【新潟県村上市】鮭のまち・村上 鮭づくしの旅
新潟【新潟県村上市】鮭のまち・村上 鮭づくしの旅
新潟県村上市を流れる三面川(みおもてがわ)は、鮭が遡上してくる河川として知られ、平安時代には捕れた鮭を朝廷へ献上、遠く京の都まで贈り届けられたという記録もあります。江戸時代には、村上藩士・青砥武平治(あおと-ぶへいじ)が考案した、鮭の保護増殖システム「種川の制」(三面川に鮭が産卵しやすい分流・種川を設け、さらに鮭の稚魚が川を下る春の漁を禁止した)が世界初の鮭の自然ふ化増殖に成功。現在では「鮭のまち・村上」として全国に知られるようになりました。このコースでは、鮭のまち・村上の魅力が満載のスポットを巡ります。鮭について学び、村上の鮭文化を感じてください。
日本初の鮭の博物館。「イヨボヤ」とは村上の方言で鮭のことをいいます。館内では鮭をはじめとした淡水魚等の観察や村上に残る伝統的な鮭漁についての紹介、「こどもサケ科学館」等があり、鮭の生態や村上の鮭文化について学ぶことができます。
種川の中が観察できる「生態観察館」
イヨボヤ会館地階の「生態観察館」からは種川の中の様子がうかがえます。鮭の遡上シーズンには、産卵シーンも見学できるかも。
村上市民のいこいの場。週末には親子連れでにぎわいます。
青砥武平治の像があります
園内には、鮭の保護増殖システム「種川の制」を考案した、村上藩士・青砥武平治(あおと-ぶへいじ)の銅像があります。ぜひご覧ください。
村上の冬の風物詩、家々の軒下に塩引き鮭が下げられ、街道のように連なります。昔ながらのまち並みに、塩引き鮭が寒風に揺れる様子は風情があります。【実施期間】毎年12/1~20・見学自由
塩引き鮭のココに注目!
塩引き鮭とは新巻鮭にあらず! 村上の気候風土がつくり出す、唯一無二の味覚です。城下町であった村上では、切腹を忌み嫌い、鮭の腹部を一部つないで切ります(止め腹)。また、首つりではなく尾の方から下げます。この2点にも注目してください。
鮭のまち・村上で初となる鮭料理の専門店。かつて松尾芭蕉が「おくのほそ道」の道中で泊まった旅籠で食べる鮭料理の数々、ぜひお楽しみください。
老舗の味を心ゆくまで。
井筒屋で提供される鮭料理の数々は、鮭加工品製造の老舗「千年鮭 きっかわ」のもの。老舗ならではの熟練の味が楽しめます。
村上名産の鮭製品を中心に、干物やお惣菜なども取り扱う老舗の魚屋。熟達した職人たちが手掛ける鮭製品は間違いなく絶品! お土産はもちろん、ご自宅用にもどうぞ。
オススメ1・塩引鮭切身
絶妙な塩加減で、皮までおいしく食べられます。
オススメ2・醤油はらこ
「はらこ」とはイクラのこと。ご飯にかければ極上の一杯に。
オススメ3・鮭の酒びたし
塩引き鮭をさらに半年、発酵・熟成させた珍味です。そのままはもちろん、日本酒やみりんに浸して食べるのも、また美味です。