆうに食べられます。 ホント、次々におかずが運ばれてくるので目移りしちゃいます。
近江八景「瀬田の夕照」の主題でもあるこの橋は、「唐橋を制する者は天下を制する」とも言われ、古来より京都ののど元を握る交通や軍事の要衝として重要視されてきました。 壬申の乱、承久の乱、建部の乱など 幾度となく戦の舞台となってきた唐橋…。織田信長が瀬田城主・山岡景隆に任命し1575年(天正3年)に架け替えが行われましたが、本能寺の変の後、近江入りした明智光秀の行く手を阻むべく、唐橋を焼き落としたと伝わります。
日本三古橋のひとつ
最近では、昭和54年に架け替えられ木造から鉄筋コンクリート製になりました。欄干は印象的なクリーム色に。旧橋の擬宝珠をあしらい昔の佇まいを見せています。
俵藤太(たわらのとうた)ムカデ退治
瀬田の唐橋と言えば付き物のこの逸話➡俵藤太(平安期の武将・藤原秀郷)が、瀬田川の龍神に頼まれて三上山に住む大ムカデを弓で射て退治したと言うお話しです。お礼にもらったのが、三井寺の釣鐘だったとか。また、食べても食べても減らない米の俵ももらったことから「俵藤太」と呼ばれるようになったそうですよ。面白いですよね(^^♪
近江國一之宮 建部大社(たてべたいしゃ)
唐橋から歩いて10分ほどのところに鎮座する日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀るお社です。源頼朝が伊豆に流される途中に立ち寄り、源氏再興を祈願したところその願いが叶ったことから、武運来運の神として信仰を集めるようになりました。
瀬田川リバークルーズ
瀬田川から唐橋や、湖畔の景色を眺められる船が運航しているんです。明治時代に活躍していた蒸気船「一番丸」が復元され、ノスタルジックな装いで就航。ガイドさんが、瀬田川周辺の歴史や文化、寺社や史跡、民話までも楽しく案内してくださいます。石山港、もしくは 瀬田川新港から乗船します。桜の時期が最高です。 *大人1300円、小人700円 1日5便/4月~11月
JR石山駅から5分ほどの位置にある洋食屋さんです。こういうお店、うちの近くに欲しいな~というお店でした。 ハンバーグ、クリームコロッケ、エビフライにオムライス…大人も子供もうれしいスタンダードな洋食メニューがいっぱい!
店内
明るい雰囲気の店内は、通路をはさんでカウンターとテーブル席があります。ご家族で経営されているのかな?オープンキッチンの向こうで忙しいけれどニコニコと笑顔で対応されているのが印象的でした。
「ハンバーグステーキランチ」
ランチタイムに利用させていただきました。迷わず大好きなハンバーグのセットを注文。近江牛と国産豚を使用。サラダ、スープ、ごはんorパンがつきます。
近江牛のうまみがつまったハンバーグ
つなぎがあまりないのか、固めのハンバーグでした。その分、お肉のうま味が閉じ込められていて噛めば噛むほどにうまいです!
「天使のエビフライ」
頭もしっぽもすべて食べられるエブフライ。でっか~い。芳ばしさとプリプリ感がたまりません。もちろん手作りのタルタルソースもおいしいです。
JR石山駅近くにある かき氷がおいしいお店で有名。住宅街の真っただ中にあるのでちょっとわかりにくいかもです。 何組か待たれていました。昼過ぎ頃に到着したのですが、ギリギリ入れたという…。私のすぐ後ろで完売だったみたいです。この暑さでみなさん、氷をもとめるのですね...💦 ここは、九州の銘茶「八女茶」が産地価格でいただけるお店。八女茶は緑茶なので、メニュー表記も「抹茶」ではなく「緑茶」となっています。並んででもいただきたいかき氷…そんな言葉がぴったりの絶品かき氷です!粉雪の様にきめ細やかな氷に癒されますよ。
雑貨そろってます
古民家を改装したカフェ。 入り口を入って左側には和雑貨やお茶が並んでいました。ぽってりした湯呑や大小の和皿、ちょこっとお菓子も💗
八女茶も買えます
店主さんが福岡の八女のお隣、久留米のご出身らしく、おいしい八女茶がいただけるお店でもあるのです。お店でいただいて味わってからお好みを購入できるの嬉しいですね。
どこか中国的な店内
シックであたたかみある店内です。窓の格子など、中国っぽいんですよね。
メニュー表
かき氷は4月中旬~10月初旬に販売。 緑茶氷には八女茶の中からブレンドした煎茶葉を使用されているとか。本格的ですね。 トッピングもできますよ。あんこは、つぶあん、こしあん、ゆで小豆の3つからセレクト。白玉やホイップクリームなんてのもあります。 季節に見合ったものも!はっさくやスイカなど珍しいかき氷も気になります。
定番の「緑茶氷」は絶対食べたい!
緑茶にミルクをかけてゆで小豆もトッピング(*'▽')ん!?口に入れた瞬間にとけちゃいます!なんてきめ細やかな氷! 早く食べないとホント、ジュースになってしまう~~。 苦みのある緑茶とミルクのコンビが絶妙でした。丁寧に炊かれたゆで小豆もぜひ食べていただきたいデス。
さわやか「はっさく氷」
このはっさくのソース、めちゃくちゃおいしかったです!喉のかわきが一瞬にして癒えるようなさわやかさもそうですし、はっさく特有のしぶみやにがみもしっかりあってグレード高い。奥琵琶湖の菅浦集落で採れたはっさくで作ってあるんですって。こだわりだな~。
ほかにもいろいろおいしそうなメニューあり〼
八女茶のおいしさを味わえるのはかき氷だけではありませんー。緑茶パフェや緑茶あんみつも一度味わってください。
びわ湖から流れ出る穏やかな瀬田川、その西岸の伽藍山山麓に建つ石山寺…聖武天皇が夢でお告げを受け、良弁僧正を開基として開かれた寺院です。 ご本尊の秘仏如意輪観音像は安産、縁結び、厄除け、福徳などに霊験あらたかで、古くから朝廷や、貴族また、多くの庶民から篤く信仰されてきました。 源頼朝、足利尊氏、淀君などからの後援を受けると共に、西国三十三観音霊場として有名になりました。
多宝塔
源頼朝の寄進で、1194年(建久5年)建立とされる日本最古の多宝塔です。ご本尊は大日如来。日本三大多宝塔のひとつに数えられています。スタイル抜群ですよね!
「石山」の由来にもなった硅灰石
石灰岩が地中から突出して花崗岩と接触し、熱作用のために変質したものを硅灰石と呼びます。このような大きな硅灰石は珍しいそうで、国の天然記念物に指定されているとか。
本堂
奈良時代にはすでに建てられていたとされるお堂。滋賀県最古の木造建築物とされています。 現存する本堂は、淀君が慶長年間に再建したものだそうです。御開扉は33年に一度。国宝指定。
本堂内「源氏の間」で紫式部に会える
ここで、かつて紫式部が月を眺め、その際に源氏物語の構想を得たと石山寺縁起絵巻に記されているそうな。
鬼??
いえいえ、これは800年前の中興の祖、朗澄律師が死後も鬼となってお寺を守護し、人々の降魔招福を誓って入滅されたことにちなむ像で「朗澄大徳遊鬼境」と言います。
月見堂
後白河上皇の行幸の際に建てられたと伝わります。びわ湖と月…。さぞかし美しいでしょうね。
- アプリで地図を見る
私たちは、「立木さん」と親しみを込めて呼んでいます。お寺は山の上…瀬田川沿い道路から階段で登ります。この石造りの階段がキツイ!800余段を、途中にあるお大師さまの像に励まされながら山頂を目指します。 立木さんは、正な式寺号を「安養寺」と言い浄土宗の厄除けの寺院です。空海により開創されたことから、創建当時は真言密教寺院だったと言われています。
鹿に乗ったお大師様の像
寺伝によれば、815年(弘仁6年)、瀬田川の対岸に光る霊木を見つけた空海の前に白鹿が現れ、空海を背に乗せて対岸まで導いたのち、観音菩薩に姿を変え消えたそうです。その霊木に五尺三寸の観音像を彫り、ご本尊としてお寺を建てたのが立木さんのはじまりとされています。
観音堂(本堂)
空海自作の観音さまが安置されています。この時、空海が厄年の42歳だったことから、厄除けの聖観音菩薩として信仰されるようになりました。 この観音堂は、裏にも回れるようになっていてそちらからも拝めるそうです。
厄除けの鐘
鐘をひとつつくと厄が落とせるとか…。心して…ゴ~ン。
お茶の接待あり〼
観音さまのおさがりで淹れたありがた~いお茶、ゆず湯、こぶ茶などがいただけますよ。疲れた足を休めましょう。
大津側から来ると、立木さんを過ぎて2kmほど車を走らせるとまもなく見えてくる音楽堂。こんなところに??と思ってしまいますが、2008年から活動されている、クラシック音楽を中心とした演奏会が開催されるれっきとしたホールなのです。 演者の向こうに雄大な渓谷が見えると言う素晴らしいロケーション。まるで、額縁のようです。 週末は客席がカフェになり、コーヒーや、ランチがいただけます💗四季の移ろいを感じながら、音楽に耳を傾ける…いいかも~(*^-^*)
スタイリッシュな建物
周りの緑に映える外観。バイオリン型の案内看板がいい雰囲気です。
土日限定のカフェ時間☕
3品のおかずとメインのおかず、お吸い物とごはんが付いたランチ…ドリンクもついてとってもオトク!(1000円)
鹿跳渓谷の甌穴「米かし岩」
瀬田川の鹿跳渓谷の岩にはこんな小さなくぼみが見られます。これは、岩のくぼみや割れ目に入った石が激流でゴロゴロ動き、長い時間をかけて岩床をすり減らされてできるのだとか。「米かし岩」と呼ばれる甌穴です。瀬田川の水量が少ない時に出現するそうです。
鎌倉時代の作とされている磨崖仏。高さ約20mの花崗石の岩壁に阿弥陀如来を中央に、観音・勢至の両菩薩が刻まれ阿弥陀三尊をなしています。ちょっと見にくいのが残念ですが、その 右下には不動明王も…。 阿弥陀さまの耳にあたる部分から鉱水が湧き、流れ出たあとが茶褐色に岩を濡らし、「耳だれ」のように見えることから「耳だれ不動」とも呼ばれます。耳の病に霊験あらたかなのだとか…。
近江を代表する磨崖仏
大津から焼き物の里、信楽に抜ける山中にあります。右の方の岩肌に「応安2(1369)年」と刻まれていて、もと岩屋山明王寺跡と伝えられています。 こういうのは一体、どうやって彫ってあるんでしょうねぇ。
山あいののどかな風景の中に位置する「寿長生の郷」…ここは、和菓子の老舗・叶匠壽庵(かのうしょうじゅあん)が運営するお食事や和菓子が楽しめるお店なんです。敷地内には里山の自然が広がり、庭園では、四季折々の花を愛でることができます。季節を感じながらいただくお食事は格別ですものね。 入場は無料なので、遊歩道に沿ってブラブラ森林浴を楽しむだけでも価値アリかもです。
山寿亭
お食事処「山寿亭」では、四季折々の食材を織り込んだ「寿長生懐石」と「美山つづら弁当」が味わえます。 食事の後は、茶席で一服も💗
囲炉裏茶房
工場から届いた炊きたての小豆や餅、葛などを使った甘味が楽しめる茶房です。囲炉裏があってなんだかほっこりできるんですよねぇ。
梅園
寿長生の郷のシンボルになっている梅が3月になると一斉に咲き誇るそうです。甘い香りが漂ってきそうですよね。他にも郷では、一年を通じて様々な花が私たちの目と心を和ませてくれます。ボタン、さくら、ハスに紅葉…いつ訪れても感動がそこに!
川床テラスカフェ
涼やかな流れの上に造られたテラスのカフェ。こちらでも甘味や、近江牛カレーなどの軽食がいただけます。木漏れ日が気持ちいい空間になっています。
茶室「清閑居」で一服
月替わりにかわる生菓子とお抹茶が1人1080円でいただけます。裏千家流の作法にのっとって丁寧に点てて下さいます。「清閑居」は、裏千家の鵬雲斎大宗匠が命名されたのだとか…。
和菓子作り体験
山寿亭で「美山つづら弁当」をご注文された方々を対象とした和菓子作り体験があります。職人さんの指導のもと、毎月かわる生菓子が4つ作れちゃうんです。 後に、清閑居でのお抹茶&お菓子もついてるんだとか!(要予約!)
匠壽庵さんのお菓子も買えますよ
代表銘菓の「あも」(ぎゅうひを小豆でくるんだ生菓子)をはじめ、叶匠寿庵の自慢の銘菓や、生菓子が買えます。ここでしか購入できないお菓子もあるそうです!