保津川下りと亀岡牛と出会い旅
京都保津川下りと亀岡牛と出会い旅
まいどまいど! 日本には松坂牛や神戸牛などが有名でんねんけど、亀岡牛っちゅうブランドは皆さん、ご存知でっか? 知らへんっちゅう人もぎょうさんいたはることと思います。 そんな知ってるようで知らないブランド牛・亀岡牛を味わうために訪れたのは、京都府亀岡市。 市内中心部にはJR西日本の亀岡駅があり、駅前には商店街。 ここでは、ブランド牛・亀岡牛を使った定食や軽食が味わえるといい、早速、探してみることにしまひょ。 さて、亀岡市ではブランド牛・亀岡牛だけやなく、亀岡祭りや保津川下りも有名でんねん。 保津川下りとは遊覧船に乗って楽しむ川下りの一つで、約16kmの距離で約2時間たっぷり。 川下りでは過去にルーマニア皇太子やイギリス皇太子などの賓客も興じたことから、「異人道」と呼ばれてことも。 いろんな景色を楽しみつつ、明智光秀ゆかりの亀岡城址や島根県出雲市の出雲大社と縁の深い出雲大神宮を巡るなど、亀岡市をとことん堪能していきまひょ! ほな、まいどおおきに!
京都府亀岡市にある観光案内所物産展。 「かめまるマート」は、亀岡市のマスコットキャラクターの名前である「明智かめまる」と「市場」を意味する英語の「マート」を組み合わせたもの。 亀岡市特産物や地酒、亀岡市のマスコットキャラクターの「かめまるくん」に関連するグッズなどの展示、販売、湯の花温泉、保津川下り、嵯峨野トロッコ列車など亀岡市内を中心とする観光案内などを行っている。
明智かめまる
京都府亀岡市で活躍するマスコットキャラクター。 1573年10月23日、丹波亀山で生まれた。 性別は、男の子。 性格は、優しい。 兜は亀の甲羅がモチーフ。 日々、武道に励み、丹波・亀山城跡を守っているという。
京都府京都市と山口県下関市とを結ぶ国道9号線にある道の駅。 施設内には亀岡牛や黒豆、丹波栗など亀岡の名産品が揃う物産市場「アトリオ」や亀岡市内を中心とする観光案内、研修室、ホール、亀岡市立図書館ガレリア分館などがある。 また、亀岡市を代表する鍬山神社の例祭である亀岡祭の紹介と模型の展示を行っている。
亀岡祭
亀岡祭は、毎年10月23日から25日までの3日間、開催され、特に「山鉾行事」は、煌びやかな装飾で飾られた「曳山」や「舁山」が城下町を彩ることから、「丹波(口丹波)の祇園祭」、「亀岡の秋祭り」などとも呼ばれている。
石田梅岩氏
石田梅岩氏が自宅の一室で開いていた講座の様子が展示。 石田梅岩氏とは江戸時代の思想家、倫理学者で、石門心学の開祖。 1685年、京都府亀岡市生まれ。 11歳の時、丁稚奉公で呉服屋に出ていたが、一旦、故郷に戻った。 23歳の時、奉公に出た。 在家の仏教者の小栗了雲に師事し、思想家の道を目指した。
石田梅岩氏
45歳の時、受講に際し、紹介や受講料が一切不要の講座「梅岩塾」を自宅の一室で開き、後に「石門心学」と呼ばれる思想を説いた。 梅岩自身は自らを儒者と称し、その学問を「性学」と表現することも。 最盛期には、門人400名以上を数え、倹約の奨励や富の蓄積を天命の実現と見る考え方はアメリカの社会学者ロバート・ニーリー・ベラーによってカルヴァン主義商業倫理の日本版とされ、日本の産業革命成功の原動力ともされた。
別名、亀岡城。 1578年、織田信長の命を受け、丹波攻略に従事していた明智光秀が、口丹波にある亀岡盆地の中心部の亀山に築城。 1582年、丹波平定後、丹波経営の拠点となっていたが、明智光秀は本能寺の変を起こし、羽柴秀吉に敗れた。 以後、天下を統一した豊臣秀吉の拠点として織田家や豊臣家などが入城。 1609年、徳川家康は譜代大名の岡部長盛を丹波亀山藩主に任じた。 「天下普請」により、幕府が西国大名に命じて亀山城を大修築した。 1748年、形原松平氏が居城とし、亀岡藩へ改称。 1871年、亀岡県が置県され、廃藩となった。 1919年、亀山城の荒廃が進んでいたが、宗教法人が購入し、宗教施設となった。
明治時代に創業したという創業100年を超える老舗。 きつねうどんやたぬきうどん、月見うどんなどのうどんをはじめ、そば、丼、定食などが楽しめる和食の老舗。 店内は座敷で畳が敷かれた雰囲気で趣のある昔ながらの風情を楽しむことができる。 お品書きをしばらく眺めていると、気になる一品を見つけた。 それが、きぬがさ丼。
きぬがさ(衣笠)丼
きぬがさ(衣笠)丼とは、京都発祥で、甘辛く炊いた油揚げと青ねぎを卵で綴じてご飯に乗せたもの。 別名、信太(しのだ)丼。 但し、衣笠丼は大阪などで愛されてきたきつね丼と酷似している。 そもそも、衣笠とは京都市北区の鹿苑寺に臨む標高約200mの衣笠山に因む。 真夏に雪景色を所望し、山に白絹を掛けて雪に見立てた宇多天皇の伝承に因んで「きぬかけ山」と呼び、「きぬかけ山」に因み、衣笠丼という名が付いたとか。
現在、亀岡市内ではブランド牛「亀岡牛」を使用した逸品を楽しむことができる和食レストランや洋食レストラン、カフェなどが複数店舗あり、観光客を中心に人気を集めている。 今回はそのなかの一つである珈琲専門店として店を構えているカフェに訪れてみることにした。 品質にこだわっているという上質の珈琲豆が店頭に並び、奥には喫茶スペースもあり、珈琲だけでなく、亀岡牛を使用した牛カツサンドなどの軽食も楽しむことができる。
牛カツサンド
牛カツサンドとは、亀岡牛のひき肉と国産野菜が詰まった牛カツサンドでテイクアウトも可能。 噛めば噛むほど、肉の旨みが出てきて、また食べたくなる美味しさです。
1885年、遊覧船による川下りが始まった。 保津川下りは夏目漱石を始め、水上勉、薄田泣菫、大町桂月、三島由紀夫など幾つもの文学作品に登場した。 当時、京都から人力車に乗って老の坂を越え、篠町王子を経て保津川の亀岡盆地から保津峡への入り口にあたる山本浜(トロッコ亀岡駅付近)から乗船した。 ルーマニア皇太子やイギリス皇太子などの賓客も興じたことから、王子から山本浜までの道のりは「異人道」と呼ばれた。 その後、川下りは大衆的なものとなり、現在では約16kmの距離を約2時間かけて行われ、遊覧船からは四季折々の景色を楽しむことができる。
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別名、出雲神社、元出雲、千年宮。 亀岡盆地の東部に位置する御蔭山(御陰山、御影山、千年山とも)の山麓に鎮座。 709年、御蔭山を神体山として創建。 出雲大神宮という名の由来は、出雲大社が出雲大神宮からの分霊とする社伝に由来する。 ただし、島根県の出雲大社や亀岡市内の出雲大社京都分院とは別法人の神社とされているが、祭神の大国主命については、島根県の出雲大社(杵築大社)から勧請した。
出雲大神宮
祭神は、大国主命(三穂津彦大神、御蔭大神)、三穂津姫命(高産霊尊の子)、天津彦根命、天夷鳥命。 境内には横穴式石室を持つ後期古墳がある他、口丹波最大の前方後円墳である千歳車塚古墳があり、古くから御蔭山を神体として祀る氏族がいたとされる。 1345年、足利尊氏により、現在の社殿が造営。 境内にはマグマの接触変成岩層から湧き出す「真名井の水」と呼ばれる湧き水がある。