地下鉄で京都の紅葉を巡る 醍醐寺から永観堂まで
京都地下鉄で京都の紅葉を巡る 醍醐寺から永観堂まで
ハイシーズンの京都は自家用車でもバスでも、駐車場や道路混雑で自由に動けません。紅葉と連休が重なる時期、比較的空いている地下鉄を使って京都観光をして見ました。 まず最初に、混雑する京都駅を避け東海道線と京都市営地下鉄が交差する山科駅からスタートします。紅葉シーズンであれば、混雑の少ない朝一番で醍醐寺弁天池か、永観堂禅林寺を狙います。この計画では醍醐寺弁天池を朝一番で訪問していますが、逆でも使えます。
朝9時頃、京都駅から一駅東寄りのJR山科駅で、京都市営地下鉄に乗り換え地下鉄醍醐駅を目指します。窓口で一日券を買うとお得です。
地下鉄山科駅から5駅目、乗車15分ほどで地下鉄醍醐駅に到着します。醍醐駅から徒歩10分程で醍醐寺エリアに到着です。
醍醐寺エリアも入場料ベースで幾つかに分かれていますが、目指す弁天池は、醍醐寺三宝院ではなく単なる醍醐寺の入場料で到達できます。
醍醐寺エリア
何処にも入場せず総門から真っ直ぐ進みます。
醍醐寺の金堂
赤く染まった大木一本だけですが、醍醐寺の金堂も紅葉です。
醍醐寺の五重塔
天暦5年(951年)建立の醍醐寺五重塔(国宝)
醍醐寺 観音堂
醍醐寺観音堂の背後は紅葉で真赤に染まっています。
醍醐寺観音堂の紅葉
観音堂の赤い幟と紅葉がよく合います。
醍醐寺 観音堂
醍醐寺観音堂の奥も紅葉が綺麗でした
醍醐寺 弁天池
醍醐寺の奥にある弁天池の紅葉
醍醐寺から最短コースであれば徒歩15分程で、小野小町ゆかりの随心院です。 途中に醍醐天皇陵などもあるので、最短コースではありませんが醍醐寺三宝院の東を歩くと小さな寺社が点在しています。
随心院の紅葉
前庭の無料エリアでも庭の紅葉が楽しめました。
醍醐寺から随心院までの途中の見所
理性院の石仏さま
醍醐寺から随心院までの途中の見所
醍醐天皇陵
随心院
随心院あたりは寺院が軒を連ねています
随心院から徒歩8分程で地下鉄小野駅です。駅は地下だけですので駅前には幹線道路沿いのチェーン店がポツポツある程度です。小野駅から山科駅の二駅先にある蹴上駅を目指します。
蹴上駅は観光地の駅らしく駅前は混雑していました。ねじりまんぼ、と言う名前のレンガトンネルを抜け、山科駅方面に戻るように坂道の階段を登ると蹴上インクラインがある蹴上疏水公園に出ます。 この先は、ちょっと分かりにくいですが、南禅寺水路閣に直接つながる水路脇を歩いて南禅寺を目指します。
ねじりまんぼ
地下鉄蹴上駅から地上に上がるとすぐ横にあります。このレンガトンネルを抜けて蹴上インクラインなどがある蹴上疏水公園側に出ます。
疏水沿いの道
この水は琵琶湖を源流に山科、蹴上と流れて来て、このまま水路閣の上を通ります。
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蹴上インクラインや蹴上発電所への送水管のそばを通る疎水脇の遊歩道で山沿いを北上すると南禅寺水路閣に直接出ます。 南禅寺は三門はおろか、水路閣付近も大混雑
南禅寺水路閣
水路閣の周りには黄色く色付いた木々が多いようでした。
南禅寺水路閣の上部水路
南禅寺水路閣は1888年(明治21)に完成した琵琶湖疏水の水路橋。南禅寺境内を通過するため、周辺の景観に配慮して田辺朔郎が設計デザインしたそうです。
景勝院
駒ケ滝最勝院は南禅寺水路閣のすぐ東にある小さいお寺です。百日紅(さるすべり)の木の股に種が落ちて成長した「縁結びの松」があるためか、女性の参詣者が多い様でした。 お寺の脇を流れる小川付近の紅葉は美しく、混雑も少ないので落ち着くことが出来ました。
紅葉シーズンと連休が重なり大混雑する南禅寺三門付近です。連休かつ紅葉シーズンにわざわざ行かなくてもと、ほとんど素通りしてしまいました。
南禅寺
南禅寺三門付近の人混みを避け周辺を散策します。
南禅寺の北寄りにある帰雲院
広大な南禅寺エリアも終わりに近づき、鹿ケ谷通りで永観堂に向かいます。
南禅寺三門
南禅寺三門に登る人も大量です
通りに面した永観堂禅林寺の前あたりでも、真赤な紅葉は楽しめますが、アングルを下げると大混雑でした。
永観堂の入場券売場の混雑
入場券売場だけでなく有料エリアの混雑も激しく、この時は無料エリアだけで紅葉を楽しみました。
永観堂無料エリアの紅葉
永観堂は無料エリアからも紅葉が楽しめました。
禅林寺図書館
禅林寺図書館の周りは緑が残っていました。
永観堂禅林寺
永観堂禅林寺の無料エリアからの撮影です。有料エリアからと同じ木です。
永観堂から混雑した南禅寺やその周辺を回りながら地下鉄蹴上駅へ戻りましたが、永観堂から西の京都市動物園や美術館方面に歩き一駅先の地下鉄東山駅まで回るのも一興です。
真乗院
金地院前
かいかそう
個人の別荘とのこと。