決定板！軍艦島を味わい尽くすぞ。
長崎決定板！軍艦島を味わい尽くすぞ。
世界遺産に登録され観光客もドンドン増えている軍艦島。廃墟の島を見る楽しみはもちろんですが、その歴史を学んだり当時の生活を知ったり、そして実は船から長崎の港を眺めるツアーにもなっていますので結構楽しめる内容になっています。 宿泊先で朝ご飯を食べた後、午前中にデジタルミュージアム周辺をみて昼にちゃんぽんを食べて、午後ツアーに参加して、余った時間で多少の観光とお土産を買う。夕食を長崎空港で五島うどんたべて19時くらいの便で帰りましょう。
世界遺産にも登録された軍艦島。「007スカイフォール」や「実写版進撃の巨人」でもロケ地として利用されるなど世界的な観光地となってきております。 今回は軍艦島コンシェルジュさんのツアーに参加していってきました。はじめ島の周りを結構丁寧に回ってくれ（左側の席右側の席用に２方向で回ってくれます。）、その後上陸します。 とにかくオススメです。 ちなみに軍艦島っていう通称は、最初大阪朝日新聞で軍艦の様と報道されたことが始まりだそうですが、大阪ローカルだったので広まらず、その後、島の外観が三菱長崎造船所で建造された「戦艦土佐」に似ていたことから長崎で別途広まって行ったものだそうです。
上陸前の全景
上陸サイドではなく、軍艦として？右舷側からの全景です。
学校
一番端にあるのが学校とグランドです。小学校中学校があります。グランドでは運動会があったり野球がやられたりしていたそうです。ボールはもちろん海に入りますね。
端島神社
屋上に神社があるのもこの島の特徴。土地が無いので屋上は貴重です。島を回る船からその特徴的なシルエットを見ることが出来ます。
ズリ出し窓
正面の白っぽい大きな建物の左の下から3つ目の窓が大きくなっているのですが、実はここにベルトコンベアーが突き出していて反対側の採掘場からでた石炭採掘のゴミといえる「ズリ」を海に捨てていたそうです。船が着岸する側に捨てると海が浅くなってしまうのでわざわざ反対側にコンベアーで運んで捨ててるってところが面白いです！
上陸！
新たに設置された船着き場のおかげで上陸出来るようになりました。桟橋のようにはなっていないので、波があると橋は結構揺れます。そういう意味もあってツアーで上陸出来ず、船が出ない日も結構あります。
護岸壁の外
護岸壁の外の様子です。
貯炭場
石炭が積み出される貯炭場あとで、ベルトコンベアーが続いていた枠の跡が残っています。
岩礁
軍艦島こと端島、ここはもともとは写真に写っているらくだの背中のような岩礁でした。それを中心に周りを埋め立て、軍艦状の形になったそうです。
護岸壁
護岸壁ですが、コンクリートで作られているものが多いのですが、一番古いものが見学コースにあってみることが出来ます。最初のころは天草石を用いて粘度と漆喰で固めたものだそうです。
総合事務所と第二竪坑坑口桟橋跡
レンガが総合事務所で右に見える階段上部が竪坑に入るエレベーターの入口。ここの階段が「命の階段」と呼ばれています。ちなみにエレベーターは636メートルでほぼスカイツリーくらい下るそうです。凄！ レンガの左側の建物は真っ黒になって竪坑から出て来た坑員達が汚れを落とすお風呂があったところだそうです。中もみたい！
100歳！日本最古の高層アパート
1916(大正5)年に建設された日本最古の高層アパート。グラバーハウスと呼ばれています。中に吹き抜けがあるモダンな作りだそうです。動画の中央の濃い目の建物です。
ガイドの小杉さん
行き帰りの船の時間と上陸後の3ヶ所の説明場所で軍艦島コンシェルジュのガイドの小杉さんが映像交えて 説明してくれます。ガイドの方はその昔この島にゆかりのあった方だそうです。 http://www.gunkanjima-concierge.com/concierge/ 以下、通常見学はできませんが、ガイドの方の話しに出て来た中から「本当はみたい」シリーズをいくつか。
「本当はみたい」X階段
67号棟のX階段と呼ばれる非常に特徴的なデザインの階段です。実写版進撃の巨人では、ハンジ役の石原さとみさんがここに立っていたという場所です。実は船からチラっとだけ見ることが出来ます。
「本当はみたい」広場
007スカイフォールの舞台になった軍艦島で最大の集合住宅300世帯が入るコの字型の65号棟前広場です。ここも本当は行きたい。
「本当はみたい」幼稚園の滑り台
小中学校はあったものの、実は後から幼稚園・保育園ができたそうです（エレベーターもない10階まで園児が登るのはそんな理由！）。そんな幼稚園・保育園の屋上園庭に滑り台が残されています。滑り降りた所に水が溜められるウォータースライダータイプだったようです。軍艦島にとっては実は屋上がとても大事なんですね。
「本当はみたい」テレビアンテナ
軍艦島の労働者たちは三菱の社員です。食品などの物価は高かったらしいですが、実は家賃が大変安かったので結構裕福な暮らしをしていたそうです。なので冷蔵庫、テレビ、洗濯機の三種の神器の普及率は相当なものだったそうです。その結果屋上のテレビアンテナが凄まじいことになったというのがこの写真。テレビの普及率日本一だったというのも頷けます。
「本当はみたい」台風の時
台風の時の軍艦島は本当にすごいことになるようです。行ってみるとわかるのですが、結構心配になります。ただ、当時の人たちはそれすら見物して楽しむそんなゆとりがあったようですね。
夕方のシルエット１
縦の学校側からみた軍艦島のシルエットです。
夕方のシルエット２
本土の陸地側からみた軍艦島のシルエット。軍艦っぽいです。
船に乗船し出発すると周辺でひと際目立っているのがこのクレーンです。日本に初めて設置された電動クレーンといわれています。世界遺産の中でも、今も動いている「稼働遺産」。非公開の施設ですが、海の上から堪能出来ますね。
船から見るべき次のものは、長崎造船所第三ドックです。三菱造船が小菅修船場を払い下げを受けた後立て続けに作ったドックの１つです。1905年に建設され当時の姿を残す石積みの壁を持つドックで、今も稼働中という非常に珍しいドックです。 こちらも船から見ることが出来ますが、わかりにくいのでよくみてみてください。こちらも世界遺産の中の「稼働遺産」。
木型工場
船からは見えませんが、同じく木型工場も近くにあります。木型場は、溶けた金属を流し込む鋳型を作るために木で模型を作る作業をする場所で、現在は長崎造船所資料館になっています。
戦艦武蔵が作られたと言われている第二ドック。今は豪華客船が作られたりしています。
戦艦武蔵
ここで武蔵が作られたのですね。
長崎港にかかる最大の橋をくぐります。海面からの高さが65mもあって世界最大級の客船クイーン・メリー2などが通る時はヒヤヒヤします。
クイーン・メリー２
すれすれで通って行くそうです。大型客船がくる長崎ならではですね。
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橋をくぐると船からすぐ見つけられるのが、この島です。長崎港の出口に浮かんでいる小さな島です。キリシタンの処刑が行われたり、処刑された信者の遺体が海に捨てられたりしたという歴史をもっています。
神ノ島は昔は島だったようですが埋め立て1950年頃に地続きになった場所だそうです。そんな神ノ島の一番の目玉がこの白亜の神ノ島教会です。長崎は唯一の外国との接点出島があった関係でキリスト教の中心地になっていたので教会も多いのですが、1897年にできた教会で、大浦天主堂に次ぐ古い教会だそうです。船からは写真の程度に見えます。
船の帰路に三菱造船所の香焼工場の近くを通るのですが、とにかくその大きさに驚きます。写真に写っている変わったタンカーのようなものは液化燃料を運ぶ船ですね。
三菱のマーク
クレーンの真ん中にある三菱のマークの白いスペースはテニスコートと同じくらいあるそうです。デカい！
1868年にできた日本初の西洋式ドック。小松清廉、五代友厚、トーマス・グラバーらの計画で造られたそうです。長崎製鉄所の付属施設となり、その後三菱重工業長崎造船所の礎となったドックです。
近景
船を動かす仕組みからソロバンドックと呼ばれています。
曳揚げ小屋と捲上げ機
煉瓦作りの小屋が印象的です。
今回は入らなかったのですが、大体1時間くらいあるなら軍艦島デジタルミュージアムにも是非行ってください。 うたい文句は「人口密度世界一の活気溢れる島の様子や、上陸ツアーでは見ることのできない立入禁止区域など、巨大スクリーンやプロジェクションマッピングで体感できるミュージアム」とのことです。 船着き場から歩いて５分のところにありますし、軍艦島コンシェルジュツアーに参加すると入場料が半額の900円になります。
受付
受付で聞いたら1時間くらいあればしっかりみれるとのことでした。
炭坑体験
今では到底難しいのですが、ゲージやトロッコに乗って炭坑に侵入して行くところの体験などもあるようです。最深部分は900mを超えていたということですから、これはマストですね。
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軍艦島デジタルミュージアムからすぐなので是非一緒に寄ってみてください。大浦天主堂の正式名称は「日本二十六聖殉教者天主堂」。1597年日本で最初に殉教した日本二十六聖人たちに捧げられた教会です。日本最古の木造教会で日本における信徒発見の舞台にもなった国宝です。
信徒発見のレリーフ
大浦天主堂が1864年にたてられた翌年、公開が始まった１ヶ月後に隠れキリシタン達が信仰を告白をしたのが「信徒発見」です。その舞台がこの大浦天主堂です。
ローマ法王記念像
ローマ法王のヨハネパウロ2世がいらした時の記念の銅像です。
マリア像
入口前のマリア像は、日本に数多くのかくれキリシタンたちがいたというビッグニュース伝えられた後、フランスからその記念に贈られてきたものだそうです。
天井
美しく波打つ天井が象徴的です。ゴシック様式特有のリブ・ヴォールト天井で。コウモリ傘に似ているため「コウモリ天井」とも呼ばれています。こころを高く保つためにこういう構造になっていると言われています。
ステンドグラス
正面の台座にあるものはもちろん各部にステンドグラスで彩られています。
メダイ
やはりお土産はメダイですね。
東坡肉（トンポーロー）をお饅頭でつつんだものが名物です。岩崎本舗のものが有名なので是非立ち食いしちゃってください。
トンポーローまん
とろっとろで美味しいです。大トロと普通がありますが、やはり大トロをいただきたい。
誰に聞いてもちゃんぽんならこちらのちゃんぽんが美味しいと言います。鳥でとったスープが効いています。イメージは六本木の香妃園の鳥煮込みそばがちゃんぽんになった感じ。なので中華街に行ってきました。美味しい！
特製ちゃんぽん
1500円もしますが、特製ちゃんぽんをいただきます。一番上にフカヒレが乗っているなど高級感も漂いますが、味はいい感じ。
皿うどん（細麺）
細麺と太麺があって細麺はぱりぱり麺です。ちゃんぽんと迷う人が多いようなので２人でいって分けましょう。ちゃんぽんと比べると汁っけが無いこともあり、特製の酢をかけていただきましょう。
お泊まりはやはり長崎で一番の売りとも言える長崎港の夜景がすばらしいガーデンテラスにしたいところです。建築は隈健吾。特に今はベッキーでも話題です。
帰りの飛行機が19時付近だと夜ごはんに困ります。そこで空港のレストランで美味しかった五島うどんはどうでしょう。 地獄うどんという五島うどんがオススメです。「しごくおいしい」がなまって「地獄」になったとか。あご出汁に生姜入れたつゆと、生卵に醤油と鰹節入れたものに付けて食べるのと二種類の食べ方で楽しんでください。
一階
お店は一階なので二階中心のお土産を買う前に食べちゃいましょ。
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