神鎮まる島、大三島で女神様を巡る旅。
愛媛神鎮まる島、大三島で女神様を巡る旅。
今やその面影も少なくなってしまっている、かつて「神の島」と呼ばれた瀬戸内海に浮かぶ、大三島。日本の縮図、人間の根源、初心忘るるべからず・・・。かつて大三島に鎮まる神は女神だったとの云われがあります。21世紀は女性の時代?いやいや媛の国は、焦るほどまだまだ超保守大国。女神様を巡る旅を通して、自分の中の結界をぶっ壊し~~♪覚醒の旅にLet's Go♪
ヒメコムラジンジャ と読みます。大山祇神社本殿の真裏に位置するこの神社には、大山積大神の姫神の一人、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)が祀られています。富士山のご祭神としても有名ですね。天照大神の孫のニニギノミコトの妻で、夫に孕んだ子を疑われニニギの子である事を証明するために炎の中で出産したとされ、一般のイメージに反して非常に強く勇ましい女神です。敷地内に踏み入ると彼女の凛とした姿が浮かぶよう。社の裏に広がるのは広大な楠の群生地。中に入ることは出来ませんが、見える範囲でも樹齢の長い大きな楠を見ることできます。諸願成就、安産祈願に。
台(うてな)の陸橋を上って下りて、坂を上って下りて上る途中に宇迦神社の入り口が。(上る為の杖が目印。)狭いですが、一応ある程度途中までは車で上がる事が出来ます。坂を上ること・・・んー、どのぐらいだろう。。という程けっこう上に登って行きます。途中美しい瀬戸内海の景色を振り返りながら進むと楽しいでしょう。がんばって山の頂上近くまで行くと、結構しっかりしたお社に到着m(_ _)m ご祭神は宇迦之御魂神(ウカノミタマ)、いわゆるお稲荷さんですね。神社に由緒書きはないけども。本地仏は弁財天で、とあるパンフレットには「とても美人」との情報あり。食や芸術、子宝を司る神に会いに行きましょう♪
拝殿に、入れる・・・
普段は無人ですが、家っぽい雰囲気の拝殿。祈祷や神社行事がある時は頻繁に在中していると思われます。御守りやお札なども並んでいて、お金を入れて購入も可能。本殿もいいけど、拝殿に掛けてあるキツネちゃんの絵が愛らしいです。目が合ったらお話してみてね。
ご祭神は大日霊大神(=天照大御神)。境内社には祓戸神の速佐須良比売(ハヤサスラヒメ)がお祀りされています。根の国底の国に入ってくる諸々の禍事・罪・穢れを消し去ってしまうという非常強い力を持った神様です。神社へ行く途中に静かな池があります。弁天様の小さな祠は手が届かない場所に。静かに自分の内側に向き合うのにオススメの場所です。地方祭では何年かに一度、集落の田に松明を焚く大がかりな夜のお祭りがあります。(写真は4年ほど前のもの。)
またの名を浦戸明神。表向きのご祭神は木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)とされ、大山積神のもう一つの顔とも言われています。海辺の小高い丘にお祀りされています。歴史的な石群を横目に長い階段をひた上ります。途中振り返ると美しい海の姿を眺められます。とっても静かな境内、目を閉じると神様の姿が見えるかな。本当の自分の姿に出逢えた時、全面的に支えてくれるやさしさがある雰囲気を持っています。
大山積神の姫神の一人で木花咲耶姫の姉神、磐長姫(イワナガヒメ)をお祀りする社です。延命延寿、縁結び、子宝、そして下の病に霊験あらたかとのことで、江戸時代においては、潮待ちで栄えた大崎下島の花街より、遊女たちが多く参拝してきた歴史があります。宮浦港から歩いて10分ほど。今や非常~~~に質素な佇まいですが、島でも随一のパワースポット。磐長姫は根底を司る神様。特に女性には是非お参り頂きたいお社です。