江戸情緒 満喫! 東海道 関宿を歩く大人旅
三重江戸情緒 満喫! 東海道 関宿を歩く大人旅
三重県の関宿には 東海道の宿場町の風情が色濃く残されており、日本の道百選、国の重要伝統的建造物群 保存地区の指定も受けている。 街並みが観光地としてではなく 生活拠点として残されている、稀有な地。
「関で泊まるなら鶴屋か玉屋、なおも泊まるなら会津屋か」と謳われた、関宿を代表する大旅籠。
講の看板
伊勢参りの講でお金を積み立ててきた旅人は、この看板を元に、自分の宿を探した。
漆喰彫刻
子孫繁栄・家運長久を願い、職人が技を凝らして作ったもの。亀の漆喰彫刻も見事なので、街並みを探してほしい。
NHKドラマなど ロケ地にも使われる街並み。喫茶店はもちろん、郵便局も 八百屋も 会計士事務所も、江戸から明治にかけての風情を漂わせる。
江戸情緒を感じる
江戸時代の町屋を利用して、当時の生活や街並みの資料を展示する。旅籠玉屋 歴史資料館とセットで公開している。
見事な街並み保存
ここまで見事に街並みが保存されたのは、国道1号線が建設される時に、町の中心を通さなかったことが大きい。 便利・開発の掛け声に乗せられなかった 地元の英断に、拍手を送りたい。
祇園まつりの山車
江戸時代、元禄年間に始まる伝統行事。「関の山」の語源だと言われる。 「これ以上ないほど豪華」の意とも、「街道幅いっぱいで これ以上通れない」の意とも。
日本最古の地蔵菩薩で知られる。天平13年、東大寺の僧 行基が、天然痘流行の鎮火を願い、この地に地蔵菩薩を安置したという。
東海道と 大和街道、伊賀街道との分岐点に当たる。
この先は 難所 鈴鹿峠
元禄年間に建てられた石碑には「南無法蓮華経 ひたりハ いかやまとみち」と書かれている。
左が江戸、右は京、鳥居の先は 伊勢別街道になっている。
お木曳き
今年の春に、鳥居が新しく立て替えられた。 関の追分の大鳥居は、内宮宇治橋 内側の大鳥居の表面を削って再利用したもの。そして、内宮宇治橋の内側の大鳥居は、かつて内宮の旧 御正殿を20年支えてきた棟持柱を再利用したもの。古代から そうやってリサイクルされてきた。
関宿の街並みに配慮した外観で、ATMコーナーには「現金自動取扱所」と表示されている。
看板がなければ銀行には見えない
地元 三重県 随一の地銀。内宮おはらい町支店と同様、和の佇まいで街並みに溶け込む。
- アプリで地図を見る
江戸時代から街道の旅人に親しまれてきた。三色の彩りは、四季を表している。
あっさりした味わい
小豆餡に上新粉の生地。砂糖を控えて甘さが抑えられている。
「じこんか」と読む。単なるカフェの域を超えて、衣食住の生活全体をプロデュースする。世田谷、台北にも店舗がある人気店で、雑誌にもよく登場する。
関宿を代表する旅籠の一つだった。現在は、軽い食事処となっている。
サービスセット
名物 山菜おこわと 街道そば を食べることができる。
信州 戸隠から取り寄せる蕎麦粉と、店内の井戸から汲み上げた 鈴鹿麗峰の名水を使った十割蕎麦(要予約)が人気。
蕎麦
古民家や蔵を改装した部屋でいただける。トイレも凝っている。
天ぷら
天丼の人気も高い。
銘菓「関の戸」を販売する。寛永年間に、初代により考案 創業され、以来350年間も作り続けられている。
関の戸
小豆の漉し餡を白い求肥で包み、上から和三盆がまぶしてある。
- アプリで地図を見る
休日のお昼時ともなれば、50組待ちは 当たり前。店外に 順番待ち数を知らせる 電光掲示板があるほど。
ウナギ
このウナギが食べたくて。しかし、待ち時間 1時間は当たり前とか。朝一番に整理券を受け取ってからの観光・・・? 悩ましい。