京都、伏見稲荷大社で楽しいお参りを…!
京都京都、伏見稲荷大社で楽しいお参りを…!
京都駅でちょっと空き時間ができたらどこへ行く…?どこを見る…? 京都駅からJRに乗り5~6分で稲荷駅へ。 楽しいお参りができる伏見稲荷大社はいかがですか。 伏見稲荷大社は最近、外国人に大人気のスポットです。 その人気の秘密は何だろうか…? それを探ってみようと久しぶりに訪れました。 なるほど、金運アップ、商売繁盛のご利益で知られているのはもちろん…、 庶民的な稲荷ずし&スズメの焼き鳥のお店あり…、 大自然を感じる信仰&散策のコースあり…、 伏見稲荷ならではのスイーツの楽しめるカフェあり…! なかなか面白い観光スポットです。 今回のプランは、京都駅から2~3時間の空き時間で回れるコースにしました。 伏見稲荷を深く知るには、さらに2時間ほどかけて稲荷山の巡拝をするのがオススメです。 またおまけとして、伏見稲荷から京阪電車ですぐの「墨染」駅周辺のスポット、藤森神社、墨染寺、茶房竹聲もプラスしました。
全国に約3万社以上あるお稲荷さんの総本社です。 最近では外国人の方に人気で、ここを訪れる人の数に圧倒されています。 商売繁盛の神さま、金運アップのパワースポットと言われていますが、本当は”五穀豊穣を祈る場所”で、”衣食住の神さま”が祀られているそうです。 朱塗りの社殿、鳥居が美しくインスタ映えするスポットとしても知られています。 自分でできる石占いの「おもかる石」あり、朱色の鳥居のトンネルのような「千本鳥居」あり、楽しいお参りのできるところです。
色鮮やかな社殿
楼門は、神社の楼門としては最大級のもの。これは桃山時代、豊臣秀吉が母、大政所の病気平癒祈願をして、祈願成就のお礼に寄進したものと伝えられています。
狐さんがお出迎え
狐さんはお稲荷さんのシンボル。よ~く観察すると、稲穂をくわえていたり、しっぽの先に玉のようなものがあったり…。この写真の狐さんは鍵をくわえています。ここに来るまで知らなかった…。
朱色のトンネル、千本鳥居
いつも参拝客で混雑している千本鳥居です。本殿の背後から朱色のトンネルが続いています。千本鳥居と呼ばれていますが、実は1000本どころか10倍ぐらいあるとか…。
眷属を祀る白狐社
ここには神様のお使いの狐さんもお祀りされています。この小さなお社は重要文化財に指定されています。なぜかちょっと気になったスポット。”呼ばれた”のでしょうか…?
奥宮の稲荷絵馬がカワイイ
奥宮には狐さんの絵馬がたくさん奉納されています。この狐さんの顔は自分で自由に描くことができます。奉納された絵馬の狐さんはさまざまな表情…。面白かったです。
奥社奉拝所
少し奥まで行くと稲荷山を遙拝するスポットがあります。このゾーンには自分で石占いができる「おもかる石」もあります。石占いにチャレンジする修学旅行生の長い列ができていました。
お願いごとは供物社で…!
玉山稲荷社の左手の小さなお社は、供物社です。ここは稲荷山の神々にお供えをするところだそうです。ご本殿では五穀豊穣、衣食住の満足を祈り、個人的なお願いごとはここでするといいとか…。
松の下屋と御茶屋
松の下屋は伏見稲荷の元宮司さんの邸宅だったところ、美しい庭園があります。御茶屋は後水尾天皇から下賜された茶席です。普段非公開ですが、時々特別公開されています。
休憩スポット”啼鳥菴”
久しぶりに行ったら新しく休憩スポットができていました。無料休憩所と喫茶スペースがあります。ここでは”稲荷パフェ”など伏見稲荷ならではのスイーツが楽しめます。
稲荷信仰の「お山めぐり」
時間のある方は稲荷山の巡拝を…!境内の北には昔、神さまが降臨したと伝えられる稲荷山がそびえ、山の中には小さな祠、塚がたくさんあります。稲荷山はぐるっと回って2時間コースです。
大八嶋社
「大八嶋社」の名前には、戦国武将、大嶋雲八と同じ漢字が3つもある…!桃山時代、伏見には大嶋雲八の屋敷があったことを思いだしました。残念ながら全く関係なし…。社殿がなく朱の玉垣で囲ってあるだけの不思議なお社でした。
真ん中の空いた鳥居
伏見稲荷の奥、小さな祠のあるゾーンで真ん中の空いた鳥居を発見…!これには何か意味があるのかな…?上が空いた鳥居は「出世門」と呼ばれているようです。
「稲荷茶寮」は、伏見稲荷境内の休憩スポットの中にある喫茶スペースです。 伏見稲荷ならではのカワイイ「稲荷パフェ」や深い味わいの「お抹茶セット」に感激しました。 夏には朱色の鳥居の「稲荷氷」もオススメ…!
鳥居も稲穂も食べられます♡稲荷パフェ
朱色の鳥居と稲穂のトッピングが伏見稲荷らしいパフェです。麩焼きには2匹の狐が描かれていました。抹茶アイスクリームのおいしさ、添えられたほうじ茶のおいしさにも感激…!
お抹茶のおいしさ実感♡抹茶と生菓子セット
かつて伏見稲荷の呈茶所だった「松の下屋」の人気メニューがここに再現されていました。お抹茶とお菓子のおいしさをじっくり味わえるセットです。
テラス席もあるよ…!
眺めのよいテラス席もあります。樹木を渡る心地よい風を感じながら、お抹茶ブレイクもできます。ただし、猛暑日はちょっと敬遠したくなりますが…。
お土産にほうじ茶をゲット
パフェに添えられた香り高いほうじ茶が心に残りました。そのほうじ茶は、墨染にある椿堂さんの”伏見”でした。お土産コーナーでゲットできました…!おいしい冷茶の入れ方も教えてもらいました。
伏見稲荷にある東丸(あずままろ)神社は、学力向上、受験合格の神さまとして知られています。 ご祭神は江戸時代の国学者、荷田春満(かだのあずままろ)です。春満は伏見稲荷の社家に生まれたそうで、隣に旧宅もあります。(非公開)
伏見稲荷の奥にある、子授け&安産のパワースポット神社です。 拝殿にある塚には昔、神さまのお使いの狐さんが穴を掘って住んでいたそうです。夫婦で仲よく子育てをしていたとか…。 塚には12個の穴があります。1月の穴から12月の穴まであり、穴の周囲にたくさんの鳥居が奉納されています。 妊婦さんが生み月の穴に、安産を祈願して奉納する風習があるそうです。
商売繁盛の神さま、伏見稲荷の奥にはなんと、”縁結びのパワースポット”もあるのです…! 荒木神社境内にある、小さなお社”口入稲荷”は縁結びのお社として知られています。 ”口入稲荷”には、お参りしてお願いが叶った人の奉納する縁結び”口入人形”でいっぱい…!ご利益の大きさを語っているようです。
お稲荷さんに縁結び祈願
お稲荷さんの奥にはこのような神社がたくさんありますが、縁結び祈願のお社は珍しいです。まず荒木神社の神さまにご挨拶します。そして”口入稲荷”に参拝…。
”口入人形”に祈願
社務所では縁結びの”口入人形”があります。3体の狐さんがセットになっていて、”男の子”、”女の子”、”仲人の狐さん”だとか…。この人形をゲットして、家で3体一組で祀るといいそうです。
伏見稲荷の奥、前を歩いていく外国人さんが次々入って行くお店がある…! こんなところにカフェがあった…!隠れ家的存在です。 おいしい珈琲の飲める開放的な雰囲気のカフェでした。 お店の中は外国人でいっぱいでしたが、お店のスタッフさんの中にも外国人さんが…!
- アプリで地図を見る
時間にゆとりがある方のため、伏見稲荷から京阪電車ですぐ行ける「墨染」駅周辺のスポットも3つご紹介します。 「墨染」駅から歩いて5~6分のところに藤森神社があります。神功皇后ゆかりの戦勝祈願のパワースポット神社です。 馬の神社としても知られ、競馬関係者の参拝も多いとか…。 「あじさいの神社」としても知られています。 6月初旬~7月初旬、境内に二か所ある紫陽花園が公開されています。
ご祭神はいろいろ
ご祭神はスサノオ命ですが、勝利の女神、神功皇后や日本書紀を作った舎人親王、謀反の疑いをかけられお気の毒だった皇太子、早良親王など種類豊富(?)に祀られています。
ご神水、不二の水
境内では清らかな水が湧き出ています。この”不二の水”は戦勝祈願の聖水として昔から知られています。戦国武将も飲んだのだろうか…?
京阪「墨染」駅のそばに、とっておきの宇治茶カフェがあります。 「椿堂」は長い歴史を持つ宇治茶のお店。 宇治茶と和スイーツのカフェが併設されています。 写真は、夏限定メニューの”涼風セット”。 ポットサービスの冷たい宇治茶と抹茶と小倉のミニあんみつ、干菓子が付いています。 お茶はもちろん、抹茶アイスと白玉団子のおいしさに感激しました…!
隠れ家的な宇治茶カフェ…!
茶房は、お店の脇の路地の奥にあります。ちょっと書斎風の落ち着ける空間です。お茶も和スイーツも大満足ですが、お店の雰囲気も気に入っています。 まさに大人のための和カフェです…!
京阪「墨染」駅の近くにある古い歴史を持つ日蓮宗のお寺。 本堂前の”墨染桜”で知られています。 元、貞観寺と呼ばれていたお寺を、天正年間に豊臣秀吉が復興したと伝えられています。豊臣秀吉のお姉さんは深く日蓮宗に帰依していたそうです。
墨染桜の伝説
平安時代の歌人が、友人の死を悼んで”深草の野の桜し心あらば今年計りは墨染に咲け”と詠んだことから、墨染色に咲くようになったという伝説があります。
このあたり、桃山時代には大名屋敷があった。
昔、秀吉の伏見城を囲んで、この辺りに大名屋敷が並んでいました。現在は何の面影もありませんが、町名だけ残っています。ちなみに「深草大島屋敷町」は、93歳で関ヶ原の戦いに参戦した武将、大嶋雲八の屋敷のあったところです。