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開館40周年記念!「大佛次郎記念館の40年 1978~2018」3月15日から開催

2018年3月15日(木) 〜 2018年7月8日(日)

ポイント!
  • 大佛次郎記念館の40年の歴史を振り返る盛りだくさんの展示
  • 会期中に展示の内容が変わるので、何度でも楽しめる!
  • 横浜港を臨む港の見える丘公園に建っているのでデートにもおすすめ

1978年(昭和53)、作家・大佛次郎の業績と生涯を紹介する文学館として、大佛次郎記念館は開館した。横浜港を臨む港の見える丘公園に建つ本館は、今年で開館40年を迎える。本展示では大佛次郎が日本文学史に残した足跡とともに、記念館40年の歴史を、記念館所蔵のコレクションとともに紹介する。

作家・大佛次郎のプロフィール

1966頃 自慢の枝垂れ桜と共に
1966頃 自慢の枝垂れ桜と共に

大佛次郎(本名・野尻清彦)は1897年(明治30)、現在の横浜市中区に生まれた。その文学活動の幅は広く、大人気を博した「鞍馬天狗」や「赤穂浪士」、開化期の横浜が舞台の「霧笛」、ノンフィクションの「パリ燃ゆ」、エッセイ、戯曲、そして幕末から明治維新期の日本人を描いた「天皇の世紀」と、代表作だけでも多様なジャンルにおよぶ。

<展示第1部>大佛次郎記念館の40年

開館当初の大佛次郎記念館(手前)と港の見える丘公園(大佛次郎記念館の設計者は、公園内の霧笛橋や神奈川近代文学館の設計も手掛けた浦辺鎮太郎)
開館当初の大佛次郎記念館(手前)と港の見える丘公園(大佛次郎記念館の設計者は、公園内の霧笛橋や神奈川近代文学館の設計も手掛けた浦辺鎮太郎)

開館当初の大佛次郎記念館と、開館からの40年間に行なわれた展示をダイジェストで紹介。
 
前期(3月15日 〜 5月6日)は「アンパンマン」で有名な、やなせたかし画≪大佛次郎記念館上の鞍馬天狗≫(1978年、横浜市民ギャラリー所蔵)を展示。記念館の上を飛ぶ白馬にまたがっているのは「鞍馬天狗」、そしてその顔は…?足を運んで、その目で確かめてみてほしい。
※ 後期(5月8日 〜 7月8日)は、深代洋・画の大佛次郎記念館を描いた油彩を展示予定。

その他に記念室にも、大佛次郎記念館自慢の所蔵品を展示予定。前期:猪熊弦一郎が来館の折に描いた猫の絵≪大佛先生へ≫、後期:野尻抱影(大佛次郎の兄)愛用の望遠鏡「ロング・トム」

<展示第2部> 大佛次郎の人生が、作品イメージとともに絵巻物になっている。(大佛次郎作品道中図絵)

横山隆一≪大佛次郎作品道中図絵≫前期 の展示部分
横山隆一≪大佛次郎作品道中図絵≫前期 の展示部分

大佛次郎と親交のあった漫画家・横山隆一の作品≪大佛次郎作品道中図絵≫(全長9.3メートル)は、野尻清彦(大佛次郎の本名)が横浜に誕生してからの人生が、大佛作品のイメージとともに絵巻物として描かれている。作家「大佛次郎」のペンネームの由来、「鞍馬天狗」、「パリ燃ゆ」、そしてライフワークとなった「天皇の世紀」まで、大佛次郎の生涯を、写真や資料を交えて紹介。
資料保護のため、絵巻物は部分的に展示し、複製とともに全体を紹介。また、会期中に展示範囲替えを行なう(3期に分けて展示予定)。前期:3月15日 〜 4月23日、中期:4月25日 〜 5月27日、後期:5月29日 〜 7月8日

関連イベント

【開館40周年記念 入館無料デー!5月1日(火) 〜 5月3日(木)】 〜 3日間限定・5/1(火)はお楽しみイベントも-

2017年度実施「大佛次郎120回目の誕生日」のお楽しみ抽選会の様子
2017年度実施「大佛次郎120回目の誕生日」のお楽しみ抽選会の様子

開館40周年の今年、5月1日(火)・ 5月2日(水)・5月3日(木)の3日間を「開館40周年記念 入館無料デー」としている。この3日間は、11時と14時からの1日2回、当館2階にて各回20分ほどのテーマ展示解説を行なう。
さらに、開館記念日の5月1日(火)には、大佛次郎記念館グッズやお菓子が当たる、ハズレなしのお楽しみイベントを行なう。

【和室での特別展示】〜 6月9日(土)と6月10日(日)のみ!港の見える和室で、美術品をゆっくり鑑賞-

佐多芳郎《献花》(1951年)
佐多芳郎《献花》(1951年)

大佛次郎記念館 和室
大佛次郎記念館 和室

6月9日(土)と6月10日(日)の2日間は、和室にて日本画など当館収蔵品の展示を行なう。
普段は入ることができない和室で、美術品を鑑賞しながら、汐見窓からの初夏の港の眺望を堪能できる(入館料のみで、開催中の収蔵品展・テーマ展示と、和室での特別展示を閲覧可能。入館料:一般200円、中学生以下無料。6月9日(土)は第2土曜日のため高校生無料)。

【大募集!「私の好きな大佛次郎の一文」】〜 5月1日(火)より7月8日(日)まで展示公開-

この記念の年に、一般市民の方々より、大佛作品の中で一番好きな文章を「私の好きな大佛次郎の一文」として募る(3月31日(土)まで募集)。
いただいた文章やエピソードは、5月1日(火)の開館記念日から本展終了までの間、大佛次郎記念館ロビーにてパネルで展示。5月以降は、来館者にその場で好きな一文を書いて貼ってもらうコーナーも、閲覧室内に設置予定。

ホリデー編集部

ホリデー編集部からのコメント

大佛次郎をまるごと知れる豪華な展示。文学好きな方はもちろん、歴史好きな方やアートが好きな方も楽しめそう。横浜散策のお供に立ち寄りたいですね♪

開催場所

イベント情報

大佛次郎記念館開館40周年記念 テーマ展示Ⅰ「大佛次郎記念館の40年 1978~2018」

開催期間

2018年3月15日(木) 〜 7月8日(日)前期(3月15日 〜 5月6日)、後期(5月8日 〜 7月8日)
※月曜日 (祝休日の場合は火曜日)※5月1日(火)は特別開館

開催時間

3月まで:10時~17時(入館は16時半まで)、4月から:10時~17時半(入館は17時まで)

料金

高校生以上 200円(150円)、中学生以下無料
※()内は 20名以上の団体料金
※毎月23日(市民の読書の日)と、第2・第4土曜日は高校生以下無料
※横浜市内在住の65歳以上の方は無料(濱ともカード等を提示)
※障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料(手帳を提示)
※5月1日(火) 〜 5月3日(木)は「開館40周年記念 入館無料デー」のため、入館無料

問い合わせ先

大佛次郎記念館
TEL:045-622-5002 / FAX:045-622-5071

主催者

大佛次郎記念館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

写真一覧

  • 横山隆一≪大佛次郎作品道中図絵≫前期 の展示部分
  • 2017年度実施「大佛次郎120回目の誕生日」のお楽しみ抽選会の様子
  • 大佛次郎記念館 和室
  • 1966頃 自慢の枝垂れ桜と共に
  • 佐多芳郎《献花》(1951年)
  • 開館当初の大佛次郎記念館(手前)と港の見える丘公園(大佛次郎記念館の設計者は、公園内の霧笛橋や神奈川近代文学館の設計も手掛けた浦辺鎮太郎)