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大人も子どもも楽しめる体験コーナー盛りだくさん!「赤と青のひ・み・つ 聖なる色のミステリー」開催

2018年6月30日(土) 〜 2018年8月26日(日)

ポイント!
  • 古代の美術品を「赤」と「青」に分けることで色のエネルギーを感じとる
  • 様々な体験コーナーでもっと楽しめる!
  • 夏の自由研究のヒントになるかも!

埴輪 舞踏人物 古墳時代 6世紀 MIHO MUSEUM蔵
埴輪 舞踏人物 古墳時代 6世紀 MIHO MUSEUM蔵

MIHO MUSEUMにて、2018年6月30日(土) 〜 8月26日(日)、夏季特別展「赤と青のひ・み・つ 聖なる色のミステリー」が開催される。

世界の美術品を「赤」と「青」で分けてみた

魚形容器  東地中海地域あるいはイタリア 1世紀 ガラス MIHO MUSEUM 蔵
魚形容器  東地中海地域あるいはイタリア 1世紀 ガラス MIHO MUSEUM 蔵

専門的な知識や、高度な洞察力がないと美術館は楽しめない。子ども連れのおでかけに美術館は考えられない。そんなことはない。子どもが大好きな2つの色、「赤」と「青」で世界の美術品を眺めてみると、古代の人びとが地域や文化を問わず「赤」と「青」に特別な想いを持っていたことがわかる。頭で理解するのではなく、色を心でストレートに感じていた古代の人びとの気分を味わうことができる。展示室を1冊の巨大3D絵本に見立て、子どもでも一人で読み進んでいけるような語り調の文章をたよりに、本物の美術品が挿絵となって、古代の赤と青の世界へ誘う。

体験コーナーがいっぱい 観るだけじゃない美術館の楽しみかた

根来瓶子  室町時代 14-15世紀 木製朱漆塗 MIHO MUSEUM蔵
根来瓶子  室町時代 14-15世紀 木製朱漆塗 MIHO MUSEUM蔵

フェイス・ペインティングやアクセサリーで古代の人に変身するコーナー、赤と青のマントをまとって同じ色の部屋に入ってみるコーナー、色のナゾを解き明かすスタンプラリーなど、観るだけでなく体験できる楽しいしかけがいっぱい。また、休日には、色石のアクセサリー作りや、パピルスを使ったコースター作りなど、予約なしでも気軽に楽しめるイベントも行われる。さらに特別企画として、感性を伸ばす様々なプログラムも盛りだくさん。夏休みのこの時期、緑豊かなMIHO MUSEUMで、世界の美術品を身近に体験してみては。夏休みの自由研究のヒント探しにもおすすめ。

開催にあたって

ハトホル形ペンダント エジプト 前16-前11世紀 ラピスラズリ MIHO MUSEUM 蔵
ハトホル形ペンダント エジプト 前16-前11世紀 ラピスラズリ MIHO MUSEUM 蔵

太古の人々にとって、「色」は自然そのものだった。そして、「色」を何かに施すことは、自然のエネルギーをもってする呪術であり、象徴的な意味を加えることだった。やがて美を意識して彩色するようになるが、「色」が今日のように、純粋に「彩る」ことのみを目的とし て使われるようになるのは、中世あるいは近世以降のこと。一方、現代の私たちは自然から離れた場所にいても、自然界で目にする以上に多彩な色に触れることができるようになった。赤と青は、古代世界においてはいずれも信仰と深く結びつき、“聖なる色”と捉えられてい たようだ。また、赤と青は、一般的にあらゆる色のなかで最も強いイメージがあるとされる 2 色であると同時に、一方は動的で他方は静的であるなど、両極の側面を持つ色だとも言える。今回の展示では、古代から近世における日本そして世界の美術品に表された赤と青を取り上げ、人々が古より「色」とどのように関わってきたかを考える。さらに、夏休みスペシャル企画として、おとなもこどもも太古の世界へタイムスリップ。現代の私たちが見失いかけている “色のエネルギー”を心で感じ取れるよう、 様々な体験コーナーやワークショップなどが用意される。

イベント&プログラム

“赤と青のひ・み・つ”わくわくどきどき探検ツアー

  • 開催日:7月22日(日)、29日(日)、8月5日(日)、12日(日)、19日(日)、26日(日)
  • 開始時間:各日11:00、13:00、14:00(所要時間約30分)
  • 対象:5歳〜高校生
  • 参加費:無料(要予約)
  • 入館料:子どもは無料。引率の大人は2名まで無料。

ワークショップI:色石のアクセサリー作り

開催日:7月7日(土)、21日(土)、8月18日(土)

ワークショップII:パピルス紙のコースター作り

開催日:7月14日(土)、8月4日(土)

ワークショップI・IIとも

  • 開催時間:午前の部10:30〜12:00のうち 午後の部13:30〜15:30のうち(所要時間約20分)
  • 対象:小学生以上(保護者同伴の場合未就学児参加可能)
  • 材料費:200円(入館料は別途要、予約不要)

美術家によるワークショップ「赤と青のめぐり合わせ」

草木染めによる絹の布を使った感性のワークショップ。参加者全員で、様々な夢の回廊を作る。

  • 開催日:7月28日(土)、8月11日(土)、8月25日(土)
  • 講師:青島左門氏(美術家)
  • 開催時間:13:00〜15:00
  • 対象:小学生〜大人まで
  • 定員:20名
  • 参加費:1,000円(入館料は別途要、草木染の小布つき、要予約)

高校生の手作りワークショップ「草木染めと小物づくり」

古代より天然染料として用いられてきた貴重な植物、ムラサキを育てている八日市南高校の学生と一緒に、その手づくり染料で布を染め、素敵な小物を作る。

  • 開催日:7月27日(金)、8月8日(水)
  • 講師:滋賀県立八日市南高校の先生と学生
  • 開催時間:午前の部 11:30〜12:10 午後の部 12:20〜13:00(所要時間約40分)
  • 対象:小学生〜大人まで(小学生は保護者同伴)
  • 定員:各回10名
  • 材料費:500円(入館料は別途要、要予約)
ホリデー編集部

ホリデー編集部からのコメント

赤と青で分けながら鑑賞することで子どもたちも分かりやすくなりそう!ワークショップもたくさんあるので親子にピッタリ!

開催場所

イベント情報

赤と青のひ・み・つ 聖なる色のミステリー

開催期間

2018年6月30日(土) 〜 8月26日(日)
※休館日:月曜(7月16日は開館、7月17日は休館)

開催時間

10:00〜17:00 ※入館は16:00まで

料金

一般 1,100円、高・大生 800円、小・中生 300円
※20名以上の団体は各200円割引

写真一覧

  • ハトホル形ペンダント エジプト 前16-前11世紀 ラピスラズリ MIHO MUSEUM 蔵
  • 河馬像  エジプト 中王国時代 前21-17世紀 ファイアンス MIHO MUSEUM 蔵
  • 魚形容器  東地中海地域あるいはイタリア 1世紀 ガラス MIHO MUSEUM 蔵
  • 古染付花蝶文平鉢  中国・明時代 17世紀 景徳鎮窯、染付磁製 MIHO MUSEUM 蔵
  •  ガラス製勾玉  5-6世紀 MIHO MUSEUM 蔵
  • 玉琉璃象嵌帯鉤  中国・東周時代 前4-前3世紀 青銅、金箔、銀箔、エレクトラム、玉、ガラス、水晶 MIHO MUSEUM 蔵 展示7/10~8/26
  • ユーゴ  ベラクルス・メキシコ 600–900年 石、赤色顔料、変性黄鉄鉱 MIHO MUSEUM蔵
  • 脚付雲文耳杯  中国 前漢時代 前206-後9年 木(後補)、漆、青銅鍍金、金、銀 MIHO MUSEUM蔵
  • 乾山色絵竜田川図向付 10客 江戸時代 18世紀 高火度焼成、色絵(上絵付) MIHO MUSEUM蔵
  • 根来瓶子  室町時代 14-15世紀 木製朱漆塗 MIHO MUSEUM蔵
  • 埴輪 舞踏人物 古墳時代 6世紀 MIHO MUSEUM蔵