日本橋兜町近代化歴史探索
東京日本橋兜町近代化歴史探索
考えてみたら東京の中心というか江戸の中心は日本橋だったわけです。東海道の出発地点ですから当然ですね。東京駅があんな形になって発展したのは鉄道ができたからであって、それまでは全ての移動、物流の拠点は日本橋だったわけです。宿場も魚河岸も商業も全てはここから始まったわけです。そんな日本橋が文明開化の明治を境に金融を中心に大きな変化を遂げていきます。その中心は大きくは移動せず証券取引所を軸に兜町に残っていくわけです、そんな兜町を中心とした明治以降の近代化の歴史探索をしていましょう。
ご存知日本一の証券取引所、アジアでも昔は1位でした。そして今でこそ証券取引の立会いはなくなりオンラインでの取引に変わっておりますが、昭和のバブル期まではここで大変な数の人によって立会い取引が行われていました。そんな活気ある時代から、今ではクールなアローズの電気商取引ボードに変わっていますので、見学の感じ方も大幅に変わっています。ぜひ一度行ってみることをお勧めします。2018年7月からはインベスターZとのコラボ展も開催していて普段より一層楽しめます。
見学者入口
見学者入り口はこちらです。
上々の鐘
本物ではなく印刷されたボードですが、ついている風の写真が取れます。上々しましたってSNSなどで報告してみては。
インベスターZ展
三田紀房さんの金融学習漫画のインベスターZとのコラボ展が開催中
インベスターZは良い漫画だ!
本当に勉強になりますので読んでない方はこれをきっかけに読みましょう。
歴史
日本の金融史を漫画とともに学んでいきます。日本はコメに関する堂島米会所のような世界最初の先物取引が整備されたりしていたので、今では想像できませんが金融大国のベースが歴史にはあったのです。
株券
オンライン化がすすみもはや株券などみることはなくなってしまいましたが、昔はこれでした。展示されています。
漫画でも鐘
漫画の中でも鐘はつかれていたのです。
インベスターZ記念撮影
アローズ
スポット内のおすすめ
イベントスペース
上場時の記念撮影などはこちらで行われています。
見学者も
初期
初期の建物と立会の様子
昭和
バブル時代の姿はこれですよね。
北口
正面
建物の正面はこちらのよう。
兜神社のお守り
なんとここで売ってます。で、神社では売ってません。
グッズ
1871年明治4年の4月20日に新式郵便制度が出来ましたが最初の駅逓司と東京の郵便役所が出来たのがこちら。日本橋に出来たというのが象徴的ですね。この翌年に新橋-桜木町間に鉄道が通り、東京駅に至っては1914年大正3年まで開業は待たなければならないので、東海道の起点である日本橋が最初なのはある意味当然なのかもしれません。
郵便100周年ポスト
全景
いたって普通の郵便局です。しかし東京駅ではなく、この日本橋が最初の郵便局だったということが明治初期の日本の物流、交通が依然として東海道の日本橋が中心だったということを表していますね。
1873年に日本最初の銀行である第一国立銀行が出来たのがこの地です。第一国立銀行はその後、株式会社第一銀行に、およそ100年後の1971年に日本勧業銀行と合併して第一勧業銀行に、またバブル後富士銀行と合併してみずほ銀行となったので、現在のこの地はみずほ銀行兜町支店として使われています。 みずほ銀行の銀行コードが0001なのもそんな由来から。日本最初の商業銀行なのです。
面影
全く歴史的な面影はありませんが、入口右側の柱に「銀行発祥の地」の碑が、左側の外壁に歴史展示があります。
3代ある建物
左側の外壁に歴史展示があり、三代分の建物を掲示しています。
初代
二代
三代
スポット内のおすすめ
銀行以外の地図も
兜町の名前にも兜石がある兜神社。小さな神社ですが存在感が大きいです。
兜石
源義経が兜を岩に置いて戦勝祈願したという岩があります。もともとこの地にあったものだそうです。
お守り
なんと東証の見学受付脇のグッズ売り場で売っています。それほど東証と一体!?
兜神社の由来
なんと明治11年に東証ができる時に関係者の意で作られた神社だそうです。
境内
かつて証券会社が多数入っていたという日証館。戦後東証が再オープンする前は一時こちらで取引立会が行われた時期もあったようです。
裏手
冷暖房の室外機が目立ちます。
玄関
素敵な建物です。
入口
今は公証役場をはじめ色々な入居者が。
渋沢栄一邸
最初はこの場所は渋沢栄一邸があったそうです。ど真ん中の金融街に自宅って凄い!裏はすぐそのまま川。今は高速に川も囲まれて面影はゼロです。
40年後の1928年
渋沢邸竣工の40年後に今に面影を残す建物になります、最盛期は35社も証券会社が入っていたそうです。
渋沢栄一の赤石
渋沢栄一さんが大事にしていたという赤石。演技が良いそうです。当時の邸宅にあったものだそうですが移転先の三田綱町に運ばれ、死後も紆余曲折ありここち戻って来たそう。建物の入り口中にあります。
赤石の紆余曲折
関東大震災で焼け落ちた三菱の煉瓦倉庫のあとに鉄筋コンクリート造りの江戸橋倉庫。昭和5年に造られました。
日本最初のトランクルーム
併設のトランクルームは昭和6年にできた新規事業。トランクルームという言葉もここでできたものです。
近代化産業遺産
平成20年に選ばれてます。
- アプリで地図を見る
東証周辺から近くにストリーマーがあります。散策の一休みにはこちらを。
スポット内のおすすめ
スポット内のおすすめ
つけ麺つじ田と天ぷらの金子半之助のコラボでできたスペシャル海鮮丼のぜいたく丼。山盛りのビジュアルがすごいですが味もなかなか。
鯛漬け
適当なタイミングで別盛りでくる鯛をのせ出汁をかけて鯛茶漬けに変化させます。
ぜいたく丼
松竹梅と3段階あります。いくらベースのみの梅からうに、カニも入った松までお好みで変えられます。 このほかにも旬の魚介がたくさん入っています。つぶ貝、みる貝なども食感に貢献していてすごい好み。