開廊10周年記念を迎える「B-gallery」が、Rita Yanny+小林裕児2人展「PASTORAL」 を2018年4月16日(月) 〜 29日(日)で開催。


共通の作風を持った二人の作家

重要文化財フランク・ロイド・ライト設計自由学園明日館の西隣にB-galleryが開廊して早10年。 開廊10周年記念展第2弾として、安井賞作家・小林裕児とアメリカ人作家リタ・ヤニ-の二人展「PASTORAL」が企画された。
日米の交流展で出会って以来19年間、二人は多くのグループ展に参加したり二人展を開催してきた。

小林裕児から見た今回の展示

タイトル「PASTORAL（田園）」は、国こそ違いますが二人とも田園地域に暮らしているところから来ている。それは風景を指すだけでなく、主に田園の持つ特質、耕作地（人間生活）と野生生物の生息地（森）に接するところという意味だ。
建築家フランク・ロイド・ライトの作品が多数残るウィスコンシン州に養蜂家の夫と暮らすリタ・ヤニー は、夫の仕事を通して人間社会とは違った生態系を持つ生物たちの存在を意識している。
それは森と畑に囲まれた 一軒家で野生生物と日々やり取りしている私と、どこか共通した感覚と言える。背後にある大きな自然を意識しながら人間生活を遠望し、田園の持つ特別な空気感と共に作品世界を創っているといった事である。
と、小林裕児は語った。

特別イベントも開催

4月28日(土) 、ギャラリートークとパーティー開催予定。