平坂公園
神奈川県横須賀市若松町3丁目20古くから親しまれてきた坂「平坂」は急勾配が特徴。
「平」には平地・傾斜地を意味し、坂という言葉を加えたことにより急勾配であることを強調したもの。
昔、平坂を含む大地の下部は海で坂の下あたりは湾で、貝塚が発見された。
明治時代、横須賀村と深田や中里、公郷の各村を結ぶ道路は汐入から平坂上を経由して聖徳寺坂に至る浦賀道が利用された。
横須賀製鉄所(海軍工廠)の開設に伴って人口が増加し、平坂路線が開通。
鴨居の素封家若松屋高橋勝七氏が大滝より深田、米が浜に至る海面を、初代三浦郡長小川茂周氏の尽力で海面が埋め立てられ、若松町と小川町が造成。
以後も平坂は交通の要衝として欠かせない存在となった。