大型山車が練り歩く迫力満点の「五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)祭り」開催
2018年8月4日(土) 〜 2018年8月8日(水)
- 平成10年に約80年ぶりに復刻し開催される夏祭り
- 高さ約23m、重さ約19トンの巨大な山車が練り歩く
- 3台の大型立佞武多と中型、小型のねぷたの約15台が出陣
「立佞武多祭り」
五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)祭りとは、平成10年に約80年ぶりに復刻した青森県は五所川原市にて8月4日から8月8日に開催される夏祭りである。 「青森のねぶた」と「弘前ねぷた」と並ぶ青森三大佞武多の一つで、高さが最大で20mを超える山車の壮大な運行が魅力だ。
立佞武多と呼ばれる、高さ約23m、重さ約19トンの巨大な山車が「ヤッテマレ!ヤッテマレ!」の掛け声のもと、五所川原市街地を練り歩き、その圧倒的迫力で沿道の観客を魅了する。
運行は立佞武多の館に展示している3台の大型立佞武多と町内・学校・愛好会などでつくられる中型、小型のねぷたと合わせ、15台前後が出陣。
立佞武多祭りに関すること
立佞武多祭りの起源は?
青森県を代表する夏の祭り「ねぷた」は、古くは中国から伝わった「中元」の行事が起源といわれ、400年以上もの間、津軽地方を中心に受け継がれて来た火祭り。その一角をなす五所川原市のねぷたは、現在「たちねぷた」と呼ばれている。この巨大ねぷたが、五所川原の記録に登場するのは、明治40年頃といわれている。
当時、県内にその名を轟かせた「布嘉」などの豪商、大地主の力と象徴として、巨大ねぷたは高さを誇るようになり、約10~12間(約18~21.6m)に及ぶようになった。その勇姿は、近隣の町村からも見えたと言われるほど巨大なものだった。この頃のねぷたの題材は、中国の三国志や日本の歌舞伎などの歴史上の人物が多かったと言われている。
しかし、大正時代になり電気が普及し、ねぷたは小型化の一途をたどった。また、戦後に起きた2度の大火で街が全焼したことにより、設計図や写真が消失し、巨大ねぷたは姿を消した。
ところが、1993年に当時の設計図と写真が発見され、翌1994年には市民劇団「橇の音」により高さ7mのねぷたが復元された。その後1996年に市民有志により「たちねぷた復元の会」が結成され、1998年、80年ぶりに「五所川原たちねぷた」が復活をなしとげた。
お囃子団体の紹介
立佞武多祭りを支える囃子方の団体の紹介。
各団体へ直接、問合せすることができる。
五所川原ねぷた囃子保存会
御所河原 囃子 心組(こころぐみ)
さかえ立佞武多
女性スポーツの会
響会(ひびきかい)
北部地区住民協議会
樂友會(らくゆうかい)
蘭喜會(らんきかい)
富士電機津軽 囃鳴會(そうめいかい)
和會(わのかい)
ホリデー編集部からのコメント
青森県各地の様々な「ねぶた」・「ねぷた」祭り。五所川原市のねぷたも大迫力ですね!