鎌倉の路地裏と江ノ島をぶらり散歩する旅
神奈川鎌倉の路地裏と江ノ島をぶらり散歩する旅
物語的には「江ノ島と鎌倉の旅」の続編です。江ノ島の目の前迄行ったものの暴風雨によって断念し、そのまま長谷と鎌倉を歩きました。1泊2日旅の2日目は朝方こそ曇ってましたが午後からはカラッと晴れました。2日目となる今回は北鎌倉からスタートします。行き先はいつもながら行き当たりばったりのテキトーなのであります。通常とはちょと違う怪しい鎌倉と江ノ島をどうぞ。 初日はこちらへ→https://haveagood.holiday/plans/11386<雨でしっとり鎌倉を江ノ電に乗って歩き旅>
2日目のスタートは北鎌倉駅と決めてあるのですが、朝食前の早朝散歩で江ノ電に乗って鎌倉高校前駅までやって来てしまいました。江ノ電の中では超有名な駅ですよね。さまざまな映画やドラマの舞台になったのがココ。駅ホームの目の前が海だという最高のロケーション。帰りにもう一度通ることになるけど、早朝に来て良かった。当然例の「多分お得」なフリーきっぷを購入しました。
間違いなく鎌倉高校前駅です
この駅の看板が見てみたかったのです。駅としては小振りな駅です。
朝っぱらからサーファーが
言っておきますが、まだ朝食前なのです。なのに関わらず既にサーファーの皆さんが海に入ってるんですよ。
陣取るのは当然この位置で
たまたまというか、他の座席が埋まってるのにこの特等席だけ空いていたのです。まさに観光マニア御用達の特等席を譲って貰えてるようで嬉し恥ずかしですが、しっかり陣取りました。
北鎌倉駅へは江ノ電経由では時間がかかるので、2日目の18きっぷを使用開始してJRにてやって来ました。この辺りの天気は薄曇りでイマイチスッキリ晴れていません。初日のような暴風雨よりはずっとマシ。
北鎌倉は鎌倉の一つ手前の駅
宿泊地の藤沢からJR東海道線に乗って、大船で乗り換えて次が鎌倉。やっぱりJRって早いわ、あっという間に到着。
関東圏の車両に釘付け
当時のJR東海の車両に比較すると首都圏系の車両って垢抜けているように見えるんだよね。つい、隅々までガン見してしてしまいます。
まず最初は北鎌倉駅からすぐの場所にある円覚寺。この石段と山門のアングルが有名ですよね。本日の寺シリーズの開始です。
当時は震災の募金がありました
総門から入って直ぐの拝観料金所。そうだね、ここらはどこも有料なんだよね。仕方ないか。この当時はあちこちに募金箱が置かれてありました。
立派な仏殿
山門も凄いと思ったけど、仏殿はもっと凄い。しかも巨大なので近くから写真撮れません。
侘び寂び感たっぷり
座禅等の修行を行う「居士林」というのだそうです。藁葺きの屋根が侘び寂びしてますねー。
通路脇に置かれた仏像
通路脇には誰の手で掘られたのか、小さな仏像が設置されています。よく見るとなんとも言えない優しい表情をしてるのです。
一番奥の観音堂です
ここが行くことが出来る範囲では一番奥になります。山門がある辺りとは全く違い山奥に来たような雰囲気。
桜が綺麗でした
境内のあちこちに桜が咲いていました。岐阜ではとっくに散ってしまったのに、ここらとはタイムラグがあるようです。
弁天堂にも行ってみました
境内をじっくり見て回っていたら半日は必要でしょうね。勿体無いと思いつつ駆け足で巡ります。弁天堂はちょっと小高い山の上でした。
次にやって来たのが北鎌倉ナンバーワンの建長寺。ここを逃したら罰が当たります。円覚寺から鎌倉方面に向かうと丁度入口が正面に見えてきます。しかしこの入口辺りは駐車場ですね。今回はずっと歩きなので車は関係無いです。
桜がきれいな時期でした
春の18きっぷシーズンでしたので、たまたまですが桜が満開でした。天気がまだイマイチ薄曇りだったのが惜しかった。
めちゃ巨大だと思う
遥か下から見上げてあのサイズということは、目の前で見たらそれこそ畳何畳かというほどのサイズでしょうね。
天気がイマイチ
思い返すとこの辺りがいちばん空が暗かった。もう少し晴れてれたら庭が綺麗だったかな。
年季が入った柱
年季が入った巨大な柱を見ると嬉しくなってきます。よくぞ今迄倒れること無く屋根を支えてきたんですよね。
土産は梵鐘サブレ
鐘の形をした不思議なサブレです。おみやげにいかがでしょう。
梵鐘の元はコレかな?
これが相当に古い鐘で、例の六文字が入っているとか。
建長寺を出てから鶴岡八幡宮方面へ歩きます。途中、トンネルかと思ったらドーム状のシェードなんですね。人力車の方が客待ちしてました。
見知らぬ路地裏に入ります
シェードを抜けると間もなく鶴岡八幡宮ですが、昨日参拝してるのであっさりパスし、路地裏探検しながら鎌倉駅を目指します。
隠れ家のような店がある
昨日通った小町通よりも更に奥の路地を探索してると不意にまるで隠れ家のような店が出現します。
路地歩きの間、あちこちで小さな案内看板を見かけて、どのような店なんだろうかと思ってたら突如として目の前にで出てきました。マジに路地の中ですよね、ここ。
古い洋館のカフェでした
どうやら鎌倉の老舗カフェらしいですね。内装は大正時代をイメージしたアンティークショップも兼ねているようです。
丁度お昼でしたので
せっかくなのでランチを頂くことにしました。メニューは黒板の通り。ハヤシライスもしくはカレーライスのセットが早そうです。
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JR鎌倉駅の南側には面白い商店街が存在します。このアヤシイ雰囲気がなんとも素敵。通常の観光客はまず足を踏み入れないこの路地はまさにワンダーランドです。
哀愁ただよう看板類
どんなに古くてもあえて手直ししない看板こそが正統派ではないでしょうか。乱雑に物が積まれた路地系商店街って大好きです。
ここでランチにすればよかった
商店街の中ですっごくそそるお店を発見。この手の店は名店である確率が高いのです。残念ながら既にランチ後でしたので涙を飲んでスルーです。
丸七商店街を通り抜けた先、道路向かいを見ると市場があるではありませんか。路地探検に市場探検は欠かせないアイテムです。まるで建物に吸い寄せられるように入って行きました。
市場の表側にいい香りが漂う
市場の外ではいい香りが漂うちょい食べコーナーがあります。このような状況を拒否する術は持ちあわせておりません。数分後にはテーブルの人になったのでした。
市場内のケーキ屋さんが有名
市場内で美味しそうなケーキ屋さんというか、パン屋さんというか、お菓子屋さんというか、お店を見つけたのは偶然です。やはりこれもその場で頂いてしまいました。
初日に比べるととんでもなく暑い日になりました。そろそろ涼しい日陰で座りたくなったところで目がついたお店。見たところこじんまりとした和風甘味処。わらび餅の文字に惹かれて店内に。狙いはバッチリです。注文のわらび餅は3切れですが一切れが大きいのです。お茶とセットで一息つきました。
美味しいわらび餅で癒やされた後、そろそろ江ノ島に行かないと本日中に帰宅不可能になりそうです。これ以上の探索は中断とし、御成通という名前がついた道で江ノ電鎌倉駅へ戻ります。
地元の方が多い感じがする
鎌倉駅から北側は観光客でぎっしりですが、こちらの方は随分空いています。それ故、観光向けでなく地元向けのお店が多いようです。
レトロな医院跡らしい
古い感じが良い建物です。どうやら既に医院ではないようですが、玄関辺りまでなら入っても平気そうでしたので入ってみました。昔ながらの廊下がいい味出してます。
傍から見るととても電車が通りそうも無い交差点にいきなり江ノ電が出現します。皆さん慣れているのでごくあたりまえのことかもしれませんが、見慣れていないじぶんからすると特異な光景でした。
この隙間から出てくる
この辺り、樹木が窓に擦りそうなくらいスレスレ。よくもまぁ何事も無く通れるものです。
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無事に鎌倉駅に戻り、江ノ電に乗ってまたまた江ノ島駅にやって来ました。前日の暴風雨は何処へやら、いい天気です。
とりあえず羊羹を購入
前日大嵐の中、目をつけておいた羊羹屋にリベンジです。見るからに老舗っぽい店構え。羊羹の種類が多かったので通常サイズは避け、ミニサイズを数種類購入。中でも塩羊羹が美味しかったです。
この橋を渡るといよいよ江ノ島。もう説明するまでも無いほどの超有名観光スポット。前日とは打って変わって晴天ですから人が多いこと。これが通常なんですね。
参道入口から人だかり
この人混みをかいくぐって進まなければなりません。人混みは苦手なんだけど、そんなこと言ってられません。
立ち止まって居られません
この参道ってなーんでこんなに狭いんだか。正直狭すぎ。もう少し広くてもバチ当たらんと思うんだけど。
江ノ島にも郵便局があります
江ノ島にもきちんとした郵便局があるんですね。しかもしっかりと周辺の風景に馴染んでいます。
つまみ食いもオッケ
饅頭、せんべい、タコ等様々な誘惑が手ぐすね引いて待ち構えています。いかんいかんと言いつつも気が付くと両手に持っているのです。
江ノ島の第一の目的地ですね。朱赤の鳥居の向こうに見えるのは竜宮門。そういえば小田急の江ノ島駅も竜宮門のような建物だったような気がする。弁財天ということで竜宮門なんだろうかね。
弁財天童子石像
竜宮門をくぐると正面にあるのは江島神社ご鎮座1450年を記念して奉献された「弁財天童子石像」。まだ作られて新しそうですね。
中津宮
市寸島比賣命をお祀りしている神社。朱赤の外装が特徴らしい。ところで、江ノ島神社にやって来るカップルが多いこと。その連中が律儀に並ぶから行列が出来るんだよ。何のために紐が3本もぶら下がってるんだか。
奉安殿
この八角形をした堂に重要文化財に指定されている八臂弁財天と、日本三大弁財天のひとつとして有名な裸弁財天の妙音弁財天が安置されています。江ノ島一番の見所。
島のあちこちには飼い猫なのか野良猫なのかわかりませんが、猫が多いんです。これらの猫の写真を取りに来るという方も少ないようです。とにかく全く警戒心ありません。目の前でカメラを構えてもこの通り。
石段を歩きますか?
江ノ島神社及び頂上へ行くのは案外長い石段を歩かなければいけません。面白いのはエスカレータがあるんですね。ただし有料です。
眺めがいいんです
展望台に上る途中、眺めが良い場所があります。海の向こうは鎌倉高校とか、稲村ヶ崎の辺りですね。
やっぱり龍宮ですか。
江ノ島神社の弁財天信仰と、龍神信仰があるんですね。
龍神&弁天inしゃもじ
竜宮門のところにあったのは琵琶の形でしたが、こちらはどうみてもしゃもじですね。
極彩色の仁王様?
見るからに怪しい極彩色の仁王様と、向こうに見えるのはマリア様でしょうか。いい具合に怪し雰囲気を醸し出しています。こういうの好きです。
いよいよ江ノ島探索もクライマックス。海岸線の反対側にやって来ました。ここまで来るのに展望台を超えて反対側に降りるイメージで、案外距離があるようです。
岩屋を結ぶ橋
かつては岩場を歩いて行ったんでしょうね。新しい現在では橋がかかっています。
暗闇に石碑がある
岩場内はちょっとした暗闇アトラクションみたいです。一人ひとり灯りを持って歩くのは結構ドキドキします。
海が綺麗ですね
岩場の中から時折海が見えるのです。天気が良いと最高でしょうね。
海が鈍く輝いていた
時刻的にはそろそろ夕方。海が鈍く輝いていました。今回の日程はコレにて終了。万歩計を見ると、この2日目だけで2万歩以上歩いたようです。
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