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企画展開催!『新素材研究所・ -新素材×旧素材-』新素材研究所10年間の活動を展示

2018年9月21日(金) 〜 2019年1月14日(月)

ポイント!
  • 現代美術作家 杉本博司が建築家 榊田倫之と共に設立
  • 建築模型・写真、特徴的な古材や道具、素材等の展示
  • 伝統的な職人の技術と最新技術とを融合させた作品

ガラスの茶室 聞鳥庵 (サンジョルジョ・マッジョーレ島、 ヴェネツィア) 2014年ヴェネツィア建築ビエンナーレ ©︎Hiroshi Sugimoto/Courtesy of NMRL
ガラスの茶室 聞鳥庵 (サンジョルジョ・マッジョーレ島、 ヴェネツィア) 2014年ヴェネツィア建築ビエンナーレ ©︎Hiroshi Sugimoto/Courtesy of NMRL

寺⽥倉庫が運営する建築倉庫ミュージアムは、2018年10月21日(日)から2019年1月14日(月・祝)まで、企画展『新素材研究所・ -新素材×旧素材-』を開催する。
本企画展は、世界的に活躍する現代美術作家 杉本博司が建築家 榊田倫之と共に2008年に設立した建築設計事務所「新素材研究所」の10年にわたる活動を、建築模型・写真、そして新素材研究所の使用する特徴的な古材や道具、素材等の展示を通して紹介するもの。
『旧素材こそ最も新しい』という理念のもと、古代や中世、近世に用いられた素材や技法を、現代にどう再編して受け継いでいくかという課題に取り組む新素材研究所は、カタログからは建材を選ばず、骨董から産業資材まで独自の視点で見立てた素材を日頃から集め、それらを設計に生かし、空間を作っていく。そのデザインは、素材の良さを最大限に引き出すための伝統的な職人の技術と最新技術とを融合させ、現代的なディテールで仕上げられる。新素材研究所の活動の軌跡を振り返る本企画展に期待しよう。

小田原文化財団 江之浦測候所 (小田原) 2017年 ©︎Hiroshi Sugimoto/Courtesy of NMRL and Odawara Art Foundation
小田原文化財団 江之浦測候所 (小田原) 2017年 ©︎Hiroshi Sugimoto/Courtesy of NMRL and Odawara Art Foundation

本展の見どころ

  • 「新素材研究所」のシグネチャーデザインである敷瓦を使用した会場デザイン。
  • 「新素材研究所」が実際に使用している代表的な古材や廃材などの素材を展示し、新素材研究所の素材に対するアプローチを体験。
  • 約8件の代表的なプロジェクトを、杉本博司の撮影した竣工写真と模型を中心にご紹介。
  • 「新素材研究所」発足前の杉本博司の初の建築作品である〈護王神社〉(香川県直島)再建プロジェクトの実際の素材と同一材で精緻に製作された竣工模型を展示。
  • 杉本博司の構想から20年をかけて2017年に開所した小田原文化財団の複合施設〈小田原文化財団 江之浦測候所〉(神奈川県小田原市)の模型を杉本の代表作品〈海景〉と共に展示。

小田原文化財団 江之浦測候所 (小田原) 2017年 ©︎Hiroshi Sugimoto/Courtesy of NMRL and Odawara Art Foundation
小田原文化財団 江之浦測候所 (小田原) 2017年 ©︎Hiroshi Sugimoto/Courtesy of NMRL and Odawara Art Foundation

作家プロフィール

杉本博司(すぎもとひろし)

1948 年東京生まれ。立教大学卒業後、1970 年に渡米、1974 年よりニューヨーク在住。徹底的にコンセプトを練り上げ、精緻な技術によって表現される銀塩写真作品は世界中の美術館に収蔵されている。近年は執筆、設計へも活動の幅を広げ、2008年に建築設計事務所「新素材研究所」を建築家 榊田倫之と設立。主な著書に『空間感』(マガジンハウス)、『苔のむすまで』『現な像』『アートの起源』(新潮社)。1988年毎日芸術賞、2001年ハッセルブラッド国際写真賞、2009年高松宮殿下記念世界文化賞、2010年秋の紫綬褒章、2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ、2014 年第一回イサム・ノグチ賞等受賞・受勲多数。

榊田倫之(さかきだともゆき)

1976 年滋賀県生まれ。2001 年京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科博士前期課程修了後、株式会社日本設計入社。2003 年榊田倫之建築設計事務所設立。2008年建築設計事務所「新素材研究所」を杉本博司と設立。現在、新素材研究所取締役所長、榊田倫之建築設計事務所主宰、京都造形芸術大学非常勤講師。 杉本博司のパートナーアーキテクトとして数多くの設計を手がける。

MOA美術館 (熱海) 2017年 ©︎Hiroshi Sugimoto/Courtesy of NMRL and MOA Museum of Art
MOA美術館 (熱海) 2017年 ©︎Hiroshi Sugimoto/Courtesy of NMRL and MOA Museum of Art

ホリデー編集部

ホリデー編集部からのコメント

どんな素材でどんな作品、空間があるのでしょうか?建築の作品はスケールが大きいので個人的に大好きです。開催期間も長めなので、時間合わせて観に行きたいです。

開催場所

イベント情報

新素材研究所・ -新素材×旧素材-

開催期間

2018年10月21日(日) 〜 2019年1月14日(月・祝)

開催時間

火曜〜日曜11時〜19時(最終入館18時)
月曜休館(月曜が祝日の場合翌火曜休館)

料金

  • 一般 3,000円
  • 大学生/専門学生 2,000円
  • 高校生以下 1,000円
    (展示室B観覧料および新素材研究所作品集を含む)
    *障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料。
    *それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。

写真一覧

  • 小田原文化財団 江之浦測候所 (小田原) 2017年 ©︎Hiroshi Sugimoto/Courtesy of NMRL and Odawara Art Foundation
  • 小田原文化財団 江之浦測候所 (小田原) 2017年 ©︎Hiroshi Sugimoto/Courtesy of NMRL and Odawara Art Foundation
  • MOA美術館 (熱海) 2017年 ©︎Hiroshi Sugimoto/Courtesy of NMRL and MOA Museum of Art
  • ガラスの茶室 聞鳥庵 (サンジョルジョ・マッジョーレ島、 ヴェネツィア) 2014年ヴェネツィア建築ビエンナーレ ©︎Hiroshi Sugimoto/Courtesy of NMRL