男鹿半島の海岸にある秘湯。 かつてあった温泉旅館が高波で流され、湯が湧くコンクリ製の浴場だけが遺されています。 2年前に探検に来たときは暑さで捜索を断念したのですが、この度再チャレンジ。
バス停
「金ケ崎」のバス停が目印。 なお定期便は一日一本。 さらに終点はこの先の小さな村落までという交通アクセスの悪さ。
ここから
バス停に隣接している駐車場から獣道が伸びる。 茂みを進むので下は裾があるものを推奨。
岬に出る
左手は断崖絶壁。 転んだら落ちます。 落ちたら死にます。
岬の先端
ロープがあります。 ここを伝って崖の下へ降ります。 簡単でしょ?
足場の確保
角度は大体70~80度。 必要なもの以外は崖の上の置いてきました。 足元が崩れやすいのでジリジリと降りる。
崖下
岩場が広がります。 上からの太陽と熱を持った岩でちょっとした地獄。 2年前の調査では海に向かって右手側は何もないのが分かっているので、左手側へ進む。
見えてきた
乗り越えたり迂回しながら進むこと約15分。 どうやらそれらしいのが見えてきました。
金ケ崎温泉
こちらが秋田の秘湯・金ケ崎温泉。
湯船
ポコポコと泡が湧いていますが、これは温泉なのか。 お湯を舐めてみるとやや塩気がありますが海水よりは薄い。 温度はぬるま湯程度。 よし。 さっと全裸になり湯船に浸かる。 湯船の深さ上、腰くらいまでですが感無量。
帰る
だいたい満足。 ロープ伝って帰ります。
車道からの眺め
この中心部に湯船があるのですが、ご覧の通り1ドットくらいなのであまり気にしなくていいかも。 どうしても気になる人は傘でも広げときましょう。
青砂にある海岸洞窟。 合計4つの口が空いており、奇怪な風景が楽しめます。
内部
陸側の入り口から中に入れます。 まずは海側に空いた二つの口。
天井
そして天井にあいた4つ目の口。 上がどうなっているかわかりませんが、うっかり落ちたくはない。
男鹿半島の温泉街にある廃ホテル。 秋田県でも屈指のヤバいスポットと言われています。 もちろん廃墟侵入とかはしてません。
朽ち行く
老朽化して危険なのですが、事業者が行方不明で取り壊しができないとの噂。
正面入り口
何のことかはわかりませんが屋上からの眺めは最高でした。 逆に地下の浴場は昼でもおっかない。
日帰り入浴ができる温泉旅館。 湯船だけのシンプルな浴場ですが、泉質がいいのか浸かると妙に気持ちいい。 日帰り入浴の受け付けは15時くらいからなのでそこだけ注意。
温泉旅館ゆもとの近くにある神社。 境内にはちょっと面白いものがあります。
狛犬
ここのは平たい顔。
鐘
かつて焼失した鐘を資金を募って再建したもの。 その由来から「再来」「欲しい物が戻る」といったご利益があります。 控えめに一回鳴らす。
木仏
鐘の祠に多数奉納されている木仏。 緩めの造形に和む。
祠の石扉
祠の扉をかたどった石板が祠の前に据えてあります。 ちょっと他では見たことない様式。