六甲山上で運営する「六甲オルゴールミュージアム」では、2019年1月11日(金) 〜 2月27日(水)まで企画展「からくり人形の世界～オートマタの100年～」が開催される。

企画展「からくり人形の世界～オートマタの100年～」概要

当企画展では、19世紀後半に西洋で盛んに制作された「オートマタ（自動人形）」の紹介と実演が楽しめる。ぜんまい仕掛けで動く貴重なアンティークの自動人形の他、その技術を受け継いで制作された自動人形や、現代製の自動人形なども紹介される。

1日7回の実演では、実際に動く様子を見るだけではなく、歴史や仕組みについても紹介される。本企画では21点の自動人形が紹介される。その内、貴重なアンティークの自動人形も含めた7点は、本企画のみで展示・実演されるもの。

出展品例

エクリヴァン（自動人形/1988年製）
アクロバットをするピエロ（自動人形/1993年製）
シンギング・バート（からくり/19世紀末） など
※コンディションにより一部変更の場合あり

オートマタ（自動人形）とは

18世紀に、スイスやフランスでは複雑な動きをする自動人形が作られていた。18世紀末にオルゴールが発明されると、内部にオルゴールが組み込まれるようになり、19世紀後半に最盛期を迎える。

エクリヴァン

オルゴールの音色と共に、手紙を書く仕草をするピエロ。19世紀末にパリの工房で作られたものを、その工房を受け継いだM・ベルトラン（スイス、1928年-1999年）が、現代に蘇らせた。

本企画のみで展示・実演をする自動人形例