猫の町、常滑をぶらり散歩する旅
愛知猫の町、常滑をぶらり散歩する旅
愛知県常滑といえば第一に「常滑焼」。常滑焼といえば昔はいわゆる業務用土管が特産品でしたが、最近では猫がブーム。特に招き猫が特産品。更には猫つながりとして町の至る所で猫に関するオブジェやグッズを目撃することが出来ます。常滑は今、猫の町だと声高らかに宣言しても良いのではないでしょうか。今回は「やきもの散歩道」を中心に、近くで開催された酒蔵開放や陶器のアウトレットモール、忘れていけないのが中部国際空港。旅の最後は飛行機を眺めながらお風呂に入って締めようというプランです。
常滑のやきもの散歩道はもちろんですが、常滑の町を歩くとあちこちに猫やその他、訳わからないオブジェがそこら中にいくらでも並んでいたりします。そちら方面のみ重点的に見て回るのも面白いかもしれません。機会を見て実行したいと現在計画中。
あちこちに猫のオブジェ
街を歩くと確かに猫のオブジェが一番多いかもしれません。
モチーフ不明なオブジェも
後ろ側は明らかに猫ですが、手前のオブジェは何でしょう。狐ではないと思うのですが、タヌキかな。
路地の入口に鎮座
路地の入口を護る狛犬のような気がしますが対で無いし。よくわかりません。
思わず可愛いと思った
細い目がいいじゃないですか。お持ち帰りしたかったけど売り物では無いような感じ。値札が付いてたらいくらなんでしょ。
寄り目のオブジェ
サングラスを掛けているようにも見える恐らく獅子像。見れば見るほど妙な感覚に襲われます。
ニワトリでしょうか
かつての散歩道にはこのような像がなかったのですが、今では推奨コース沿いを狙うように新しいオブジェが出来ています。
創作系オブジェ
中にはよくわからないオブジェも存在します。自分の中でそれらをあえて創作系オブジェだと勝手に名付けてしまいました。
郵便ポストのマスコット
郵便ポストの上に乗っているのは配達する猫ですか。すごーくよく出来ていると思います。
間違いなくタヌキ
可愛いタヌタヌの親子でしょうか。しかし、微妙に板で隠れた姿は別の何かを連想しそうで・・・(以下略w
可愛い小坊主たち
よく見たら地蔵様ですね。完全手造り、完全に同じ形はありません。微妙に表情が違います。
ベタに顔出し看板を
登窯広場展示工房館の近くに招き猫の顔出し看板があります。
常滑初心者の方が常滑を訪れると何処に何があるのかさっぱりわかりません。やきもの散歩道も外から見るとわかりづらく周辺をウロウロしてしまいがち。そんな時は先ず陶磁器会館を目指してください。お車の場合でも有料駐車場(500円/1回)があるので安心。陶磁器会館内には便利なとこなめ散歩マップが用意されています。必ず手に入れましょう。 こちらのオリジナルブログも併せてどうぞ→
ひな祭りの季節でした
季節に応じたテーマの陶器が並んでいます。ひな祭りの季節は当然、お雛飾りですね。
パンダ招き猫ですかw
お馴染み昔ながらの招き猫の他にもグッズ系招き猫も豊富に揃っています。一応パンダも「熊猫」ということでw。
基本的なやきものが勢揃い
陶磁器会館だけあって基本的な陶器アイテムはここで手に入ります。手っ取り早くここで手に入れるのもアリです。
常滑と言えば土管坂。中でも写真の坂がポスターやパンフレットで見ることが出来る最も有名な坂。この坂を見ておかないと常滑に来た意味が無いと言い切ってしまいます。必ず探し出しましょう。 こちらのオリジナルブログも併せてどうぞ→
このプレートが目印
探し出すと言っても推奨コースに忠実に歩けば必ずたどり着きます。
土管の坂はあちこちに
実はこの程度の土管坂は至る所に存在します。知られていないマイナーな坂を探してみるのも一興。
一本離れた路地裏が面白い
推奨コースからわざと離れてみると思わぬ場所で年季が入った土管積みを発見することがあります。ワビサビというイメージがシャッターチャンス。
まだまだあるよ土管積み
この地域は石積みより土管積みの方が手っ取り早いんでしょうね。
常滑の名所、土管坂のすぐ横に休憩所があります。パット見たところすっごく入りにくそうなアプローチですが遠慮なく上がりましょう。この先にあるのは元民家をまるごと活用した無料休憩所。庭からの景色は必見。
民家そのままが休憩所
玄関から入ると広い土間があって西側が全て畳敷きの休憩所。畳まで上がらなくても、ちょっと座るくらいでも充分です。
土管ソーダが名物
休憩所の名物は土管の形をした容器に入ったソーダとビール。もう一度暑い時期に来たら是非チャレンジしたいです。
常滑市街が見渡せます
遠くに見える海に横たわる中部国際空港から離発着する航空機が見えるのです。天気さえ良ければ伊勢湾の向こうまで見えるそうです。
滑り止めの絵馬
よく見たら坂道の滑り止めがモチーフ。絵馬の裏に願い事を書いて奉納すれば滑り止めに!?
正直なところ、常滑やきもの散歩道とその周辺にはテイクアウト系のお店が殆ど無いのです。そのような中で貴重なテイクアウト系休憩スポット。お店の中に座席があるので中でも休めます。お店に近づくと窓が自動のごとく開き、団子を買わざるを得ないような演出を目撃できるかも。w
焼きたての団子が旨い
中がもちもちで外がカリッと仕上がった団子を片手にしばし休憩を。このあたりの道がややこしいので地図を再確認するチャンス。
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江戸時代から廻船業を営んでいた瀧田家だそうです。今迄何度も前を通過するだけでした。しかし陶磁器会館で割引券をゲットしたのでこの機会に入ってみることに。内部は母屋と蔵、離れの3段構え。きちんとした日本家屋ってやっぱりいいなと再確認できました。
先ずは帳場です
このような場所には周囲を触らないようにして一度座ってみることをお勧めします。当時の番頭さんの景色を体験しましょう。
やっぱり和室が良い
何もない和室って憧れますね。許されるならここで寝転がって昼寝したい。
庭から見てみる
建物の中からだけではなく外からも眺めてみましょう。
ひな祭りの季節でした
立派な商家の段飾りが展示されていました。
場所は廻船問屋の真ん前の坂です。この坂もまたずらり並ぶ土管の壁が印象的。坂の下からじっくり味わいたい場合は散歩道Aコースでショートカットしないよう注意。なお、ショートカットコースには休憩所とトイレが用意されています。
写真撮影スポットですよ
通常の土管坂とはまた表情が違う壁が面白い具合に曲がっていていろいろな写真が撮れそうです。
地面には滑り止め
地面にも土管が埋められて小滑り止めになっています。
最近一番賑やかなエリアの一角に高さ2.5メートルの大般若像を見ることが出来るお店があります。外に巨大急須がある場所です。入口が狭く中が薄暗いので入りづらそうですが遠慮なく入ればいいです。
高さ2.5メートル
入り口から入って左側を見ると巨大な般若面がこちらを見ています。お子さんは泣き出すかもしれません。もう悪いことは出来ません。
巨大翁面は窯の中
かつて土管を焼いていたであろう窯の中がお店の一部になっています。壁の色から見て土管を焼いていたのでしょうか。
やきもの散歩道の南端辺り、ルートから外れた山の上に神社があります。神社的には普通ですが、石段の下に巨大な陶製で巨大な狛犬が鎮座しています。なおこの神社に行くにはマップでは一旦坂を下ってから石段を上がるしかありません。しかし、神社拝殿へ行くだけなら登り窯の裏から神社の駐車場へ抜けることが出来るのです。
予想を超える巨大狛犬
大きいと言ってもそれほどでもないだろうと思っていたら遠くから見てみ巨大さが分かるほどの迫力ある狛犬様でした。
石段を登るのは結構きつい
正攻法で神社へ向かうともれなくきっつい石段があります。順序が逆でもいいなら登窯から行くほうが断然楽です。
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最近ブームらしいマンホールです。見ていると同じデザインで大小存在するようです。
こちらは消火栓
派手な色で目立ってるのは消防車用の消火栓。緊急時には目立ってナンボかな。
焼きものに必要なのが窯だとすると当然その数だけ煙突が存在するのです。勿論その全部が現在も稼働しているわけでありませんが、煙突こそが常滑焼き物の町の象徴であると思うのです。
煙突密集エリアの象徴
常滑やきもの散歩道で最も賑やかなエリアにそそり立つ煙突が一番絵になります。
まるでヨーロッパのような
レンガで造られたこの部分だけ切り取ると日本ではなくまるでヨーロッパ、ローマか東欧のような雰囲気だと言ったら言い過ぎかな。
コースのルートから外れているのですが何となく気になったので行ってみたら見事な窯を見ることが出来ました。常滑にはこのようにかつて稼働していた窯そのものを店舗として使用しているスポットが少なくありません。
窯の外観は当時のまま
窯に使用されているレンガ、支えている鉄骨など。稼働していたとうじそのままです。内部は夏でも涼しく快適ですが、冬になるととても寒いのだそうです。
歩道横に定間隔で猫のオブジェが埋め込まれています。場所はとこにゃんの真下。常滑駅から陶磁器会館に向かう途中にあります。お車の場合はわざわざ下まで行って見に行く必要があります。流して見るには惜しい造形の愛らしい猫達がそこに居ます。
一応コレが目印
交差点角のやや上の方に招き猫が鎮座している場所。ここからずーっと陶磁器会館近くまで猫が連続しています。
旅行スタイルの猫
ぱっと見たとき、アタゴオル物語の登場猫「ヒデヨシ」を思い浮かべてしまいました。雰囲気はフーテンの猫さんですね。
とにかく面白い
一点一点形やシチュエーションに凝った猫達を見ることが出来ます。ここを素通りするのは勿体無いです。
ここまで来るとやきもの街道巡りAコースもゴールが近いです。この先座れるスポットはありません。ゴール前に少し休憩するナイスなお店です。
庭が座席になっています
店の中でも座れますが、面白いのは庭の方です。広いのでお好きな場所でどうぞ。
ふところ餅って何?
ふところ餅という名前を常滑のあちこちで見かけます。正体は米粉と砂糖を湯で練って長く伸ばして切り分けた餅。早い話が柔らかいういろですね。
- アプリで地図を見る
写真に撮って面白そうなスポットはそれこそ至る場所にあります。それらをどのように切り取るのか、そのあたりが個人差なんですね。とにかく面白そうなものがあったらすぐ撮ってしまうので枚数だけは膨大になります。
ハートをよく見ると
昨年あたりからハート型が復権してそこら中に溢れています。しかし、近づいてよく見てみたら急須の蓋なんです、全部。
陶器ではなくガラス細工
陶器の町のなかにあるガラス細工のお店。並々とうねるガラスが面白いですね。反射するウィンドーが良いかなと。
陶器の頭だけです
この手のオブジェは常滑のあちこちにあります。探してみて。
レトロなポスター
常滑屋周辺のお店郡はどことなく昔の宿場町のようにレトロな雰囲気。壁の古いホーロー看板は本物みたいですね。
思わず探検スポット
このような路地があると向こう側が気になって仕方ありません。突撃あるのみ。
見事なレンガ積み
侘び寂びあるレンガ積み。きちんと修復してあります。まるで素材集みたいですね。
今回一番キレイな窯
壁のレンガにこびりついたガラス状の層がテカテカに光り輝いて居ました、その溶け具合の見事な事。今回見てきた中で一番です。
壁ドンは危険です
一面の壁にピラミッド状のパーツが貼り付けてある構造。背中からもたれかかると指圧効果があり・・・嘘です。w
お店自体が路地から奥まった場所にあるし、看板小さいし。人も居ないし。最初は裏の方に行ってしまったので余計に一体何の店がさっぱり分かりませんでした。今回は表側からアプローチすると、看板にはアンテーク、陶器。そしてカフェがあるらしいのですが、あいにくカフェは本日臨時にお休みとのこと。
可愛い手作り小物がいっぱい
正面の建物がお店で、中にはハンドメイドの小物がいろいろありました。
最初見たのはこちら側
結局ここはお店の裏なんです。入口横の看板にはOPENと時間だけ。しかも日曜日のみ営業。人の気配もないし謎のお店でした。
中部国際空港が完成する迄は常滑駅が終着駅でした。かつてとは駅前の様子は随分変わりました。電車で常滑にやって来た方は速やかに改札出て真っ直ぐ進んだ左側の観光案内所に直行しましょう。
巨大ピラミッドのオブジェ
なーんでピラミッドなんだろうね、内部にも入れなさそうだし。とりあえず目立つから待ち合わせ場所の目印に。
駅前の猫オブジェ その1
常滑駅前に猫オブジェが多数あります。何処に何があるのか、探してみましょう。
駅前の猫オブジェ その2
こちらは中部国際空港絡みの猫ですね。
滑らない関連の神社
説明が無かったので勝手な想像ですが、土管歩道や滑らないタイル関連で滑らない=合格するという連想ゲームになっているようです。
知多半島に数あるある有名な酒蔵の一つ。毎年2月末頃に蔵開放デーが開催されるのです。入場料は有料、500円ですがそこそこのおみやげも頂けますし、一応試飲は飲み放題だし。限定新酒も飲めるし。お酒好きな方がどどどどどっと押し寄せます。
最初は蔵を一通り見学
酒米を蒸すところから始まり、貯蔵タンクまで見学します。今回初めて行ったので興味深く見てきましたが、慣れてる人はオールスルーですね。
お目当ての限定酒試飲
こちらでは搾りたて原酒をそのまま全く手を加えないままで頂けます。今回一番美味しかったかも。
試飲は目指せ全制覇!
とにかく酒の種類が多いのです。写真のブースが3箇所ある上に人の波が凄くて身動き取れません。外にも熱燗酒と甘酒があります。全部無料。
先ず何か食べたほうが良い
空きっ腹に酒は非常に危険。何でも良いから食べておきます。会場には作りたての酒蒸し饅頭等が販売しています。甘いものと白老の熱燗が意外にマッチするんです。
常滑駅からシャトルバス
澤田酒造は常滑駅から徒歩約1時間。シャトルバスが運行しているものの待ち時間が長いです。天気が良くて余裕があるなら海岸線を歩くのも面白そうです。
常滑駅から車ですぐの場所にある、陶器のショッピングモール。常滑焼を中心に様々な専門店が集まり、中でもアウトレット系の価格には驚かされます。祭りイベントではなく年中常設なのが目玉。あわてないでじっくり選んで購入できます。アウトレットコーナーで面白いのが、自分で包装すると更に10%引き。会計時に宣言するだけで安くなります。
得意分野が様々
ガーデニング専門とか、急須専門とか、洋食器専門とか。様々なお店があります。
タヌキ様コーナー
改めてタヌキ様を見ると安くないんですね。再認識しました。
アウトレットコーナー
何が楽しいってアウトレットでしょ。安いんですよー、これが。一式揃えても低価格なのでまとめ買いに最適。
今回の目的は鍋
最近はカラフルな土鍋があるんです。価格は8号で1480円。蒸す時便利な中敷きも同時に購入。もちろん自分で包装します。w
カフェ併設のお店もある
抹茶や煎茶のセットや、ぜんざいが頂けたはずなのですが、アウトレットに誘惑されて時間切れ。結局食べ損ねました。
- アプリで地図を見る
夕方の日暮れとともに中部国際空港、通称セントレア空港にやって来ました。空港へのアクセスは高速道路と鉄道しか無いのが難点かな。せめて自転車で渡れたらいいのに。
今回はあえて名鉄で
通常は高速道路を使用して島に渡るのですが今回あえて名鉄を利用してみました。理由は一度乗ってみたかったからです。w
イルミネーションやってました
まさかこの時期にイルミネーションを見ることが出来るとは。場所は飛行機を見るデッキ上です。
空港に来た目的は展望風呂
中部国際空港内に展望風呂があるのをご存知でしょうか。特に夕方の光中、目前で離陸する姿がばっちり見れるのです。
晩飯もここで
セントレアには高いお店からそこそこ高いお店まで豊富に揃っています。腹と財布の具合を相談してそれ相応のお店に入ります。
名古屋はやっぱりこれですか
お店の中でやたら多いのがいわゆる名古屋めし。エビフライ、とんかつにひつまぶし。手羽先にカレー等と揃っています。
20世紀少年と言う映画をご存知だろうか。原作は浦沢直樹による漫画で、2008年映画公開。そっか、もう既に10年も経ってるんだ。一応20世紀少年のロケ聖地巡りも出来ます、と言うお話。
実際の撮影スポット
実際にロケで使用された場所。この他にも土管坂をバイクで降りたりしたらしい。あの急坂をね。