ばりそばとは
山口県の「ばりそば」は、子どもから大人まで多くの人に愛されるB級グルメです。油で揚げた中太麺の上に、大きめのキャベツ、キクラゲ、椎茸、タケノコ、海鮮類などが乗せられ、鶏ガラベースで味付けされたあんかけがたっぷりとかかっています。
お店によって具材は異なりますが、山や海で獲れた旬の食材が使われているのが特徴です。調味料を足さずにそのまま味わうのでも十分美味しいですが、山口では酢や酢醤油、ポン酢などをかけることでより味わい深くなると言われています。
リーズナブルな価格でお腹いっぱい食べたい方、ボリューミーな麺料理が好きな方は、山口旅行の際には確実に食べておきたい1品だと言えるでしょう。
ボリューミーなB級グルメとして人気のばりそばですが、麺からスープまで素材はすべて無添加というこだわりのお店も。事前にお店の特徴をリサーチしておきましょう。
長崎皿うどんとの違いは?
長崎の皿うどんと似ているばりそばですが、この2つは味付けや食材などがまったく異なります。
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味付け
長崎の皿うどんが主に「豚骨」ベースなのに対し、ばりそばは「鶏ガラ」ベースなのが特徴です。また初めから酢が入っているスープも。そのためあっさりとした味わいが好みの方は、ばりそばのほうが食べやすく感じることでしょう。 -
食材
食材に関しては、皿うどんと比べてばりそばのほうが具材の種類が多いと言われています。キャベツやキクラゲ、イカなど旬の食材が数多く使われ、お店にもよりますが具材だけで10種類を超えることも珍しくありません。 -
ボリューム
ばりそばの魅力といえば、とにかくボリューミーで食べ応えが抜群なことでしょう。並サイズでも十分すぎるほどのサイズ感で、大皿を埋め尽くす大量の麺にはつい圧倒されてしまいます。
またキャベツをメインとした具材の一つひとつが大きく、野菜だけでお腹いっぱいになってしまうことも。このボリューム感で値段は700~800円程度なので、ヘルシーでありながらコスパ抜群です。
ばりそばを実際に食べてみた!
今回行ったお店は「元祖ばりそば本舗 春来軒 中市店」
JR山口駅から徒歩約10分のところにあるお店で、店内には常連客が多く地元の方の憩いの場となっていました。山口には「春来軒」というお店がいくつかありますが、運営者も味もそれぞれ別です。「元祖ばりそば本舗 春来軒」の特徴は、サラサラのスープと麺を揚げるのではなく焼いている点。焼き加減も、バリかた、かた、やわと3種類リクエストができます。
コメント
今回は、普通サイズを注文したのですが目を疑ってしまうほどのボリュームがありました。パリパリの麺にサラサラしたスープがよく合い、酸味の効いたさっぱりな味わいです。大きくカットされた具材を食べ進めると、段々と麺がスープを吸って柔らかくなり最初とは違った食感を楽しめました。ちなみに、パリパリの麺が好みでない方は柔らかいソフト麺に変更することも可能なので、ぜひ山口のご当地グルメにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。