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日本美術の奥深さとユニークさに出会う大人旅!牡丹の名手 松尾敏男展【さくら市ミュージアム】で開催

2018年3月24日(土) 〜 2018年5月6日(日)

ポイント!
  • 日本画壇の重鎮・松尾敏男の1960年代から晩年までの作品を展示
  • さくら市ミュージアム開館25周年の記念展示
  • 松尾作品を中心に関係のある画家たちの作品も展示

翠苑(2001年 衆議院所蔵)
翠苑(2001年 衆議院所蔵)

「松尾敏男展~大観・南風・寛方の系譜を継ぐ~」が3月24日(土) から、栃木県さくら市のさくら市ミュージアム-荒井寛方記念館- で開催。今回は日本画家・松尾敏男の作品を主軸に、松尾の師である堅山南風、南風の師匠である横山大観、そして同市出身で南風の友人でもあり、松尾とは日本美術院展同人の荒井寛方の作品を同時に展示することで、それぞれの関連性と時代を紹介している。同ミュージアム開館25周年を記念した展覧会でもある。
松尾の作品については、本画45点、素描7点ほか関連資料を展覧予定。松尾は多岐に渡るモチーフで作品を生み出すことで有名な作家である。今回はインド、中国、ヨーロッパなどの風景、肖像画、抽象的な作品も紹介、また相撲界、歌舞伎界とも交流があったことから、横綱白鵬関に描いた化粧まわしの原画や、歌舞伎座の緞帳を手掛けた際の原画も特別出品。
日本美術院を主要舞台に、生と死をテーマに斬新な作品を描き大きな反響を呼んだ1960年代から、瑞々しい牡丹の作品に代表される高い技術と崇高な精神性が宿る晩年の作品までを鑑賞することで、松尾芸術の真髄に迫ることができる。関連行事も多数開催予定。

松尾敏男(まつお・としお、1926~2016)

生前の松尾敏男(産経新聞社撮影)
生前の松尾敏男(産経新聞社撮影)

日本画壇の重鎮。日本美術院を主要舞台として、生と死をテーマに斬新な作品を描いた 1960 年代。これを機に氏の描く作品は大きな反響を呼んだ。一方で晩年の瑞々しい牡丹の作品に代表される高い技術と崇高な精神性は他の追随を許すことなく、「牡丹の名手」として人気を博した。日本美術院の前理事長。2012 年に文化勲章を受章。

ホリデー編集部

ホリデー編集部からのコメント

牡丹の画で表現される白の美しさを是非実際に鑑賞してみたいです!

開催場所

イベント情報

松尾敏男展 ~大観・南風・寛方の系譜を継ぐ~

開催期間

2018年3月24日(土) 〜 2018年5月6日(日)

休館日

毎週月曜日、第三火曜日、5月1日(火)
※ゴールデンウィーク[4月28日(土) 〜 5月6日(日)]は5月1日(火)を除き開館

開館時間

9:00〜17:00
(入館は16:30まで)

料金

一般

600(500)円

高・大生

400(300)円

小中学生

200(100)円
※( )内は20名以上の団体料金
※さくら市民は半額、さくら市内小中学生は無料
※障がい者手帳をお持ちの方とその介護者は半額
※割引の併用は不可

主催者

さくら市ミュージアム-荒井寛方記念館-

オフィシャルサイト

写真一覧

  • 生前の松尾敏男(産経新聞社撮影)
  • 翠苑(2001年 衆議院所蔵)