鎌倉の大仏さんに会いに行こう
神奈川鎌倉の大仏さんに会いに行こう
まいどまいど! 関西で大仏さん言うたら東大寺(奈良県奈良市)の東大寺盧舎那仏像が有名でんねんけど、関東で大仏さん言うたらやっぱり、鎌倉(神奈川県鎌倉市)の鎌倉大仏一円切手銅造阿弥陀如来坐像でっしゃろか。 鎌倉大仏一円切手銅造阿弥陀如来坐像は通称、鎌倉大仏または長谷の大仏と呼ばれ、鎌倉を代表する観光地の一つともなってはりまんな。 鎌倉大仏さんへは東日本旅客鉄道または江ノ島電鉄が便利。 最寄駅の一つである鎌倉駅には東日本旅客鉄道と江ノ島電鉄の鎌倉駅が隣接し、周辺には昔ながらの雰囲気が漂う商店街。 せやけど、ちょこちょこっとおしゃれなお店も増えてきて、ますますの人気を呼んではりまんな。 またなんちゅうても、レトロな雰囲気が漂う江ノ島電鉄、通称、江ノ電がよろしいでんな。 大阪の阪堺電気軌道の路面電車のようにゆったり揺られながら流れ行く景色は圧巻。 記念撮影を楽しむ鉄道ファンの多くが当地を訪れるのもうなずけますね。 その他、鎌倉駅周辺には足利尊氏や足利義満、徳川家康、高浜虚子、与謝野晶子、源頼朝などゆかりのスポットがいっぱい。 さあ、鎌倉界隈を散策しよう!
浄土宗の寺院。 本尊は阿弥陀如来像(国宝)。 別名、鎌倉大仏、長谷の大仏。 山号は大異山。 開基(創立者)、開山(初代住職)は不詳。 もとは真言宗であったが、臨済宗に属し建長寺の末寺となった。 1238年、僧・浄光の勧進によって大仏堂を建立。 大仏は元来、大仏殿のなかに安置されていた。 江戸時代、大仏の荒廃が進み江戸・増上寺の祐天上人による再興以降は浄土宗に改宗し、当時、浄土宗関東十八檀林の筆頭であった材木座の光明寺(浄土宗関東総本山)の末寺となった。 鎌倉大仏が建立されている場所は長谷の「おさらぎ」という地名であり、鎌倉大仏に限っては「大仏」と書いて「おさらぎ」と読むことも。
鎌倉大仏
鎌倉大仏一円切手銅造阿弥陀如来坐像の像高約11m。 角張った平面的な面相、低い肉髻(頭髪部の椀状の盛り上がり)、猫背気味の姿勢、体部に比して頭部が大きい点など、鎌倉時代に流行した「宋風」の仏像の特色を示しているとか。 境内の観月堂は朝鮮王宮にあったものを1924年に山一合資会社(後の山一證券)社長であった杉野喜精が寄贈。 江戸幕府2代将軍の徳川秀忠が所持していたとされる聖観音像を安置。
明治時代、旅館として創業。 1923年、関東大震災が発生し、建物は倒壊。 1927年、建物を再建。 朝食のタタミイワシが話題。 過去には、近所に住んでいたという高浜虚子氏が度々、訪れてホトトギスの会を開催、与謝野晶子氏、島崎藤村の奥様も宿泊したという。
浄土宗系統の単立寺院。 山号は海光山。 院号は慈照院と。 通称、長谷観音。 本尊は十一面観音(長谷観音)。 開山は僧侶の徳道上人。 坂東三十三箇所観音霊場の第四番札所。 奈良時代、創建。 736年、大和(奈良県桜井市)の長谷寺を開基した徳道を藤原房前が招請し、開山。 十一面観音像は、観音霊場として著名な大和の長谷寺の十一面観音像と同木から造られたという。 721年、徳道は楠の大木から2体の十一面観音を造り、その1体を大和の長谷寺の本尊に、もう1体を海に流して相模国の三浦半島に流れ着き、鎌倉に安置して開いた。 当時、新長谷寺と呼ばれた。
長谷観音
足利尊氏や足利義満など歴代の権力者が長谷寺の伽藍や本尊の修造を行った。 行基作の像を前立として安置。 北条氏康の寄進を受けた。 徳川家康から朱印状を受け、伽藍修復を期に浄土宗に改宗。 金戒光明寺、知恩院の二大本山が浄土宗から独立した混乱期に、浄土宗から独立し単立となった。 境内には高浜虚子の句碑、久米正雄の胸像、高山樗牛の記念碑も。 大黒堂では鎌倉江ノ島七福神の1つに数えられる大黒天像を祀る。
1913年、農水産物加工問屋卸商店(乾物屋)として創業。 現在の建物は1924年に建てられた。 石造の基礎や土間、揚戸などは建設当時のまま。 店舗の奥には1938年に建てられた倉庫兼住宅も。
1936年、鎌倉彫の彫師佐藤宗岳氏の店舗併用住宅として建設。 大工西井喜一、正二親子による。 1階店舗部分に近代洋風建築技術が見られる。 全体としては寺院建築と城郭建築が合体したようなデザイン。
1184年、平氏追討を目前にした源頼朝は鎌倉幕府の基盤整備を進めた。 政治を司る政所に続き、裁判を担当する問注所を源頼朝の屋敷である大倉幕府内に設置。 第2代将軍源頼家の時代、訴訟が増えたことに伴い、当地に移転。 三善康信が執事となり、以後三善氏の一族が執事を世襲した。 問注所跡の前を通る道はかつて今大路と呼ばれ、化粧坂から長谷大路までを結んでいた。
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江ノ島電鉄の江ノ島電鉄線の停車駅の一つ。 1910年、江之島電氣鉄道の小町駅が開業。 1915年、江之島電氣鉄道の小町駅が鎌倉駅に改称。 1949年、江ノ島電気鉄道が現在地に移転し、開業。 駅構内にはジオラマ、グッズや写真などが飾られている。 2013年、元駅長室を改装した「江ノ電グッズショップ」があったが、隣接する江ノ電ビルのエキナカ施設「ことのいち鎌倉」に移転。 3番線の車止めには「親子カエル」が鎮座。
東日本旅客鉄道の横須賀線、湘南新宿ラインの停車駅の一つ。 1889年、開業。 発車メロディーは「あざみ野」、「木々の目覚め」。
鎌倉駅前の駅前広場には1916年に開設された旧駅舎の時計台が設置。 1984年に改築されるまで使用されていたが、その後、市民の要望によって保存された。 駅前広場は三角形になっており、地元では「三角公園」と呼ばれる。
窯出し作りたてのプリン専門店。 2017年、長野県北佐久郡の軽井沢で1号店をオープン。 2018年、神奈川県鎌倉市で2号店をオープン。 メニューは、鎌倉絵巻小町通りプリン、抹茶、酒粕、ほうじ茶など。