国宝 松本城
珈琲美学 アベ
旧開智学校(国重要文化財)
県宝 旧司祭館
松本湧き水巡り①~大名小路の井戸~
松本ホテル花月
八十六温館(やとろおんかん)
松本湧き水巡り②~東門の井戸~
古本喫茶 想雲堂
松本湧き水巡り③~辰巳の御庭井戸~
蕎麦倶楽部 佐々木
縄手通り
四柱神社(よはしらじんじゃ)
松本湧き水巡り④~なわて若返りの水~
TOCA by lifart…(トーカ バイ リファート)
セラミカ 松本店
松本湧き水巡り⑤~大名町大手門井戸~
珈琲 まるも
creperie monkava(クレープリー モンカバ)
中町通り
信毎メディアガーデン(信濃毎日新聞 松本本社)
松本湧き水巡り⑥~源智の井戸~
栞日~shioribi~
松本市美術館
松本民芸館
美ヶ原温泉 「ふれあい山辺館 白糸の湯」
お城と湧き水と民芸家具に魅せられ松本を歩く
長野お城と湧き水と民芸家具に魅せられ松本を歩く
何十年かぶりの一人旅。長野が好きで若い頃はよく一人で旅をしたのですが、松本を訪れるのは今回が初めて。ふと思えば松本には私の好きなものがあふれていました。清らかな清水、お城、純喫茶、民芸品にクラフト…古き良き文化や風土を肌で感じることができる土地、それが松本です。 初夏の松本をバスと歩きで巡る旅にお付き合いください。
松本のランドマーク・松本城。何はさておきここは見ておかなくては~と馳せ参じました。 国宝五城のひとつであり、文禄時代、豊臣秀吉の家臣だった石川数正・泰長親子によって建てられた五重六階の木造天守は現存最古と言われています。
外堀
最初に渡る外堀。歴代の城主の家紋が入った行灯が置かれていました。その数ナント!23人(゚д゚)!
いざ!入城🏯
かつては「深志城」と呼ばれ、室町時代に国司兼守護職として松本に入った小笠原貞宗の家臣によって築城されました。その後、武田家、再び、小笠原家と城主と変えていったそうです。この頃、「松本城」と呼ばれるようになりました。
コンパクトでスタイリッシュ!
入城料を納め黒門から入ります。石垣を見つつ進むと視界が開けました。 わ~~!お城の全容が現れました。黒い!「烏城」と言われる由縁ですね。
竪格子窓(武者窓)
天守2階にある大きな窓。光が入り明るかったんだろうな。鉄砲狭間や矢狭間が至る所に開けられていました。 向かい側には「火縄銃」の展示も。
鉄砲隊の鎧
イカツいですね~。
デンジャラスな階段💦
階段が本当に急勾配なんです。お年を召した方にはちと、キツイだろうなと勝手に思っていました。 係の方が各階にいらっしゃって、注意喚起されていたのが印象的でした。滑ったり、ゴン!とおでこをぶつけないよう気を付けてくださいね💦
最上階到着!(天守六階)
ふ~~っ💦やっと辿り着きました。けっこう足にキテいます。 四方八方が望める事から戦の際は周囲の敵の動きを見るための望楼としての役割をもっていたそうです。 みなさんが天井部を見ていますがそこには、城を守る神さま「二六夜神」がお祀りされているんです。
ナイスビュー!!!
それにつけても最上階からの眺めはサイコー!北アルプスは雲がかかってしっかりは見えなかったのですが、いやいや、十分堪能できました。 戦のない今はこうやって景色を愛でる場所になっているんだなと改めて平和の有難さを思うのでした。
月見櫓
戦国時代が終わり平和な世が来てから造られたそうです。周りの朱塗りの回縁や船底形の天井などは、天守や渡櫓などには見られない開放的な造りになっているそうです。
松本城公園からみるお城
角度を変えて撮影。 どこから見てもかっこいいですよね。ここは市民憩いの公園になっていて朝の散歩をしている方がたくさんおられました。
京都から夜行バスに乗って朝早く松本に到着。モーニングは松本では超有名なこちらのアベさんで…と計画していました。松本駅から歩いて5分。7:00から営業されていますよ。
駅前からのびる「あがたの森通り」をまっすぐ
松本城方面です。
メニューサンプルにも注目
雑居ビルの一階部分にあります。うっかりしていると通り過ぎてしまいそうに…💦お店の入り口にあるサンプルケースがレトロでかわいい💗 こんなメッセージが…「水ばかり飲んでコーヒーも飲まないなんて 人生に生きがいがあるだろうか 疲れをいやす一時(ひととき)に悪魔のように黒く 恋のように甘いコーヒーを!!」
珈琲店なんだなぁ
こんなところにもコーヒー豆が…。旅に出ている時って、普段見ないところに目がいったりするんだよな。
タイムスリップしたみたいな店内
琥珀色のクラシカルな店内。カウンターとテーブルの間を抜けるとL字型になっていてさらに奥へ。イチバン奥の席に落ち着きました。ステンドグラスのランプシェードがキレイです。 創業から60年…当時から変わっていない店内はホント、時が止まったようです。
必見!カフェオレ!!
名物がコレ!テーブルでコーヒーとミルクを注いでくれるのですがナント!この高さから⁉「しゃ、写真撮っていいですか?」と思わずストップかけてしまいました。こぼさず、キレイに泡だって注がれました~。お見事!パチパチ✨
モーニングの注文方法がおもしろい
こちらのモーニングはセットではなく、単品になっていて好きなものをセレクトして注文します。トーストも卵料理もサラダもレパートリーが豊富なのでワクワク感が止まりません。しかも一品50円から! 私は、バタートースト、ハムエッグ、レタスサラダをお願いしました
青空に映える白亜の擬洋風建築。八角形の高楼と、唐破風がついた車寄せが印象的なこの建物は、1876年、明治時代の初期に建てられた日本最古の小学校です。 地元松本の大工棟梁・立石清重(たていしせいじゅう)による設計、施工。工事費用の7割をナント!松本町民が負担したのだとか…当時の人々の教育への情熱を感じずにはいられません。 様々な教育資料の質と量は日本一と言われて。文明開化を感じる出会いがあるかもしれませんよ♪
案内板オシャレ
かっこいいですよね。
フォトジェニックですねぇ
こちらが正面。普段、児童はここからではなく反対側の扉から入ったそうです。天使や龍…様々な彫刻が施されています。「龍」は日光東照宮をものをまねて彫られたそうですよ。 今年、旧開智小学校は国宝に指定されることになったそうです!県内では10件目!近代の学校建築としては全国初です。まさに”学都・松本”!
廊下の照明
モダン! こんな小学校に通えるなんてステキだなぁ。
磨きこまれた階段
レッドカーペットが敷かれてるんですね。
校訓「愛・正・剛」
校旗や校訓の扁額が展示されていました。色ガラスがキレイです。
教室も
ここで授業が行われていたのですね。使い込まれた机といすが当時を偲ばせます。自由に座ってもいいそうです。(小さすぎ💦) 耳をすませばオルガンの音色が聞こえてきそう…。
実際使われていたもの
湯たんぽに雪靴…雪国ならではです。
かつて屋根についていた”風見”
風が吹く向きを確認するためのもので、八角塔に昭和57年までついていたのだそうです。金属でできていますね。🐓ではないんだ~。
松本城の北側に建つアーリーアメリカン風のブルーの西洋館…これが旧司祭館です。明治22年(1889年)にフランス人神父、オーギュスタン・クレマンによって建てられ、その後100年に渡って宣教師の住居として使用されました。 また、明治34年から27年の歳月をかけてセフラン神父が日本初の「日仏辞典」を編纂した場所でもあるそうです。 平成2年(1990年)に市へ寄付され、現在地へ移築されたそうです。中に自由に入ってよいとの事でおじゃましてみました。
入場無料です
受付はなく、人が誰もいないのでちょっとドキドキします💦 長野県最古の西洋館だとは思えないしっかりした造りになっています。
2階の部屋
バルコニーがある部屋。光がよく入り明るいです。
暖炉もありました
やはり寒い土地なのですね。各部屋に暖炉が設置されていましたよ。
様々なお店が立ち並ぶ大名通りに突如現る水場。ベンチもあるので疲れた足をしばし休めることもできますよ。 上から下へ落ちていく水の路が工夫されていて見ているだけでも楽しいですよ~✌('ω'✌ )三✌ 都会に涼やかな風が吹くようです。
この旅でお世話になったお宿です。 1887年創業。松本で最も古いホテルだそうです。2016年にはコンセプトを一新、「リブランドオープン」されました。 楽しみにしていたのが、松本民芸家具が随所で見られること!生活に中で使うために生み出されたもの…これが民芸品なのだとか。そんな素朴で落ち着いた家具に包まれる至福の時を過ごさせていただきました。
エントランス
木とステンドグラス。いい雰囲気です。期待がたかまりま~す。
ロビー
民芸家具の温かみに包まれるロビーになっています。窓から射し込む陽が美しい。 チェックインはこちらでくつろぎながら…。冷たい玄米茶とお菓子がいただけます。
お部屋
白が基調となったシンプルな客室です。松本民芸家具がしっくりと部屋になじみ、落ち着ける空間です。山々の眺めも最高~!
大浴場「深志の湯」
こちらには嬉しい広いお風呂が! アルプスの雪解け水を使用したお湯に浸かれます。まろやかで旅の疲れが癒されます。贅沢なお風呂です。
レストラン ”I;CAZA”
地元・長野の食材をいかした料理「ながのテロワール」が楽しめます。朝食もこちらで。
朝食のビュッフェ
信州の郷土料理などを盛り込んだバラエティ豊かなメニューが揃います。新鮮な牛乳やりんご、ぶどうなどのフルーツジュースもよりどりみどり❤
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ホテルに併設されているカフェ。ホテル同様、松本民芸家具で統一された温かみある店内です。 店名と同じ、86度のお湯で丁寧にネルドリップされたコーヒーがいただけるんですよ。 宿泊客でなくても利用できます。
やはり落ち着く民芸家具
朝の柔らかな陽光に照らされた民芸家具。白壁に飴色の梁が映えます。 夜に見るのとはまた、違った印象です。
丁寧な接客が心地いい
「どうぞ、お好きなところにお座りください」と店員さんがにこやかに接客してくれます。 ホテルだからかな…細やかで心地いい接客に充足感を覚えます。
噂のネルドリップコーヒー
松本の湧き水を使って淹れるそうです。86度でコーヒーを淹れると豆のうまみがぐんと引き出されるのだか。たしかに、香りがすごくよくて、舌触りよし!
上高地の水を使ったかき氷
これはいただけなかったのですが、今度は絶対食べたい!右から、桃、コーヒー、宇治金時。通年、食べられるそうですよ。 器もいいじゃないですか!
松本ホテル花月さんのすぐ横にある下町会館の玄関に湧くお水です。平成の”水めぐりの井戸整備事業”で井戸を掘った際に出たのだとか。地下30ⅿから汲み上げています。水槽は御影石でできています。 この辺りにお城の東門があり、町民はこの門から城内に入れたそうです。また、最大規模の馬出しもあったのだそうな。
花月さんの真ん前にある深夜まで営業されている古本喫茶です。雰囲気が良くてふらりと立ち寄ってみました。 大正時代に建ったという看板建築の店舗をリフォームされたとか。本を読んだり購入したりするための入店もOKなんですって。 23時まで開いているので散歩の途中に、酔いを醒ましに…松本の夜、想雲堂さんでしばし本に親しんでみるのはいかがでしょう。
所狭しと並ぶ古書
歴史や文化系を中心に約6000冊の本に囲まれてゆっくりコーヒーやお酒が楽しめますよ。 ジャズのBGMも心地よいです
絵本や料理の本などもあり
窓際の一人席でホッとひと息つきます。幼い頃よく見てた絵本を発見!なんだかうれしい。
チョコの盛り合わせと…
こだわりのスペシャリティコーヒーとチョコ。おいしすぎ💗
緑町通り沿いにある湧き水スポット。 こちらの水場には涼やかな水路もあり、ひと休みに最適な公園となっています。江戸時代、松本城の辰巳門と城主の辰巳御殿があったんですって。 春には桜も見られるそうですよ。
辰巳の御庭井戸からすぐのところにお店を構えるお蕎麦屋さん。開店前からズラリと行列が出来ていました。人気のお店だそうです。 聖高原や開田高原など県内産のそばの実を使った手打ちそばを提供されています。(ガラス越しにおそばを打っておられるところが見れるかもしれません!)
もりそば!「まずはお塩で…」
…とのこと。 一緒にお盆に乗せられたヒマラヤ産の岩塩でいただいてみると…おそば本来の香りと甘みが感じられます。おいし~~💛 おだしがこれまた絶品。かつお、こんぶ、しいたけは全て国産のものを使用し、長野産の醤油をナント!5種類ブレンドされているとか。
ごちそうさまでした
夜も営業されていて、お酒や一品メニューも豊富です。今度は地酒をいただきながらおそばを味わってみたいな。
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お堀と女鳥羽川に挟まれた”縄のように細長い土手”から由来したとされる縄手通り。(カエル通りとも呼ばれているそう)明治12年に建立された四柱神社の参道として発展してきたそうです。当時から多くの露天が並び、戦後は「闇市」もたったのだとか。 2001年に全面改装され、昔の町並みを再現、下町情緒あふれる歩行者天国の通りになりました。 150ⅿの通りの間には食事処や土産物店、骨董や雑貨を扱うお店などが軒を連ねています。お気に入りを探すのが楽しそう。
インパクト大!「ガマ侍」
西の入り口付近にあるビビットなオブジェ。迫力あります! なんでも2005年に、東京藝術大学の学生が学園祭で作ったものを譲り受けそのままここに置かれたのだとか…今や縄手通りのシンボルとして君臨しているようにも見えます。
千歳橋から見る女鳥羽川と虹
先ほどまで雨が降っていたせいか、川の向こうにキレイな虹がかかりました。 なんだかご褒美いただけたみたいで嬉しい(#^.^#) その昔、女鳥羽川にはカジカガエルが生息していましたが、川が汚れその姿は消えてしまう事に…。そこで、昭和47年に「カエル大明神」を祀り、川や通りを美しくよみがえらせカエルにとっても行き交う人々にとっても心地よい場所に『カエル』と言う思いで様々な取り組みをされているそうですよ。
縄手通りの入り口に鎮座する神さま。ここはぜひとも行きたかったお社なんです♪ 地元の方は親しみを込めて「神道(しんとう)さん」と呼んでいるそうで、すべての願いが叶う”願い事結びの神”として名高く、全国各地から参拝に訪れるそうです。 名前通り、四柱の神さまが祀られています。物事を結ぶ神さま「高皇産霊神(たかむすびのかみ)」、人を結ぶ神さま「神皇産霊神(かみむすびのかみ)」。縁を結ぶ神さま「天照大神(あまてらすおおみかみ)」、そして、神さまの神さまである「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」…すごい!まさにパワースポット!
御幸橋から
明治13年、明治天皇が初めて信濃地方を巡幸された際、四柱神社内にある施設を行在所とされたそうで、この橋を渡られたんですって。なんだか、背筋が伸びる思いです。
こちらからも入れます
「がま侍」近くからも入ることができます。駐車場?広場でフリーマーケットが行われていました。
拝殿
朝のキーンとした空気に包まれて厳かな雰囲気です。 ご神徳の高い神さまを四柱もお祀りしているところはそうそうないのではないでしょうか。ありがたい参拝となりました。
縁結びの松
まっすぐ伸びる松。実は根本でつながっているんです。仲睦まじいです。
四柱神社の鳥居前に湧く”なわて若返りの水”。カエルに守られていますネ。2017年にできた比較的新しい井戸なのです。 このお水にはこんな由来が…。 ~昔々、女鳥羽川に住んでいたおばあさんガエルがなわてのお水を飲んだところみるみる若返っていったそうな。嬉しくなってどんどん飲むとナント!オタマジャクシになってしまったと!~
女鳥羽川の近くまで行けます
後ろ側には階段が設置されていて川沿いに降りることができます。
縄手通りを抜けたところにお店を構えるTOKAさん。古い倉庫を改装したのだとか。ハンドメイドのキャンドルを中心に、国内外からセレクトされた雑貨が販売されています。 店内に入るとナチュラルな香りが…。 店名の”TOKA”は”灯火”の意味があるのだと店員さんがそっと教えてくれました。松本らしい小さなキャンドルとクラフトのお店です。
毎日に潤いを
「何気ない日常が少しだけ楽しくなるモノ」をコンセプトにオーナーさんがセレクトされたものが並びます。 器、DIYや布小物、食品など多岐にわたっています。ジャンルの垣根が取り払われたあなたのステキが見つかるかも。
おすすめはフレグランスキャンドル
小さなものなら648円から。10種類ほどあり香りを試すことができます。植物性ワックスを使用し、煙が少なく燃焼時間が長いそうです。 信州にちなんだ香り「shinano」はイチバン人気。りんごのフレッシュで優しい香りがGOOD。
インスタ映えするものばかり
眺めているだけでも楽しいものばかり。
モダンな建てものにしばし見とれてしまいました…。ここは旧市役所だったそうで、現在は、100年以上の歴史を持つポーランドの食器やインポート雑貨を販売する「セラミカ・アルティスティッチナ社」のフラッグシップ店。セラミカの食器でコーヒーがいただけるカフェもあります。
店内は広々❤ゆっくり買い物できます
スウェーデン・ストックホルムのデザイナーが手掛けたというアートな店内。陶器はもちろん、センスのよい生活雑貨やインテリア、焼き菓子なども販売されていました。
約3000点の商品がラインナップ
ポーランド食器を一堂に見られるのは全国でもここだけ。コーヒーカップやお皿、ぽってりしたクリーマーや小鉢…あかん!どれもこれも欲しくなる💦
ひとつひとつがかわいくて…
北欧スタイルの洗練されたデザインがステキですよね。飾っておくだけでも絵になります。
cafe cohiludo(小昼堂)
カフェでは、数あるデザインの中から厳選されたカップを使用されているとか。ペルーの無農薬の豆で淹れたコーヒーや自家製の焼き菓子、また、塩や水、小麦粉と酵母の組み合わせなどにもこだわりぬいたパンをビュッフェ形式でいただくランチも提供されています。
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”かおり風景百選”に選出されたシナノキの並木道になっている大名通りにある水場です。この辺りは松本城の表門があった場所なのだとか。 かつて、手前の千歳橋(旧大手橋)辺りに大手門の枡形があったらしいです。明治になってから庶民が自由に通行できるようになったそうですよ。
ご当地マンホールその①
松本の名産品として知られる”手毬”ですね。色違いもあちこちで見られました。
ご当地マンホールその②
こちらには女の子も。かわいいです。
ナント!1868年(慶応4年)創業!「まるも旅館」の一部分が喫茶になっていて、こちらは1956年(昭和31年)にオープンされたそうです。 松本民芸家具の創設者・池田三四郎氏による設計の蔵造り。なまこ壁の美しさは時が経つほどに味わい深さに変わっていきます。 こちらは喫茶の入り口ですが側面には旅館の入り口がありました。いつか泊まってみたいなぁ。
ドアの向こうには
耳に入って来るクラシック音楽とスモーキーな色合いの店内。様々なデザインのランプシェードが放つ柔らかな灯りがなんとも心地いいです。
ずっと前から知っているような安心感
使い込まれた松本民芸家具。まるで、ショールームに来たようです。開店から60年経った今も当時の面影を大切に営業されているようです。
「まるもブレンド珈琲」と「自家製プリン」
まるもさんに来れたらコレ!と決めていたメニューです。 ハンドドリップで淹れたほどよい酸味のコーヒーが甘いプリンと絶妙なマッチング❤
あ~懐かしい味
しっかり蒸したプリンにはたっぷりのホイップクリームとアーモンドスライスが。このノスタルジックなスタイル…ホントいい感じ。 かためで食べ応えあり!おいしかった~~。
大好きな山頭火の句が…
お店を出た帰り際、ふと外壁に掛けられていた額に山頭火の句が… ~泊めてくれない村の しぐれをあるく~ 思いがけない出会いにウキウキ♬
ディナーも信州らしいものが食べたいな…と思い、そば粉を使ったフランス・ブルターニュ地方の郷土料理「ガレット」がいただけるお店に決めました。 こちらモンカバさんは、松本駅から徒歩10分ほどの位置にあり、信州産のそば粉やお野菜を使ったガレット(クレープ)とシードルがおいしいお店です。 初ガレットでしたが、これが超おいしくてドハマりしてしまいました。
ランチもぜひ💛
千歳橋を渡って2つ目の通りを左に曲がったところにあります。 ビルの一階です。 私はディナーにおじゃましましたが、ランチではガレットとスープ、ドリンクがセットになったメニューも!クレープもいただいてみたいですね。
雰囲気の良い店内
こじんまりとし、ダークで落ち着いた雰囲気のお店。店員さんも気さくで初挑戦の私に丁寧にメニューについて教えてくださいました。
カリフラワーのポタージュ
まずはスープ。季節ですね~。 カリフラワーの香りやうまみがしっかり味わえるスープです。
ラタトゥユ サワークリーム添え
夏野菜がたっぷり入ったメニュー。食感がしっかり残っているけどトマト味がよくしみこんでいておいし~~。
ガレット~コンプレット~
「ガレット初心者ならこちらがオススメですよ」と店員さんに進めていただいたのがこちら。 カリッと焼きあげたガレットの中にはハムと卵、グリエールチーズがはいっているコンプレット。よく知っているスイーツのクレープとは別物でした!何とも言えない芳ばしい生地とハムのうまみ、や卵のもったり感があう!そしてコレ1枚でおなかがめっちゃふくれますよ。
ラ・フランスのシードル
シードルと言えばりんごですが、変わり種ということでラ・フランスのシードルがあると聞きご無理を言って半分だけいただいてみました(感謝) 甘い目で芳醇な香り(*^^)v いやいや、新発見の連続です。
松本と言えばこの蔵が続く中町通りですね。松本城の城下町として栄えた頃は、町人が住むエリアだった「中町」、「本町」、「東町」とあわせて「親町三町(おやまちさんちょう)」と呼ばれていたそうです。中町通りでは城を守る防御機能のひとつ、”*食い違い”が見られるとか。いろんなことを知ったうえでそぞろ歩きすると楽しさも倍増しますね。 当時は呉服問屋や酒造業者が多く店を構える通りだったようですが、現在は蔵を利用したクラフトショップやカフェ、土産物店となり賑わいを見せています。 *食い違い➡道路を直交させないで、わざとずらして交差させたところ。敵が攻めてきた際、前方が確認できないようにするための防御機能。
ちきりや工芸店
行ってみたかった民芸品のお店。 民芸運動の旗手・柳宗悦(やなぎ むねよし)に共鳴した老舗問屋だった丸山太郎氏が事務所の一部を「ちきりや工芸店」として立ち上げたそうです。全国各地の焼き物や染物、布小物、外国の品々がズラリ!ついつい長居してしまうお店です。
キレイ~~✨
沖縄のガラス製品が陽の光にあたって輝いていました。美しいですね。 このお店にはホント、愛おしくなるものばかり。
手仕事商會すぐり
中町通りから細い路地の奥に入ったところにある築140年になる蔵を利用した手しごとの店&ギャラリー。一つ一つ丁寧に作られた工芸品や雑貨、小物が並びます。 レモンスカッシュやオリジナルチャイなどドリンクのテイクアウトもされています。
中町蔵シック館SABO
元酒屋さんの古い蔵を改装したカフェ。松本民芸家具が並ぶ店内からは庭園が眺められます。歩き疲れた足を休めるには最適。 ゆっくりコーヒーやケーキがいただけます。
松本ブルワリータップルーム中町店
地元のビールメーカーが運営する蔵造りのビアスタンド。スタッフが造り上げたという店内は木をふんだんに使った心地よいものとなっています。 数種類の樽生ビールが楽しめます!13時から営業されているので昼のみOKですよー。
漆器 伊原
老舗感ある漆器店。頭上の看板に惹かれてパチリ★
信州バウムクーヘン工房てまりや
店先からいい匂いがしていました。信州産の素材でできたバウムクーヘンを販売するお店です。写真の「てまりん」は松本の伝統工芸品の手毬をイメージしたもの。かわいすぎ!!
2018年4月にオープンした信毎メディアガーデン。信濃毎日新聞の松本本社の移転に伴い、各種ショップや多目的ホール、情報発信コーナーなどを兼ね備えたスポットが誕生しました。 下で紹介しているショップの他にも”THE NORTH FACE”や、”松本ブルワリータップルーム”…また、レストランや貸しキッチンなども。
MARKT(マルクト)
「食のクラフト」をテーマに長野発の加工品やお土産、地酒などが並びます。鍋や食器などもあり、主婦目線で見るのが楽しいお店です。
ポムジェ
ポムジェは、POMME(りんご)とGERME(萌芽)を組み合わせた造語だそうです。信州産のフルーツを使ったお菓子やシードル、ワイン、ジャムなどが販売されています。パッケージもかわいくてお土産にしたら喜ばれそうなものばかり!
丸山珈琲
軽井沢に本店がある丸山珈琲。1階にテイクアウト専用のスタンドと、2階にゆっくりくつろいでコーヒーがいただけるカフェがあります。コーヒー豆やグッズの販売もされています。
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高砂通りと言う水路沿いにある井戸。この水路ではイワナやバイカモも見られるそうです。ここはかつて、ひな人形を販売するお店がたくさんあったそうで”ひな小路”ともよばれていたんですって。 源智の井戸は松本の湧水の中でも名の知れた井戸で「当国第一の水」と言われた賞賛されたそうです。酒造会社がここのお水で酒を醸し、歴代の藩主は制札を立ててお水を守ったのだとか…。
六角格子が美しい
この中をのぞいてみました。 スゴイ量のお水が湧いてきています。
松本最大の井戸
毎分230リットルものお水がこんこんと湧きだしています。 松本の特別史跡にも指定されているんですよ。
水辺の風景
今はほとんど見なくなったバケツ。ノスタルジックです。
あがたの森通りにある電気屋さん?いえ、こちらが電気屋さんをリノベーションしたブックカフェ・栞日さん。1階には大きな活版印刷機があり、そのリアルさに目を奪われます。カウンターには自家製のスコーンやクッキーなど焼き菓子もスタンバイ。2階には書店ではみかけないリトルプレスやZINEを中心に、店主さんがセレクトした本や日用品が並びます。 新しいけど懐かしい…栞日さんはそんな心地よい空間です。
2階のギャラリ-では…
「まめったい暮らし」と題し限界集落で暮らす人々を映し出した写真の数々。みなさん、なんていいお顔されているんだろう…。
コンクリート打ちっぱなしだけどあったかい
不揃いのテーブルやイスが自由感あってGOOD。コーヒーの器具や調味料など店主さんの目利きで集められた魅力的なモノがディスプレイ風に置かれています。
天井まで続く本棚には
様々な分野の本が詰めすぎずゆったりと並べられてます。 はしご?昇って本を取っていいのでしょうか…。
ホッとひと息
レモンがさっぱりとのどを潤してくれます。おいし~。ゆったりした一人がけのソファにもたれてふ~~っとひと息つく幸せを感じることができるカフェですね。 朝は7時から開店していてモーニングをいただく事が出来ます。
栞日さんの窓からみえた空
栞日さんのテーマは「流れ続ける毎日に栞を差す日」。 ちょっと立ち止まってこんな空を眺める…そんな時間を持つのもいいね。
知らなかった~(゜-゜) アノ、前衛芸術家・草間彌生さんが松本出身だったとは…。野外彫刻のオブジェ、「*幻の華」のインパクトトがハンパない松本市美術館です。 地元出身の作家や、ゆかりの作品を中心に常設展示しています。草間彌生さんの初期の平面作品や、立体作品も見る事が出来る貴重な美術館なんです。ビビットで印象的な作品の裏側にある作者の「顔」が少し、見れたような気がします。 *「幻の華」は無料で見れるエリアにあります。
建物自体もドット柄!
まさに草間ワールド!
シックな作品も「考えるかぼちゃ」
受付ロビーにある作品。なんだかかわいいです。
常設展示~草間彌生 魂のおきどころ~
ちょうど草間さんのコレクション展が開催されていました。独創的なオブジェも数点ありましたが、平面作品も多く、松本でしか見る事の出来ない彼女の原点になるものを垣間見れたような気がします。一貫して感じられるのが「生」、「死」、「愛」、「憎」…内から湧き上がってくる言葉にならない叫び…そんな作品に圧倒されます。
ミュージアムショップ
一階奥にあるショップにも注目。オリジナルの草間彌生モチーフの手拭いやかぼちゃストラップ、網目模様のマウスパッドなどファンにはたまらない一品が!
自販機もこの通り💛
ドットは外でも見られます。 こちら自販機よく見ると上に並んでいるジュース缶もドット柄。(買えません(>_<))凝ってますね~。ゴミ箱だってホラ!
ムムムッ💦
どう表現すればいいのでしょうか。イヤイヤ…芸術に講釈は必要ありませんよね。
今回松本でたくさんの民芸家具に出会ってきました。最後に、観賞用の工芸品とは異なる「用の美」を持ち味とする松本民芸家具の根幹を知るべくここ、松本民芸館にも足を運んでみました。 先にご紹介した中町の「ちきりや工芸店」の店主だった丸山太郎氏が昭和37年にオープンさせた民芸館には、陶磁器や家具、様々な土地の民芸品など国内外のコレクションが展示されています。その数6800点。 名もなき職人たちが、日常生活のために生み出したもの…その中に見るまさに「用の美」が感じられる空間です。
長屋門をくぐると石畳の小径が
石標に導かれて石畳を歩きます。今、緑が萌えイチバンいい季節かも!
エントランス
なまこ壁の大きな蔵造りの邸宅が見えてきました。靴を脱いであがり、受付で入館料300円をお支払いします。 館内の大まかな説明をしてくださった女性のたおやかな笑顔が印象的でした。 写真撮影もOKです!
「美しいものが 美しい」
まず、目に飛びこんできたのが丸山太郎氏のこの言葉。「(中略)何時 何処で 何んに使ったかと云うことではなく そのものが持つ美を 直感で見てください 」 そうなんです。私たちはついつい説明に頼ってしまいがち…目と心でそのものを見ることの大切さや奥深さを教えられたような気がします。
ゆっくりと手仕事の美を味わえます
ここに展示されているものは、有名な方が作った物でもすごく高価なものでもありません。「生活の中の道具」なんですよねぇ。それさえも忘れてしまうような美しさが確かにあります。 今、自分が使っている物に対してそんな風にとらえた事はあっただろうか…考えさせられます。
眺望の良い窓
2階に上がったところにある窓。ここからは北アルプスが見渡せるのです。あいにく当日はお天気がまずまずでスカッと見える事はなかったのですが…。
生活着
分厚い生地に刺子ししゅうが施してありました。寒い信州にはもってこいですね。ひと針ひと針縫うぬくもりを感じます。
松本だるま
ふっさふさのまゆげとひげ、おなかには「大當」の字…なんとも愛らしいだるまさんではありませんか。コレ、「松本だるま」と言ってれっきとした民芸品なんです。養蚕がさかんだった江戸末期に蚕がよくとれるようにと願いを込めて作られたそうです。まゆとひげは蚕の繭をあらわしているとか…。
古き良き香りとたたずまい「談話室」
最後にみせていただいた2号館の談話室にあったテーブルセット。民芸家具のイスは一つひとつ違ったデザイン。そ~っと腰かけてみました。 ミズメザクラなど国内産の落葉高木でつくるそうです。使い込むうちに味が出てくるんですよね。
郊外の静けさが心地よい
美ヶ原温泉のそばにあり市内の喧騒から離れた静かな地にある松本民芸館。 ふと気づく毎日の在り方…そんな時間を持つことが出来ました。オススメのスポットです。
市内を周遊するバス”タウンスニーカー”に乗って美ヶ原温泉まで足をのばしてみました。松本駅から20分ほどで着くのでアクセスがいいですね。 1300年以上の歴史がある美ヶ原温泉。史実によると、天武天皇が山辺遷都の計画を立てていたそうで、”束間の湯(つかま)”と呼ばれていたこちらの温泉に行幸されたこともあったとか…。歴代城主の庇護も受け、多くの人びとにも親しまれてきたまさに名湯なのです。温泉地のなかでも最大の湧出量を誇る「湯の原源泉」の共同浴場として、「白糸温泉浴場」は古来から近郷の人々に利用されてきました。
入湯料ナント300円!
そんな名湯にもかからわずリーズナブルに入れるのが嬉しい。地域の方がたくさん来られ、お湯に浸かりながら世間話をされているのが心地よかったです。ぬるめのなめらかなお湯は旅の疲れを存分に癒してくれました。
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