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展覧会開催!写真家・宇田川直寛展『パイプちゃん、人々ちゃん』

2018年7月18日(水) 〜 2018年8月10日(金)

ポイント!
  • 人々との関係から生まれる規則性や正当性をテーマに展示
  • ガーディアン・ガーデンの公募展入選者のその後の活動に焦点を当てた展覧会
  • トークイベントも開催

ガーディアン・ガーデンでは、「The Second Stage at GG」シリーズの48回目として、宇田川直寛展「パイプちゃん、人々ちゃん」を開催する。本シリーズは、ガーディアン・ガーデンの公募展入選者の中から、各界で活躍する作家の、その後の活動を伝えるための展覧会だ。

宇田川直寛は、同じ写真を使うという制約の中で、その写真を切り、組み合わせることを繰り返す過程を記録した作品「図」で、2013年に第8回「1_WALL」のファイナリストに選出された。その後も精力的に国内外で作品を発表し、2016年には北川浩司、横田大輔とともに写真家ユニット「Spew」を結成して、写真集の発行や、展示、サウンドやプロジェクションを使ったパフォーマンスも行っている。

本展では、単管パイプを連結する行為を起点にして、その行為に関わる人々との関係から生まれる規則性や正当性をテーマに展示。何が始まりでどこが終わりなのか、実体がわからない行為から見えてくるものは何なのか。完成した作品を展示するのではなく、過程を繰り返し、その中でしか見えてこない何かを探り続けている。

作家挨拶

かぐや姫が竹の中に入っているのは確からしいのだが、竹のどこを切っても、切り口の角度をいくら変えても、かぐや姫のいるところに刃は当たらない。
展示の始まる二ヶ月前の現在、このテキストを書いている。作っては消し、作っては消し書こうとしたが、書こうとするとテキストはズレ続ける。
竹のなかにはコンセプトが詰まっているはずなのだが、おかしい、どうやってもうまく取り出せない。かぐや姫の看板だろうか、「規則と正当性」と読めそうな文字が筒の中でうっすら光っているのが見えるばかりである。
かと言って、らしいものを手にうち入れて二ヶ月後の辻褄合わせをするつもりも毛頭ない。
ではかぐや姫は起こすまい。竹ごと持って帰って置いておこう。
宇田川直寛

作家プロフィール

宇田川直寛 Naohiro Utagawa(写真家)

1981生まれ。東京在住。
主な展示:2017「どうにもならない」(TALION GALLERY,東京)、「Assembly」(QUIET NOISE,東京 )。
主な写真集『DAILY』、『Assembly 』(ともにSPACE CADETより出版)。

トークイベント「根本的な話をしたい」を開催

日時

2018年8月7日(火) 19:10 〜20:40
※参加無料、要予約

登壇者

横田大輔(写真家)×宇田川直寛 聞き手:沢山遼(美術批評家)

ホリデー編集部

ホリデー編集部からのコメント

単管パイプをつなげて行き、終わりがないこの行為がどんな風に作品として昇華されるのか気になります。

開催場所

イベント情報

宇田川直寛展「パイプちゃん、人々ちゃん」

開催期間

2018年7月18日(水) 〜 8月10日(金)
※日曜休館

オープニングパーティー

2018年7月18日(水)

開催時間

11:00〜19:00

オープニングパーティー

19:00〜20:30

料金

入場無料

オフィシャルサイト

写真一覧