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企画展開催!『浦沢直樹展』アニメ化や映画化された大ヒット作の貴重なアイテム展示

2018年7月7日(土) 〜 2018年9月2日(日)

ポイント!
  • 常に進化し続ける漫画家浦沢直樹の世界感たっぷり!
  • 浦沢ワールドをひもとく貴重な1000点以上の出品を予定
  • 世界最大のフランスの漫画祭とパリの個展の凱旋展

『20 世紀少年』 ©浦沢直樹・スタジオナッツ 小学館
『20 世紀少年』 ©浦沢直樹・スタジオナッツ 小学館

『YAWARA!』、『パイナップルARMY』(原作:工藤かずや)、『MASTERキートン』(脚本:勝鹿北星/長崎尚志)、『Happy!』、『MONSTER』、『20世紀少年』、『PLUTO』(浦沢直樹×手塚治虫・長崎尚志プロデュース・監修/手塚眞・協力/手塚プロダクション)、『BILLYBAT』(ストーリー共同制作:長崎尚志)―これまでに発表された作品のすべてが代表作と言っても過言ではない、漫画界の鬼才、浦沢直樹。スポーツ、SF、ミステリーなど手がけたジャンルは多岐にわたり、卓越した画力と巧みなストーリー展開が、多くの読者を引き付け、魅了してきた。本展覧会は、そんな浦沢直樹の「描いて描いて描きまくる」創作活動の全貌を紹介するもの。『MONSTER』第18巻(最終巻)一巻丸ごとをはじめとする直筆原稿のほか、ストーリーの構想メモ、秘蔵のイラストやスケッチ、そして少年時代の漫画ノートに至るまで、膨大な数の手稿を通して、そのペン先に込められた圧倒的な熱量を体感できる。

浦沢直樹(うらさわなおき)プロフィール

1960年、東京生まれ。漫画家。1983年『BETA!!』でデビュー。代表作に『YAWARA!』『MONSTER』『Happy!』『20世紀少年』(すべて小学館刊)など。最新長編『BILLYBAT』(ストーリー共同制作/長崎尚志、講談社刊)完結後、2017年11月~2018年3月まで「ビッグコミックオリジナル」(小学館)にてルーブル美術館との共同制作作品『夢印』を連載し、現在は新作の準備中。音楽活動も、自身のバンドのライブや映画音楽、番組主題歌の制作など活発で、これまでに2枚のアルバムを発表している。

『Happy!』 ©浦沢直樹・スタジオナッツ 小学館
『Happy!』 ©浦沢直樹・スタジオナッツ 小学館

浦沢ワールドの魅力&展覧会のみどころ

  • 漫画という芸術文化の世界で、常にトップを走ってきた浦沢直樹の世界をご紹介する展覧会だ。作者の指先から放たれる圧倒的な熱量が感じられる直筆原稿、ページをめくる手が止められなくなる吸引力のあるストーリーを生み出した構想メモ、漫画家に憧れた少年時代のスケッチなど、浦沢ワールドをひもとく貴重なアイテムを展示する。
  • 浦沢は1960年に生まれ、1983年のデビュー以来35年にわたり、スポーツ、ミステリー、歴史、SFなどさまざまなジャンルの傑作を、次から次へと誕生させてきた。時代の予言者ともいうべき浦沢の作品からは、それぞれの時代の大きな動きが感じられる。『YAWARA!』では、ヒロインに由来するあだ名で親しまれた田村亮子を中心とした女子柔道ブームを巻き起こし、『20世紀少年』では、昭和40年代~近未来までの空気を描ききり幅広い世代の漫画ファンを獲得した。そして手塚治虫への敬愛をこめた『PLUTO』では、人間とAIの未来を暗示する重要なテーマに正面から挑んでいる。
  • 浦沢作品は、多くのアニメ化、そして『20世紀少年』の映画化大ヒットなど形を変えて多くのファンを拡大してきた。一方で、浦沢は同時に2本の異なる作品の連載を続け、その完成度を高めてきた。これまで積み上げた作品は、なんと150冊3万ページ以上に。キャラクターの演技、コマからコマへの演出、そしてそれらを描ききる秀逸な画力は驚異ともいえる。
  • そして2018年、ルーヴル美術館をテーマに各国のクリエイターたちが漫画を描く、同美術館のプロジェクトにより実現した新作『夢印』で、浦沢直樹はあらたな境地に…。浦沢作品は国際的にも高い評価を受けており、1月には世界最大のフランスの漫画祭「第45回アングレーム国際漫画フェスティバル」で、また2月から3月にかけてはパリ市役所で個展「L'ArtdeNAOKIURASAWA」が開催され、両会場合わせて5万人以上を動員。ヨーロッパの多くの人々を魅了した。本展はその凱旋展になる。常に新境地を切り開き、進化し続ける漫画家浦沢直樹の世界たっぷりと楽しむことができる。

『20 世紀少年』 ©浦沢直樹・スタジオナッツ 小学館
『20 世紀少年』 ©浦沢直樹・スタジオナッツ 小学館

展示作品(予定)

『BILLYBAT』(ストーリー共同制作:長崎尚志)

架空のアメリカン・コミック『BILLYBAT』を軸に、F.ザビエルの来日、ケネディ暗殺、9.11.など、紀元前から現代まで、さまざまな歴史上の事件と人物、陰謀が交錯する、壮大なスケールの物語。

『YAWARA!』

柔道の天才・柔が、金メダル&国民栄誉賞をめざして世界を舞台に大活躍。胸のすくようなストーリーと柔の成長、彼女をとりまく個性豊かな登場人物たちの魅力で、発表当時柔道ブームを巻き起こした。

『Happy!』

幼い家族を養うため、逆境にめげずテニスで世界に挑む主人公・幸。ウィンブルドンの地で最後に彼女が得るのは、大観衆の罵声か歓声か。妬みや欲望といった、人間の負の側面まで余すことなく描き上げた作品。

『MASTERキートン』(脚本:勝鹿北星/長崎尚志)

ある時は考古学者、またある時はスゴ腕の保険調査員・キートン。元英国軍人としてのサバイバル・スキルを駆使し、テロリストやスパイと渡り合う。考古学的背景と珠玉の人間ドラマも本作のみどころ。

『PLUTO』(浦沢直樹×手塚治虫・長崎尚志プロデュース・監修/手塚眞・協力/手塚プロダクション)

手塚治虫『鉄腕アトム』に登場する「地上最大のロボット」が原作。世界最高水準の7体のロボットが、つぎつぎと破壊される。その真相とは…?ロボットと人間の関係を描き、時代を予見したとも評される作品。

『パイナップルARMY』(脚本:工藤かずや)

伝説的な戦果を持つ元傭兵のジェド・豪士。さまざまな強敵を相手に、今日も戦闘インストラクターとして依頼人を守り抜く。繰り広げられる多彩な戦術やキャラクターたちの絆が熱い一作。

『MONSTER』

無実の罪で警察から追われる医師テンマが、鋭利な頭脳とカリスマ性を持つ大量殺人者に迫るサスペンス。ドイツとチェコを舞台に、入念な伏線と登場人物たちの過去が複雑に絡み合うストーリー展開は圧巻。

『20世紀少年』

平凡な生活を送る主人公・ケンヂ。その子供時代の空想が現実となった不可解な事件が相次ぎ、ケンヂはテロリストにまつりあげられ…。鍵を握るカルト集団の教祖の正体は誰なのか?驚愕の真相が暴かれる。

『夢印』

ルーヴル美術館と浦沢がコラボレーションした話題の最新作。莫大な借金に悩む親子は、ルーヴル美術館からある作品を持ち出すことを謎の人物に持ちかけられ…。テンポのよい展開と味のある登場人物たちに注目。

『MONSTER』 ©浦沢直樹・スタジオナッツ 小学館
『MONSTER』 ©浦沢直樹・スタジオナッツ 小学館

ホリデー編集部

ホリデー編集部からのコメント

世界最大のフランスの漫画祭「第45回アングレーム国際漫画フェスティバル」で展示されていた作品ということで見応え十分ですね!

開催場所

イベント情報

『浦沢直樹展』 描いて描いて描きまくる! -埼玉の巻-

開催期間

2018年7月7日(土) 〜 9月2日(日)
休館日:月曜日(7月16日、8月13日は開館)

開館時間

10時~17時30分
(展示室への入場は17時まで)

料金

  • 一般1,100円(880円)
  • 大高生880円(710円)
    ()内は20名以上の団体料金※中学生以下と障害者手帳をご提示の方(付き添い1名を含む)は無料。
    ※併せてMOMASコレクション(1F展示室)も鑑賞できる。

写真一覧

  • 『Happy!』 ©浦沢直樹・スタジオナッツ 小学館
  • 『20 世紀少年』 ©浦沢直樹・スタジオナッツ 小学館
  • 『MONSTER』 ©浦沢直樹・スタジオナッツ 小学館
  • 『20 世紀少年』 ©浦沢直樹・スタジオナッツ 小学館